Perfume 3rd Tour 「JPN」福岡国際センター

2012年2月12日

 僕がPerfumeを知ったのは多分他の人と同じくNHKで大量放映されていた「ポリリズム」だろう。最初はちょっとお金出すのにも勇気がいって、CDを買わずにいたのだが、次第に曲が好きになっていくにつれてCDも買うようになってきた。

 

 そんな中、3rd Tourである「JPN」が全国のアリーナクラスで開催されるというニュースを聞いて、一度観てみたいと思うようになった。それでまずはプレイガイドのチケット先行予約に申し込んだのだが外れてしまい、一般発売では申し込み画面すら拝めずにチケットゲット出来ずにいた。

 

 それで諦めようと思ったのだが、ふとYahoo!オークションを見ると結構いっぱいチケットのやり取りがされている。前にYahoo!オークションで佐野元春のチケットの値の釣り上がり方に驚いて止めた身としては、ちょっと戸惑いもあったが、とりあえず南3F立見席だが入手することができた。熱烈なファンというわけでもないからアリーナはちょっと気恥ずかしい。後方の席というところに自分の立ち位置があるような気がした。

 

 当日を待ちわびて、日数を指折り数え、当日は少し早くに家を出た。ちょっと買い物もしていこうと思ったのだが、天神のTSUTAYAで「Complete Best」を安く入手でき、気分が良くなっていた。

 

 開場時間である3時には福岡国際センターに到着しようと、天気のいい福岡の空の中、天神から歩くと、すでにグッズは売っているし、入場も始まっていた。先にパンフレットとチョコレートを買い、いい席確保しようと早々に会場に入った。

 

 立ち見の位置は、ステージを正面に見る格好の位置。ステージの構成にもよるのだが、意外に近い感じがした。ステージは北を背に一面使っていて、真ん中には花道。花道の先にはアリーナの真ん中でステージがあり、またそこから左右に花道とステージがある格好。つまり南席から見ると「エ」の格好をしているといえば分かりやすいか。「エ」の下側のステージがアリーナの真ん中を分断している格好なのである。北側のステージの左右には大型モニターがあり、時々スポンサーであるキリンの「氷結」のCMが流れていた。それ以外はテクノビートのような音楽がずっと流れていた。

 

 事前に調べた所では会場である福岡国際センターは5000人程度入るらしい。それでも東京の武道館から比べても狭い印象をうける。これなら立ち見でも十分楽しめそうとの感触を得た。それで場所確保の後、iPhoneで暇を潰していた。

 

 開演時間少し前からすでに観客は手拍子を打って3人を呼びだそうとしていたが、実際に開演したのは4時7分。場内が暗くなり、中田ヤスタカの作曲したインストが流れた後、オープニングが始まった。

 

本編

  1. THE OPENING
  2. レーザービーム
  3. VOICE
  4. エレクトロ・ワールド
  5. ワンルーム・ディスコ
  6. MC 1
  7. Have a Stroll
  8. 時の針
  9. 微かなカオリ
  10. スパイス
  11. インストルメンタル「JPN」(MUSIC BY 中田ヤスタカ)
  12. GLITTER
  13. メドレー(シークレットシークレット〜不自然なガール〜Take me Take me〜love the world〜I still love U〜575〜Baby cruising Love〜シークレットシークレット)
  14. MC 2
  15. ポリリズム
  16. PTAのコーナー
  17. FAKE IT
  18. ねぇ
  19. ジェニーはご機嫌ななめ
  20. チョコレイト・ディスコ
  21. My Color

 アルバムと同じ展開で始まったのが「THE OPENING〜レーザービーム」。Perfumeの3人はステージ上にあるスクリーンの中から出てきて、階段を降りてステージに立つ。「レーザービーム」では実際に効果としてレーザー光線がフルに発揮され、魅力的な演出だった。続けてアルバムとは違って「VOICE」、「エレクトロ・ワールド」と続く。「エレクトロ・ワールド」では、ただのオブジェと思っていたステージ上のスクリーンに映像が映し出され、幻想的な展開を見せる。

