うつ病日記2004年7月分

7月1日

 相変わらず夜中から明け方にかけて目が覚めるので、「いったい何時なのか」いちいち確認してみたら、午前 2 時と、午前 4 時と、午前 6 時だった。うーん、2 時間おきですか。何だかな。

 

7月2日

 幕張で開催中の "Interop" という展示会の説明員で 1 日出張。あまり人と話をしたい気分にならないのに、見知らぬ他人によく分かっていない商品の説明をする。午前中、特に食事前は少々不安も強かったが、昼食後、薬の効果もあって絶好調。気合の入った商品説明を適当に行う。

 一緒に説明をしている A さんから飲みの誘いを受けるが、体調不良で通院中なのを理由に断る。数年前は A さんとよく飲みに行ったものだが、段々 A さんのお人好しぶり(そのせいでかなり仕事上被害をこうむったこともある)と、彼が周りからからかわれる時に僕もセットにされて一緒にからかわれることに嫌気がさして以来、距離を置くようになってしまった。そうでなくてもあまり今の部署と親しくしないほうが異動しやすいのではないかという目論見もあるのだが、自分が昔と変わってしまったな、という想いに駆られる。

 展示会が終了して、後片付けをしたあとは疲れがどっと出る。当初夕食はどこか途中のレストランででも、と思っていたのだがそれすらもいやになって結局スーパーのお弁当を買って自宅で食べることに。飲みを断ってよかったと改めて思った。まだまだ完治には遠いようだ。

 

7月3日

 革靴を買うのと、FM 横浜の公開放送を観に川崎へ自転車で赴く。昨日の疲れが残っているのでゆっくりと走る。

 FM 横浜の公開放送では久しぶりに生の鈴木まひるさんを観賞。最近お気に入りの DJ なので、うっとり眺めてしまった。だがこの放送のゲストアーティストのファンの女の子が鬱陶しい。結構いらいらさせられるので、適当に観てから帰ろうとすると、駅前にはなんと、沖縄ミュージシャンの喜納昌吉が来ていた。今度の参議院選挙に出馬するので街頭 PR をしていたようだ。せっかくなので T シャツを買い、サインをもらう。なんとなく幸せな気分になってしまった。

 

7月4日

 今朝も変な夢を見た。最初は父親とタクシーで出勤をし始めるのだが途中から地下鉄に乗ったかと思うとなぜか富士山の地下へ進み、少年ジャンプの車田正美の漫画のキャラクターと一緒に難関を潜り抜けていくというものだった。うつ病になると悪夢を見ることが多いと聞くが、これもその一つだろうか。何かすっきりしない夢である。

 そうはいっても朝もゆっくりだったので今日こそは、と「マイノリティ・レポート」を観賞する。面白く観ることは出来たが上映時間が長いのと、SF 用語が出てきたりするので英語字幕を読み取るのに苦労し、見終わったあとは疲れてしまい、30 分ほど寝てしまった。

 

7月5日

 昨晩も変な夢。こう毎晩変な夢を見ると、いささか精神が参ってくる。というか精神が参っているからこんな夢ばかり見ているのだろうけど、ちょっとうんざり。

 月曜は精神的に疲れるので薬が頼りだったが、効果の切れかかる 19 時辺りになって F 課長が仕事の打ち合わせを始める。ちょっと不安感がよぎり始めるが、何とか持ちこたえ、仕事自体は次の日の午前中に行うことにする。全く病気のことを話しているのに気の利かない課長だ。だから体育会系の人は嫌いなんだ、と改めて思ってしまった。

 

7月6日

 昨晩は夢は見なかったものの、なんと丑三つ時の 2 時過ぎに目が覚めて寝られなくなってしまった。睡眠に不満というのが一番つらい。

 CS の I さんと TEL で仕事の話をしていたら、I さんも会社の診療士と面談する破目になってしまったという。話を聞いている限りではうつ病までいっていない感じだが、ストレス過多なのは間違いないだろう。I さんに Web でのうつ診断プログラムを紹介してあげる。

 

7月7日

 珍しく朝会社に出かけるときは気分がよかったのだが...。

 職場で Web のデモサイトのテストを行っているとまた F 課長が先走りの案を持ち出してくるのでちょっと精神的に不安定になる。頼むから黙っていてくれ! と言いたくなってしまう。

