竹富島観光1泊2日の旅2018

2018年11月22日-23日

目次

初めに

 沖縄の八重山諸島の中で、人気の島といえば、竹富島になるだろう。今は失われつつある沖縄の原風景、綺麗な海、壮大な星空、そういったものがこの島にはある。僕は、竹富島にはこれまで2回訪れている。2010年と2016年である。しかし、この2回とも昼間の数時間の観光であり、ゆったりした観光にはならなかった。竹富島では「夕方から夜、次の日の朝にかけて観光客が去った後の静寂さがこの竹富島の本来の姿である」と言われており、一度宿泊旅行をしてみたいと思っていた。2018年の11月の3連休に会社の年休を1日つければ、4連休で1泊2日の旅行ができると、予定が合いそうだったので、10月の3連休の最終日の夜に行くことを決め、手配を開始した。

スペインの旅行会社「eDreams」で航空券の手配をする

 まず、福岡から石垣島への航空券を手配をしないと話は始まらないので、Skyscannerという格安航空券比較サイトで、福岡-石垣線のチケットを検索していた。意外とチケットは高く、40000円前後の価格だった。チケットの予約をしようとすると、最安値のチケットがどんどん他の人に予約で取られ、慌てて押さえたのが「eDreams」というスペインの旅行会社でのANAの予約だった。チケット代は行きが福岡-那覇-石垣、帰りが石垣-福岡というコースで42000円だった。チケットは確保できたものの、予約確認がANAのサイトでできない。ネットで検索すると「eDreams」という会社は悪評が多く、「騙されたか」と焦った。しかし、実は問題はなかったのである。「eDreams」はスペインの会社なので、ANAの予約は国際線の予約扱いになっているのである。なので、ANAの国際線のサイトから予約確認をすると、予約確保できていることがわかった。ANAの国内線の国際線扱いなので、スマートフォンでのSkipサービスは使えないが、空港での自動チェックインは可能だったので、結果的には問題なく旅行できた。

11月22日 飛行機とバス、フェリーの移動

 旅行初日は5時起きで福岡空港に向かった。行きの福岡-那覇便の出発人が7:15で、かなり早い地下鉄に乗っていかないと、間に合わないからである。空港には6:15に到着し、チケットの発券を行い、朝食を食べた。食後、手荷物検査場を通ったが、ここですでに混雑していた。平日なのに混んでいるなと思ったら、搭乗する飛行機はオーバーブッキングしているらしく、振替希望者を募っていた。振替便に切り替えると10000円キャッシュバックするとあった。那覇に泊まるならそれでも良かったが、行くのは石垣島なので、当然搭乗予定の飛行機に乗った。当然飛行機は満席。出発は10分遅れだった。

 那覇にも10分遅れで到着。もともと那覇での乗り継ぎ時間が40分しかなかったので、10分遅れの到着は、乗り継ぎ時間が30分しかなかった。トイレに行ったら、もう那覇-石垣線への乗り込みである。こちらの便も8割ぐらいの搭乗率。こちらは定刻通り出発し、定刻通りに石垣空港に到着した。

 空港から石垣島離島ターミナルまでは、路線バスでの移動だった。前に石垣島に来た時にも乗車しているので、勝手は分かっている。途中のバス停に「ドン・キホーテ前」ができていて、石垣島にもドン・キホーテができたことに驚いていた。約35分で石垣島離島ターミナルに到着する。

 石垣島離島ターミナルで、竹富島行きのフェリーのチケットを購入すると、乗船まで1時間近く間があった。とはいうものの、昼食はせっかくなので竹富島内の食堂で食べたい。それで、石垣島離島ターミナルでネットを見てフェリーが出るのを待った。12:25に竹富島行きのフェリーが出港。乗船率は80%だったと思う。当日は天候が悪く、強風で波浪警報が出ていたので、フェリーはかなり揺れた。竹富島行きのフェリーでの大きな揺れは初めてで、いかに天候が不順かがよくわかった。竹富島に着いてから、まずは本日宿泊する民宿「小浜荘」に向けて歩いて行った。

民宿「小浜荘」

 本日宿泊する民宿「小浜荘」は、インターネットのホテルサイト、Booking.comで予約した。1泊2日朝食付きで5500円である。民宿ではあるが、個室が提供されている。しかし、個室といっても隣の部屋とは襖で仕切られているだけのため、防音、セキュリティ面では皆無である。幸い、当日止まっていたのは僕を含めて3名だけなので、静かに過ごすことができた。部屋には布団、タオル、歯ブラシ、ティッシュ、扇風機、有料のエアコンがあった。シャワーとトイレは共同である。シャワー室にはボディシャンプー、シャンプー、リンスが備え付けられている。また、ドライヤーもシャワー室のそばに無造作に置いてあるので、部屋着だけ用意していけばいい。トイレは和式が1つと、洋式が2つ。洋式はウォシュレット完備である。テレビは食堂にあるだけで、各部屋にはない。ビールやつまみ類は、有料で食堂で販売しているので、長い夜を楽しく過ごすことはできる。

「小浜荘」外観
「小浜荘」外観
「小浜荘」の室内
「小浜荘」の室内

「竹の子」でソーキそばとジューシー

 民宿「小浜荘」から歩いて5分のところに、「竹の子」という料理店がある。竹富島では有名な料理店で、ソーキそばが人気だという。13:15ぐらいに店に着いたが、まだ混んでいてしばらく待ちの時間が入った。しばらく待つと、店内に案内される。店は小さく、15人も入れば満席、という規模である。昼食にソーキそばとジューシーを頼む。ソーキそばは、ソーキ(スペアリブ)の量が多く、柔らかく煮込まれ、美味であった。ジューシーも美味しい。ソーキそばは汁まで完食してしまうぐらいにうまかった。お勧めの店である。店舗は混雑の晴れた日にはテラス席もあるので、外で食べるのも開放的であろう。

