八重山スペシャル 3日間 初日/石垣島を巡る旅

2010年4月29日-5月1日

初日/石垣島観光

 こう見えても僕は沖縄フリークである。初めて沖縄に旅行に行った大学卒業の年から沖縄にあこがれてきた。その後も2回ほど沖縄を訪問していたが、その度に沖縄に魅了されていった。しかし、これまで行ったのはすべて沖縄本島。離島に行ったことがなかった。そんな折、新聞だったと思うが阪急交通社のtrapicsのツアーで石垣島3日間のツアーを見かけた。ゴールデンウィークにしてはまあまあの料金である。友人の牧村君に話をすると、彼も行きたいと言う返事。2年ぶりの旅行は、数年ぶりの沖縄、しかも初めての八重山地方旅行と相成った。

 

 旅行初日はゴールデンウィーク初日である4月29日であった。花田空港9時20分集合ということで、その時間に合わせて京浜急行で羽田空港に向かったが、空港行きの電車はとても混雑していた。空港に着き、受付カウンターに行くと、こちらも行列ができていた。しばらく待って、行きの航空券を手配してもらう。石垣空港までは那覇空港で乗換えと言うことなので、チケットは2枚を発券してもらう。チケットをもらうと、出発まで時間があったのでコーヒーを飲んで暇をつぶしていた。ここで牧村君から旅行代金を徴収する。

 

 時間が来て、飛行機に搭乗する。こちらもゴールデンウィークということもあってか満席、僕らの席は一番後ろの場所だった。羽田空港が混んでいるのか、出発は予定時間を少々まわってから離陸した。行きは2時間半の旅である。途中で眠いので寝ていた。

 予定より15分ほど遅れて那覇空港に到着する。出発ロビーで旅行社の添乗員の方と合流する。ここから日本トランスオーシャンの飛行機に乗り換えて石垣島に向かうのである。しかし、昼飯をどうしようという段になって困った。乗り換えターミナルにはレストランがなく、軽食を買ってロビーで食べるしかなかったのである。結局量の少ない沖縄そば650円なり、をあわただしく食べ、飛行機に乗ることになった。

 

 那覇から石垣までは約1時間の旅であった。中型機で、乗り継ぎターミナルからはバスに乗って飛行機に搭乗するというスタイルであった。何事もなく順調に飛行機は飛び続け、予定到着時間を少しまわって石垣空港に到着した。

 

 石垣空港はとても小さな空港で、到着口はとても狭かった。旅行参加者は観光バス2台分の人数がいて、到着ロビーはごった返していた。ここで、オプショナルツアーの申込書を配られ、参加したいツアーを申し込むように言われる。

 

 

 阪急交通社から送られてきた資料では、飛行場到着後最初の観光地は、石垣島鍾乳洞ということだったが、時間が早いということで、最初に「みんさー工芸館」を訪問することになった。バス内でオプショナルツアーの話が詳しくされて、3日目の竹富島観光をする人は、昼食を取る時間があまりないということで、オプションの昼食を必然的に選択しなければならないということだった。考えた末に3日目の竹富島観光は参加し、3日目の昼食は八重山そばセットを注文する。2日目の夕食もオプションだったが、ホテルの外に出て居酒屋で食べようということにして、選択しなかった。

 バスに乗って5分から10分といったところだろうか、「みんさー工芸館」に到着した。みんさーとは、石垣の工芸品であり、織物である。独特の5つの絣柄と4つの絣柄が交互に染め抜かれている細帯のことである。昔の男女はこれを持って求愛のしるしとしたらしい。建物内では、いろいろな展示物があり、歌手の夏川りみが紅白歌合戦で着た衣装も展示されていた。1回にはお土産ショップがあり、織物の即売がされていたが、結構いいお値段がした。

 

 

 「みんさー工芸館」の見学が終わるとバスに乗り込み、一路「石垣島鍾乳洞」に向かって走り始めた。しかし、ここもバスの乗車時間は15分程度。あっという間に鍾乳洞に到着してしまった。予定より時間が早いということで、バスの中で、なんとバスの運転手さんが三線を弾き、歌うという余興を観ることができた。歌った曲はおなじみ「安里屋ユンタ」である。芸達者な運転手さんらしく、バスの車内をノリノリの状態にしてくれた。まさかバス内で民謡を聴けるとは思わなかったので、ご機嫌になっていた。

 

 

 10分ぐらい民謡を聴いた後は、ようやく「石垣島鍾乳洞」の見学に入る。この「石垣島鍾乳洞」は、サンゴから生まれた鍾乳洞で、日本で7番目に規模の大きい鍾乳洞だそうである。オープンが平成6年ということで、ようやく15年を経過したということである。通常鍾乳洞と言うと、平均気温が15度とからしいが、この「石垣島鍾乳洞」は、平均気温が23度、湿度は90%に保たれているということである。また、鍾乳石の伸びる速度が日本一速いというのも特徴で、3年間で1mm伸びるということである。これは本島の鍾乳洞の3倍の早さだということである。カメラにいろいろ写真を撮る。元々ははるか昔海の中にいたということで、貝の化石なども見られ、島の成り立ちが分かるというものである。鍾乳洞の中には「隣のトトロ」にそっくりな鍾乳石なども見受けられ、なかなか面白い観光施設であった。

 

 鍾乳洞を出た後は、少し早いが夕食の時間となる。鍾乳洞の付属施設である「石垣島食堂」で石垣郷土御膳料理を食べた。牧村君とお疲れの乾杯でオリオンビールを飲む。オリオンビールと言えば、沖縄を代表するビールである。全国規模のシェアでいえば微々たる物だが、沖縄県内では絶大な人気を誇るビールである。やはりうまい。気候に合っているビールと言えよう。料理は、グルクンのから揚げだとか、石垣牛の焼肉だとか、なかなかうまかった。しかし、時間が早いため、何か調子が狂うな、と言った感じはあった。

 

 夕食終了後、バスは石垣市内の「ビーチホテルサンシャイン」に向かって走っていった。次の日は船に乗って西表島に行くために、8時45分ロビー集合と言うことになった。朝食は6時半からスタートと言うことである。ホテルに入って一息ついたら、牧村君と外出した。飲み足りなかったので、近くの居酒屋でもう少し飲もうと言う算段である。ホテルのフロントに聞くと、徒歩で行ける範囲内では、「舟蔵の里」と言う居酒屋があるらしい。何もないホテルの外をぶらぶらしながら、「舟蔵の里」に向かって歩いていった。

 「舟蔵の里」では、最初入り口が分からなくて往生した。ここはいろいろな建物で構成されていて、カフェもあるらしい。結構人が入っていて、離れの方に案内された。ここで石垣地ビールを頼み、再び乾杯する。食べ物は沖縄独特の料理であるゴーヤチャンプルーにミミガーなどを堪能した。ビールが終わると、泡盛を頼んだ。飲んでいると、若者が三線を持って部屋にやってきて、沖縄民謡を弾き始めた。ここでも民謡が聴けるとは思ってもみなかったので、得した気分になった。従業員の人が、隣のアベックをあおって踊ったりしていたのも印象的だ。

 

 「舟蔵の里」で一人当たり2500円を支払い、いい気分になってホテルまで歩いていった。牧村君が歩道横の草むらのところで蛍のような光る物体を見つけた。緑色に弱弱しく光っている。二人してなんだろうね、と言いながらその光る物体を見ていた。後で調べるとやはり蛍らしい。蛍の幼虫ということで、光る幼虫の種類らしい。いい物を見たなという気分になっていた。