 午後は出張に出てしまう人も多くなりようやく落ち着けるかな、と思ったら H 部長は出張しないし、派遣社員の S さんが PC のメッセンジャーがうまく動かない、といってくる。「メッセンジャーなんか知らんよ」と言いながら(大体会社でメッセンジャーを使っていいとは言っていないはずだが。使っていけないとも言っていないけど。)、無視していたがあまりにうるさいので PC の設定をちょっとだけ変えて使えるようにしてしまう。これでウイルスに感染してももう知らない。

 おかげで何かいらいらしてしまい、すっかり仕事を推進する気力が失せてしまう。

 

7月8日

 どうも先週の展示会でのストレスが原因か、いらいらする度合いが高くなっている気がする。本日も午前中はなんとなく不機嫌。まあ何とか仕事は出来ているので良しとはすべきだが、本当は仕事したくない気分。

 午後は打ち合わせで都内の販売会社へ出張。これも病気のせいかここ 1 週間、午後になるとテンシヨンが高くなってしまう。症状が悪化しているともいえるかもしれない。打ち合わせの後おでんを食べに行く話が出るが、医者から「お酒を控えるように」言われているので、お断りをする。「最近体調不良で」というと大体「どこが悪いの」と聞かれるので正直に「軽度のうつ病だ」と答えることが多い。(人を見て言わないときも多いが。) でそのときの反応を見てみると、やはりうつ病に対する認識が低い人が大半であるが、それでも言葉の言い回しのうまい人と下手な人がいるな、と感じる。今日打ち合わせに同行していた派遣社員の M さんは申し訳ないがあまり知性の高くない女性なので、後々考えるとかなりぐさっとくる言い方をしていた。原因となっている H 部長を擁護しているようにも取れる言い方だった。もちろん当人にそういう意識はないのだろうが。家に帰ってくると疲れがどっと出た。あと 1 日何とか頑張れば休みだ。でも明日も打ち合わせが 1 つある...。

 

7月9日

 今日はもう朝から仕事をやる気が起きなかった。頭の回転は悪くはないのだが、脳内のエネルギーが尽きている、という感じで、神経を集中する仕事にとりかかろうという気がしなかった。社内に余り人もいなかったので、1 日、PC の勉強(最近 Linux の勉強をしている)をしたりして何とか乗り切った。また、何人かの方と仕事上の軽い話をする時間があったのも幸いして、時間をもてあます、ということはなかった。

 午後の打ち合わせも 30 分ほどで終わり、自分の出番もほとんどなかったのでほっとした気分。

 しかし、今回も打ち合わせを含め、社内の IT 関連の事務局を務めている僕の元上司の R 課長、評判が悪い。僕自身が最近ぼろくそにけなしているくらいである。IT 推進責任者の癖に PC はあまり使えないし、Windows のセキュリティホールについても疎い、以前などウイルスが部門内で拡散しているときにも「自分の担当ではないから」と涼しい顔して帰宅してしまったくらいである。(結局そのときは見かねた僕が夜遅くまで駆除作業を行っていた) だが自己保身がうまく、上には調子がいいため、いつもこの手の事務局長を任命されている。見ている限りプロジェクトがうまくいった試しはないようだが。今回 Web がらみのプロジェクトを立ち上げたようだが、僕が入ると鬱陶しいのかメンバーに入れてもらえなかった。メンバーに入っている R 課長の部下の S さんもあまり関心がないらしく、プロジェクトキックオフ会議はわざと欠席だそうである。どうなるかは興味津々だが、そんな年配者の自己保身で業務をされてはたまらない。うちの職場はそういう人が多すぎる。そんな人たちのせいでこっちが病気になるなんて腹立たしくてしょうがない。

 

7月10日

 今日は通院の日。ここ 1 - 2 週間症状が悪化している感じだったので、その辺のことを医師に説明すると、睡眠薬のユーロジンの量が増えることになった。医師曰く、「とにかく睡眠がきちんと取れるようになれば少しは症状が改善すると思うのですが」とのこと。僕もそういう気がする。少しはストレスに対する力も復活してくると思う。一応次回の診察も 2 週間後にしておくが、万が一の場合は TEL で予約を入れて次週も診察してもらえるようにしておく。でも次週は組合活動で南足柄の草刈りに行かなきゃならないんだけど...。大丈夫かな。