 

 「エレクトロ・ワールド」が終わると最初のMC。Perfume恒例の挨拶に始まり、「福岡は観客席が近い」を連発していた。そしてステージ上をゆっくりと回りながらすべての観客に見えるように練り歩きつつ、観客を弄んでいた。その中に韓国から来た客もいれば、高校生の息子と親父のコンビ、変なお面を着けたアベック、東京ドーム公演のステージ衣装を真似たコスチュームをしたファンなどなど沢山いた。それらを笑いの渦に誘いながら、3人はこんなに来てくれたことに改めて感謝していた。

 

 長いMCが終わると、続けてアルバム「JPN」からの曲が続く。3人も衣装を変えて、それらの曲を華麗に踊っていく。Perfumeのライブは3人がマイクを持ってはいるが、口パクだと聞いたことがある。実際踊りの激しさを見ていれば、生声を出していては呼吸がゼーゼー言ってしまい、まともに歌えないのではないかと思うぐらいの素晴らしさであった。「スパイス」がこのパートのラストになっていたのは意外。と言うかアルバム聴き込んでいるためにどうもコンサートラストの曲に勝手に認定しているフシがある。

 

 「JPN」からの曲が終わると3人は一度ステージから引っ込み、中田ヤスタカがツアーのために作曲したインストルメンタル曲が流れる。この時はステージ上のスクリーンの映像とテクノサウンドがバキバキに合っていて、素晴らしい効果を生んでいた。長いインストルメンタルが終わると、「GLITTER」で再び3人がステージに登場。アリーナ中央の円形ステージで踊りを見せていた。「GLITTER」が終わると照明が落ち、続けて「シークレットシークレット」のイントロが始まったと思ったら、あっという間に次の曲へ。ここからしばらくは曲の一部だけ演奏するメドレーコーナーになった。イントロのちょっとした演奏しかしない曲もあるので、「あっこの曲?!」と思った間に次の曲に行ってしまい驚かされた。当然3人の踊りもそれに全部合わせてある。

 

 メドレーが終わるとMCに入る。ここでの話題はバレンタインの話。去年はかしゆかがチョコ作ってくれたのだが、今年はかしゆか面倒くさい、と言ってちょっと反応鈍かった。バレンタインデーに男性からチョコもらって、ホワイトデーにももらうのがいいとか、面白い話をしていた。そして「チョコレイト・ディスコ」をリリースした当時は全然話題にならなかったのに、最近バレンタインデーが近づくと街にこの曲が流れるのはとても嬉しいとも発言していた。

 

 MCが終わると後半戦。「ポリリズム」を筆頭にダンスが激しくなる。見ているとあ〜ちゃんのイヤーモニターが外れてぶらぶらしていたぐらいである。「PTAのコーナー」では客を煽り、一体感をもたらしていた。「FAKE IT」なんてシングルのB面にしか入っていない曲も交えて、「ねぇ」を経由してPerfumeで唯一生声で披露される「ジェニーはご機嫌ななめ」を演奏し、会場のボルテージは上がる一方。バレンタインデーにぴったりの「チョコレイト・ディスコ」を演奏し、本編最後は「JPN」の新曲「My Color」だった。

 

アンコール

  1. MC 3
  2. Dream Fighter
  3. 心のスポーツ

 観客からの熱心なアンコールに答えて登場した3人は売れていない頃の福岡の思い出を話していた。当時FM福岡で唯一のレギュラー番組を持っていて、わざわざ飛行機で福岡に入るのが楽しかったと語り、そしてラスクを買って帰るのが恒例だったとも語っていた。あ〜ちゃんがよりよい明日があることを信じてと語り、歌ったのが「Dream Fighter」。そしてラストの曲が「心のスポーツ」だった。終了は6時43分。久しぶりに楽しいコンサートを見せてもらったと思い、帰る途中で美味しいビールを飲んで、余韻に浸っていた。