 午後は招待券をもらったので、近所の市民ミュージアムへ。今日は小原孝さんのピアノコンサートがあるので、それを観に行ったのだ。ミュージアムの展示部分はうつ病の症状が今ひとつ良くないせいか見ていても面白くなかったが、コンサート自体は(お尻が痛くなったものの)良かった。只、やはりピアノの美しい調べを聞いている最中にもついつい「どうして自分はこんな病気になってしまったんだろう?」とか、「会社、いやだな。」とか考えてしまっていた。コンサートが終わり、自宅に着くとやはりほっとしてしまった。

 

7月11日

 昨晩、ユーロジンを 2 錠飲んで寝たが、やはり深夜 2 時に目覚めてしまった。がそのあとがすごかった。途中目が覚めかけるがすぐにまた寝てしまう、というのを繰り返した結果、目覚めたのが 9 時だった。昨晩は 22 時 30 分に寝てしまったので 10 時間以上寝ていることに。起きた後も頭がボーっとしている。ちょっと変な意味で薬が効きすぎかもしれない。まあもう少し様子を見て、効き過ぎる様だったら 1 錠半に減らしてみようかと思う。

 本日は参議院選挙の投票日だったので投票に行き、買い物に行く。なんか本を買いたいな、と思いつつもいつも「これだ」というのを見つけられなくて何も買わないで帰ってくるのだが、今日もそうだった。PC の Linux の本も高いし、自宅にしろ、会社にしろテスト環境が整っていないので買うのに躊躇してしまう。今後 Linux を学ぶ必要があるようには思っているのだが。

 午後はやはり昼寝。脳が睡眠を欲しているときは寝るに限る。今日も映画は観れなかったが、健康には変えられない。もっと復調してから観た方が楽しいだろう。

 そういえば、なぜ僕が H 部長を苦手とするようになったかを書いていないような気がする。話は数年前に遡る。そのとき僕は役職についていないただの社員で営業部門の商務的な業務を行っていた。(今とはだいぶ業務内容が異なっていた) そのとき当時の上司の HT 課長から何故か一人の派遣社員の面倒を見る破目になってしまった。彼女は営業サポートのための CAD による設計図面の作図という名目でうちの部署に採用されていたものの、部門自体がそういう想いだけあって CAD で作図できる人なんかいなかったため実業務は CAD による作図よりは統計作業とかのほうが多くなりがちだった。(念のため言っておくが厳密には労働派遣法上違反な行為である。元々 CAD による作図を求めて雇用しているわけだから。) 僕が面倒を見るようになってからは僕自身が意識したこともあって CAD による図面作図の仕事が増えるようになっていったのであるが、あるとき H 部長(そのときは課長職)が何らかの書類作成(多分販売数字作りかなんかの資料だったと思う)を彼女に直接指示してきた。僕にも通さず、当然 HT 課長にも通さずである。派遣社員の面倒を見るようになっていろいろ本とかで労働派遣法のことを学んだ僕としては、彼女から「こういう仕事を H 部長(課長)から依頼されたんですけど」と相談されたとき労働派遣法に違反しているな、と思い(また当時僕が彼女に密かに好意を抱いていたというのもあったのであまり当初の契約の話と違う仕事はさせたくなかったのである。彼女は既婚者ではあったが。) H 部長に抗議をしたのである。そのとき、H 部長はなんと逆切れして「お前社員の癖に何様のつもりだ」とか「それが上司に対して言う言葉か」など、今で言うパワーハラスメントを僕に浴びせかけてきた。つまり自分の指示が絶対正しい、というわけである。結局そのときの結果がどうなったかは覚えていないのだが、そのあとものすごく胃が痛くなり、今回と同じくうつ病的な状態が 1 - 2 週間続いたと思う。当時は両親と同居していたせいもあって医者に行くなんて事は考えられなかったのだが、今になってみると、そのときに軽度のうつ病になっていたのではないか、と思っている。当時はまだ 20 代だったせいか時間の経過と共に何とか自力で克服できたが、それ以来 H 部長は苦手になってしまった。いや、苦手というよりは、近寄るな、という感じになってしまったのである。正直言えばどこか別のところに行ってくれ、僕の前に姿を見せるな、とすら思っているくらいである。

 

7月12日

 昨晩も深夜 2 時に一度目を覚ます。ユーロジン 2 錠も効果は無しか。それどころか明け方なんとなく目の覚めた状態になって、「 6 時ごろかな」と思って時計を見たらまだ 4 時。全然睡眠障害が改善しない。よっぽど会社に行きたくないらしい。

 会社に行ったら行ったで、販売統計の数字違いのことなどでいきなり周りに振り回されっぱなし。落ち着けたのが午後 2 時になってからだった。かなり精神的に堪えた。この販売統計の数字も人によって読み取り方が違うからどれが正しいのかさっぱりわからない。いったいどれが正しいんだ!!!

 夕方、同僚の K さんが新製品のネーミングのことで話を振ってきた。正直人と話したい気分ではないのにいろいろ話しかけてきて、鬱陶しい。新製品のネーミングなんかどうでもいい気分。そんなのに拘っている限り売れないぞ、と密かに思う。

 

7月13日

 久々に深夜 2 時の起床がなかったせいか( 4 時はあった)、昨日よりは気分がいい。そうはいっても、情報セキュリティの洗い出しはやはり疲れるので適当に休憩を入れる。あまりに書類のファイリングがめちゃくちゃなので「適当なところで調査を辞めよう」と心に決める。どうも他部署も苦労しているらしい。

 明日は有休休暇をとったので、少しゆっくりできる。うつ病には休養が大切だ。

 

7月14日

 休みだというのをすっかり忘れていて目覚ましを解除するのを忘れていた。おかげで目覚まし代わりの FM ラジオがいつもの時間に鳴り響く破目になってしまった。しかし、やはり脳は休養が必要だったせいか、そのままうとうと寝続け、起きたのは 9 時だった。朝 4 時に一度起きたことを除けばまずまずという気がする。

 髪の毛が伸びてきたのでたまには床屋に行こうとしたら、定休日。そのまま近所の本屋で本を物色し(でも結局買わなかった)、中華料理屋で昼食を食べてから帰宅。また昼寝をする。こういうダラダラした生活も大切だ。

 

7月15日

 また、深夜 3 時に目が覚める。やはり休みのあとの会社は行きたくないらしい。会社に行くこと自体がストレスになっている。

 夕方は定例の組合の連絡会。これがまた長くて辛かった。ちょうど薬の効果も弱くなる時間だ。心の中で「早く終わらないかな」と思っていたが、結局 1 時間以上も続いた。

 家について、TV を点けると、何か映りがおかしい。最初は午後の突然の雷雨のせいでアンテナがおかしくなったかと思っていたが、ビデオ入力にしても症状が変わらない。購入して 12 年、ついに寿命がきたようだ。先日 PC の購入をネット通販で行ってしまったばかりなので、費用の捻出でまた心配事が増えてしまった。

 

7月16日

 相変わらず睡眠障害は続いている。今朝は4時に目が覚めた。

 週末間近だというのに弾まない気分で会社に行くと、部署の人間がかなり社内にいて窮屈なので、憂鬱度合いが高まる。いつもなら出張に出てていないのに...。幸い、グリップハンドの山野さんが別の仕事の用で事務所にきていて僕の所に寄ってくれたので、午前のお茶休憩が出来てほっとした。なんか山野さんが女神に見えてしまった。

 H 部長が I, F 両課長にひそひそ話をしているのが聞こえてしまった。今、うちの会社はいろいろ組織変更を繰り返しているが、どうも次のターニングポイントが 9 月 28 日にあるらしい。思わず「 H 部長と離れられますように。今の部署から抜け出せますように。」と祈らずにはいられなかった。

 午後の会議も無事に終わり、とっとと帰ろうかと思ったら、昨日に続いて雷雨。社内に人も多く帰りづらい雰囲気なので、1 時間ほど残業をする。その頃には雨も止んでいた。明日は組合で草刈りに行かなくては...。ため息をついてしまう。

 

7月17日

 なんとなく熟睡できないくせに、起床時間の 5 時 45 分に起きるのが辛い、という困った状態で今日は始まった。

 とは言うものの、山の中で、誰とも話さず黙々と汗をかきながら雑草の草刈りを行うのは、肉体的には疲れるものの脳の気分転換にはなったようである。なんだか心地よい気分になっている。普段ならこういう組合の行事、しかもボランティアなんか絶対と言ってもいいくらい参加しないものだが、今回は参加して正解だったと思う。ただ来年はパスするだろうけど。(笑) 帰りに床屋にも行ったのでさっぱりした気分である。

 

7月18日

 昨晩も熟睡感がなかった。ストレスに加えて、室内の暑さも関係しているのかもしれない。寝る前にはだいぶ室内の気温を下げてはいるのだが...。それと朝起きると、昨日の草刈りの影響が早くも体に現れていた。腕を中心に体が痛い。筋肉痛である。

 こんな日はあまり無理せずボーっとしていたかったが、洗濯物も多いし、掃除もしなければならないし、と忙しい。掃除が終わると、川崎のヨドバシカメラに出かけた。TV を買い換えないといけないため、下見に行ったのである。これも若干気力を要したため、原付のスクーターで川崎駅へと向かった。自転車で行ったらまた症状が悪化していただろう。原付のスクーターだから楽である。

 当初は年末にボーナスで地上波デジタル内蔵 TV を買おうと思っていたが、予定が狂ったので予算の都合もあってハイビジョン対応のワイド TV にグレードダウンすることにした。TV 売り場で候補に決めていた TV をチェックしてみると、カタログのスペックとは裏腹にどうも映像のクオリティが今一つであった。むしろその機種の前の型に当たりスペック上劣っているはずの TV のほうが、映像のクオリティが良い様に思えてしょうがない。1 時間ほど迷った挙句、旧型機を購入することにした。こういう決断だとうつ病になっていても苦にならず楽である。重大な決断ではないからだろう。

 その後本屋に向かい、漫画家の藤臣柊子さんとその編集者の大原広軌さん共著の「精神科に行こう!」という本を購入。二人とも精神の病と戦っていて、その闘病の記録を軽いタッチで記述しているようである。うつ病の何が最大の問題か、というと「自分の考え方がものすごくネガティブになっていく、そしてそれが永遠に続くように感じられる」点ではないだろうか。そういった意味では他人のうつ病の闘病記というのはとても参考になる。ネガティブな考えが軽減される感じである。

 その後 TV は即日配達サービスのお陰(しかも送料無料)で夕方には購入した機種に切り替わっていた。さすがワイド TV 、DVD やレーザーディスクの映画を観るには最高だ。でも普通の番組を見るには画面小さくて泣けてくる。

 

7月19日

 昨晩も 3 時に目が覚める。トイレに行き、再び寝てしまった。だが、6 時過ぎからはなんとなく半覚醒状態になり、気分がすっきりしない。それどころか筋肉痛が昨日よりひどくなっていて横になっているのも辛い。それでも 8 時過ぎまではダラダラとベッドに入っていた。

 せっかく TV を買い換えたのでメル・ギブソン主演の「サイン」を観賞しようと思ったが、やはり観始めてすぐに眠くなってきた。体の欲求には逆らえないので今日も昼寝。暑いせいもあるのだろうが、薬の影響と睡眠障害の影響が複合しているのだろう。なんだか「三年寝太郎」になった気分である。(余談だが、「三年寝太郎」の話は、うつ病の話だという説があるそうだ。思わず「へえー」と驚いてしまうが納得してしまう話ではないだろうか。) その代わり、夕方に「スタートレック:エンタープライズ」を観賞出来たので、多少は気分がよくなった。

 

7月20日

 やはり会社に行く日になると熟睡度が極端に低くなる。昨晩はまた変な夢を見た。なぜか知らないが、ドリフターズと一緒に観光バスに乗って温泉に行く、という夢だった。確かに子供の頃は「 8 時だよ、全員集合」をよく観ていたが、今となっては思い入れがあるわけでもないし、何でドリフターズなのか、理解に苦しむ。( DVD の BOX を買ったわけでもないし。)

 会社では相変わらずイライラ度が高くなる。イライラさせるものの一つに携帯電話の着信音がある。正確には着声、である。いい歳したおじさんたちが携帯の着信音を「電話だよー」とか「仕事の電話が入ってるよー」とかの音声合成の着信音にしていて、それをしょっちゅう聞かされるのである。これがかなり癇に障る。ゲームの音声のようなトーンで、自然な声ではないからだろう。せめて着メロぐらいにとどめてほしいと思うのだが、そのような着声で喜んでいるおじさんたちを見ていると、思っているよりも自分の周囲の人たちの精神年齢は低いようだ。

 

7月21日

 昨晩、いつもより酒を多く飲んだので(といってもビール 1 缶 + 焼酎グラス半分だけ)、布団に入ったらあっという間に眠りにつき、久々に熟睡、と思って目を覚ましたら、まだ 3 時 40 分だった。そこからまた寝られなくなり、不愉快な気分で朝を迎える破目に。

 しかし、会社に行ってみると今日は周囲が静かだったので変にストレスを溜めることもなく、穏やかに 1 日を過ごすことができた。ついでに誰も社内にいないのをいいことに残業もあまりせず早めに帰宅。こういう日々が続くといいのだが。

 

7月22日

 昨晩も酒を飲み、布団に入ったらあっという間に寝てしまい、起きたらまだ深夜の 1 時前。トイレに行って再び寝たら熟睡でき、久しぶりに気持ちのいい朝を迎えられた。

 午前中はまあまあな精神状態だったが、午後の遅い時間に S さんのところに Web に掲載する映像データの相談をしに行ったら、S さんの機嫌が良くなかったらしく癇に障るしゃべり方をしていたので、僕も頭にきてしまいまたイライラの状態に。ちなみに S さんも(周囲はあまり知らないが)精神の病で半年ほど会社を休職していたことがあるので多少はその辺のことは気遣い出来そうなものだが、時々頭にくる言い方をすることがある。面白い性格の人なのだが、こちらも状態が完全じゃないので、少し配慮してもらいたいな、と思ってしまった。一度イライラが始まるともう仕事をする気が起きなくなってしまう。今日もそのままフェードアウトという感じになってしまった。

 夕方の組合の連絡会も例のごとく長くて疲れるが、最後にちょっと驚く情報が流れてきた。以前書いたと思うが、現在僕のいる部署はリストラ(名目上は早期退職者募集)を実施しているが、どうも会社の思惑通りに退職者が現れないらしい。噂では目標退職人員の 1/4 しか早期退職する人がいないとのことだ。そこで、部課長職以上のみ、この募集期間の延長を行うそうだ。社内の部課長職の人たちの多さと、その無駄な仕事振りに苛立ちを感じている僕としては、もう少し部課長職の人員の整理がされるといいのに、と思ってしまった。(もちろん彼らに家庭があることは十分承知しているが、彼らを庇ってしまうと今度は自分の身が危なくなりかねないので、同情は出来ないなと思っている。それにこういう状態にした原因の多くは彼らの世代にあるわけだし。) ただし、今のところ部課長職で肩叩きにあった人たちは結構しぶとくしがみつくつもりらしいので、リストラは今後も思うように進まないようだが。

 

7月23日

 昨晩は、組合の活動のおかげで家に帰るのが遅く、また洗濯物のアイロン掛けをした関係もあって就寝時間が遅くなってしまった。すっかり疲れてたので熟睡できるかと思ったら例のごとく変な夢に悩まされた。

 夢の中で僕は実家の近くの 4 畳半ぐらいの部屋で TM NETWORK 及び B'z の松本孝弘と飲み会をやっていた。飲み会のメンツに奇妙なものを感じながらも僕は大量に酒を飲んでいた。深夜に飲み会は終わり、実家に自転車で帰ろうとするが、何故か途中で都心の高層ビルの一階にある珈琲ショップに立ち寄ったりしているうちに朝日が昇ってきた。時間を確かめると朝の 3 時。まさか夢の中でまで午前 3 時が朝になるとは思ってもみなかった。なんだか自分の脳の機能の異常が実感できる夢だな、と頭の片隅で思いながら半覚醒状態で寝ていた。

 当然朝の気分は最低だった。ただ今日は業者との打ち合わせのため直接都内に出張することにしていたのが幸いだった。都内に出かける途中は頭に霞がかかったような状態で「うつの症状が悪化したか」と思ったが業者の事務所につき、打ち合わせを始める頃には薬も効いてきて普通に打ち合わせも出来た。

 その後昼食を挟み 2 時頃業者の事務所を後にした。一応会社に帰るためである。しかし列車の車両故障により途中駅で 1 時間もロス。もともとあまり会社に帰りたくない気分なのでかえって都合がよかった。今日は定時退社日なので残業なく家に帰れるし、会社にいる時間が短くて済む。

 会社に戻り、1 時間半ほど軽い作業をした後、定時退社日をいいことにとっとと会社を後にした。

 

7月24日

 今朝は 5 時半に目が覚めると、眠れなくなった。「このまま早起きしようかな」と思ったが、やはり早すぎるので横になっていたら 6 時半ぐらいからまた寝てしまった。お陰で体調は平日よりいい感じである。

 今日は通院の日なので、夕方病院に行く。病院の入っているビルの上の階にはマンションのモデルルームがあるため、ビルの入口でいつも看板持った人が立っていてモデルルームへの案内をしている。いつも通院するときこの人たちを見るのだが、特に勧誘するわけでもなく、ただじっと立っているだけなのでちょっと不気味である。なんとなく病院に入りづらい。

 診察中、相変わらず眠りの質が悪いことと、変な夢をよく見ることを告げると、さらに 1 種類薬が増えてしまった。今度はリボトリール、という薬でやはり就寝前に飲む薬である。これで神経の興奮を抑えて、変な夢を見難くすることが出来るようだそうだ。本当にもう少し睡眠の質が向上してもらいたい。この夏がかなりの猛暑ということもあるので気をつけないと精神どころか体調そのものも崩しかねないからだ。今のところ無理をしないようにしているため、体調は万全だが十分注意するに越したことはない。

 

7月25日

 昨晩寝る前にリボトリールを飲んだのだが、横になったらなぜか家族と軋轢を起こしているシーンを考えてしまい、むしろ精神不安定に。おい、大丈夫か、この薬。

 でもその後は朝の 5 時半まではそのまま寝ることができた。また眠れなくなったが、なんとなく暑かったのでエアコンを 1 時間だけ入れたらまた寝てしまった。

 昨日ネット通販で購入した DELL の Dimension 4600C が到着していたので、今日は 1 日セットアップ。さすがに手間がかかって1日では終わらなかった。また来週末に続きを行うことになりそうだ。仕事で使うわけではないから、気楽にセッティングを続けられる。

 夕食は久しぶりに自炊。といってもただの野菜炒めだが、キムチソースで味付けしたため韓国風の雰囲気が出てうまかった。ここのところスーパーの惣菜ばかりでさすがに飽きていたせいもあるのだろう。

 

7月26日

 2 - 3 日前に、「精神科に行こう!」を読み終わった。最初は結構笑いながら読んでいたのだが、最後のほうになってくると、ふと自分のことを考え出し、「なぜこんなになっちゃったんだ?」と思ってしまった。でも病気になっているのは事実だし、とにかくストレスをできるだけ減らして治療に専念しない限り完治はしないんだろうな、と考える。著者の方々も苦労が多いようだが、現実を受け入れているみたいである。僕も現実は受け入れるべきであろう。まあ大体は受け入れているつもりだが。

 通勤時に佐野元春のニューアルバム「The Sun」を聴く。いいアルバムだ。5 年も待たされた甲斐があったと思う。会社で仕事をしているときにも何曲かが頭の中でぐるぐる駆け巡っていた。そのせいか、今日は気分がいい。夕方の組合の活動でも珍しく滑舌がよかった。自分でも「どうしたの?」と驚くぐらいだ。リボトリールが効いて変な夢を見なくなったせいもあるのかもしれない。まだ予断は許さないと思うが。

 

7月27日

 7 月 23 日に引き続き業者との打ち合わせで都内へ直行。1 日で 2 社と打ち合わせである。何故か 1 日中やたらとトイレに行きたくて困ってしまった。職場に行かなくていい安心感か、それとも逆に業者と打ち合わせすることすらもストレスになっているのか。

 午後 4 時頃には打ち合わせ(と職場に関する談話)が終わり、会社に戻ろうかとも思ったがどうしてもやらなければならない仕事もないし、定時前後に帰着することになってしまうため、「無理に会社に帰る必要もない、そういう変に生真面目なところがうつ病を発病する原因なんだ」と自分を納得させてそのまま本屋で時間をつぶした。

 かなり早い時間に家に到着し、会社の携帯電話を見ると着信履歴が残っている。定時後にかかってきたらしい。F 課長からである。「いやだな」と思いつつ折り返しの TEL を入れるが、留守電になっていてつながらない。一応留守電に「何か用ですか」と入れておく。まあ大したことではないと思うのだが、心配性の僕は不安でしょうがない。こういう性格は損である。こういった性格もうつ病になりやすい一因なのだろう。

 結局 TEL はかかってこなかった。なんだったんだ?

 

7月28日

 薬のせいか、朝の起床がつらくなってきた。目覚ましが鳴ってもなかなか起きれない。

 職場にたどり着くと、いろいろかたづける仕事があって、あっという間に午前が終わる。F 課長の用件は、メールで夜中の 1 時半頃に入れてあったので「面倒だな」と思いながらも処理する。

 午前中がんばってしまったせいか、午後は眠くてしょうがない。何とかお茶とか飲んで寝ないよう努力する。評判の悪い R 課長なんか自分の席で堂々と寝ているらしいが、いい気なものである。

 午後になると出張から戻ってきた人たちで若干騒がしくなる。その人たちの話(仕事の話や、今後の会社の方向性についての噂など)を何気なく聞いているうちに、不意に不安感がこみ上げてきた。昼に薬を飲んだばかりだというのに...。何とか我慢して定時まで仕事をする。

 帰宅しようと会社を出たとき、たまたま CS 部門の G 課長と出会ったので駅まで話しながら帰宅。残念ながら、秋の僕の職場異動はなさそうである。僕の想像以上に社内の改革が予定されているらしい。当初予定していたリストラによる改革が事実上失敗してしまったのも影響しているのだろう。だから H 部長とはまだまだ顔を突き合せないといけないみたいである。そう考えたら気が滅入ってきた。自分のやりたいことは分かっているのに、会社側の無理解によりその業務ができず、自分の不得意分野ばかり全力を尽くして業務遂行を行ってきた。もうそれも限界なのかもしれない。うつ病になり、薬の助けがあるおかげで何とか日常生活を送れているとはいえ、正常ではないこの状態。いい加減自分の歩いていくべき道を定めさせてほしい。

 

7月29日

 昨晩の落ち込みが継続するかと思われたが、午前中はきわめて冷静な状態だった。

 午後、トイレに行く途中、別の部署の M さんが声をかけてきた。彼は以前組合の執行委員をやっていたこともある人物だ。

 「元気かい?」

 「元気ないですよ。」

と僕。

 「今の職場が合わないのか?」

 「ええ、体調もよくないですし。」

 「心の?」

 「ええ。薬飲んで何とか無理している状態で。」

 「まあ何となく分かっていたけれどもね。あまり溜め込み過ぎないようにな。」

という会話を交わした後、僕はトイレに向かった。トイレに入ると、なぜか涙が滲んできた。それから午後は精神状態が不安定になってしまった。すぐにでも薬を飲みたい気分だったが、昼食後に飲んだばかりだったので、何とか我慢した。そして仕事を続けた。仕事といっても本来僕が行うべき仕事ではない。ただ誰も手を出さないのと、自分の仕事も思うように進まず、やることがないために手を出しているだけの仕事である。ますます自分が何をやっているのか分からなくなってくる。

 夕方組合の仕事をして、帰宅し、夕食をとるとようやく心が落ち着いてきた。自分一人しかいなくても愛しい我が家、といったところだろうか。

 

7月30日

 今日は有給休暇を取った。1 週間前から申請していたのだが、今の精神状態では幸いだった。朝も 9 時過ぎまで寝ていてまだ寝てられそうだったが、朝食と薬を飲まないと、という思いだけで起床した。

 あとは 1 日かけて新 PC の整備。ようやく完了する。少しだけ心が落ち着いてきたように思う。

 

7月31日

 今朝も 9 時頃まで寝てしまった。昨晩 23 時に寝ているから 10 時間の睡眠だ。薬を飲んでいるにもかかわらず久しぶりに夢を見た。家族(両親と弟)で母方の実家に行く夢だ。でも母方の祖父と祖母はもう 10 年以上前にこの世を他界しているから奇妙な感じである。母方の実家からの帰りに僕は弟と何か険悪な状態になっていた。実生活ではさほど折り合いが悪い訳でもないのに...。

 さすがに散々寝たから DVD でも観るか、と思ったのだが「ボーン・アイデンティティ」を観始めるとまたまた睡魔が襲ってくる。で結局 DVD 鑑賞断念、また昼寝に入ってしまった。本当我ながらよく寝られるものだと感心する。1 日の半分近く寝てしまった。起きた後飲んだ紅茶が美味しかった。