ソーキそばで有名な「竹の子」
ソーキそばで有名な「竹の子」
「竹の子」のソーキそばとジューシー
「竹の子」のソーキそばとジューシー

竹富集落観光

 食後、竹富島集落を歩いて散策した。今回は水牛車の観光はしなかった。まず、島を景観できる「なごみの塔」に向かったが、「なごみの塔」は老朽化に伴う危険性のため、閉鎖されていた。ただ、すぐそばに「あかやま展望台」という建物の屋上を展望台に改築した展望台があり、町並みを見ることはできる。入場料は100円である。景観は柵が結構邪魔になり、いまひとつ。ただ、高いところからの景観を望める場所は少ないので、とりあえず見に行く価値はあると思う。

「なごみの塔」は老朽化のため閉鎖中
「なごみの塔」は老朽化のため閉鎖中
「あかやま展望台」から竹富集落を望む(柵が邪魔)
「あかやま展望台」から竹富集落を望む(柵が邪魔)

 「あかやま展望台」で町並みを見た後、「安里クヤマ生誕地」を見学する。沖縄民謡で有名な「安里屋ゆんた」で歌われている絶世の美女、「安里クヤマ」の生まれた地である。ここは今は誰もいない民家になっているようである。町の静寂感がここの印象を強くしている。

安里屋クヤマ生誕の地
安里屋クヤマ生誕の地

 引き続き町を散策する。「西塘御嶽」という沖縄のパワースポットを横目に見つつも、「竹富郵便局」に寄る。「竹富郵便局」は実はちょっとしたお土産が買える。郵便局オリジナルの絵葉書に、切手を貼ってもらい、「竹富郵便局」の消印を押してもらう、ということができるのである。262円という低価格でちょっとしたお土産になるので、記念にはなる。

竹富郵便局は、隠れたお土産を手に入れられる
竹富郵便局は、隠れたお土産を手に入れられる

「しだめー館」で休憩

 「しだめー館」は、「なごみの塔」のすぐそばにある食堂である。食堂とは書いたが、どちらかというと休憩所の趣が強い。ここで冷たいコーラとマンゴープリンで休憩をした。ただ、観光地料金なので値段は高い。コーラ1杯で400円、マンゴープリンで300円する。夜も営業しているようだが、食事はあまりしっかりしたものはない感じである。

「しだめー館」は、軽食が取れる
「しだめー館」は、軽食が取れる

「西桟橋」と「コンドイビーチ」で癒される

 休憩後、歩いて「西桟橋」と「コンドイビーチ」を訪問した。「西桟橋」はもともと昔、西表島に渡るための桟橋として作られたものの、今は使われていない桟橋である。景観は素晴らしく、遠くに西表島を望みながら海と空を見ることができる。しかし、当日は強風と曇り空だったため、景観としては今ひとつのものだった。「コンドイビーチ」は「西桟橋」から1km程度離れたところにあるビーチである。こちらも綺麗なビーチであるが、晴れていないため、その美しさがスポイルされている感はあった。「コンドイビーチ」には猫がいたので、猫と戯れていた。

竹富島の名勝「西桟橋」
竹富島の名勝「西桟橋」
海水浴もできる「コンドイビーチ」
海水浴もできる「コンドイビーチ」

「西桟橋」で夕暮れを堪能する

 「コンドイビーチ」を後にした後、一旦民宿「小浜荘」に戻り、1時間ほど休憩した。17:00過ぎに再び「西桟橋」に出向いていった。風が強いので、もしかしたら雲も取れて夕暮れが眺められるかも、と期待していったのである。「西桟橋」からの夕暮れは絶景であり、昼間の半日観光しかしない人には見られない光景である。残念ながら風は強く、雲も空を覆っていて、日没は拝められなかった。しかし、完全な曇り空というわけでもなく、一部空も雲が切れていた。その雲の切れ間から夕日の光が生えていた。その様は雄大で、日没までの1時間近く、ずっと海と空を眺めていた。これは感動すべき景観であったと思う。日没後、雲が厚くなり、星空は期待できなかったので、「西桟橋」は後にした。

「西桟橋」からの夕暮れ
「西桟橋」からの夕暮れ

「かにふ」でハンバーク&エビフライの夕食

 「西桟橋」から歩いて、「西塘御嶽」の近くにあるレストラン「かにふ」に入った。「かにふ」は竹富島でも数少ない夕食時間に営業している店である。ここで、ビールと、牛&豚のハンバーグとエビフライ2尾のセットメニューで夕食を楽しんだ。ハンバーク2個は、ボリュームがあり、食べ応えがあった。エビフライも、竹富島ではエビの養殖が盛んだそうであり、そのため味は良かった。

夜も営業しているレストラン「かにふ」
夜も営業しているレストラン「かにふ」
「かにふ」のお勧め、牛&豚のハンバーグと、エビフライ
「かにふ」のお勧め、牛&豚のハンバーグと、エビフライ

11月23日 「小浜荘」の朝食

 「かにふ」での夕食後、幻想的な街並みを歩き、民宿「小浜荘」に戻った。後はのんびりして早めに就寝。風が部屋を通り抜けていて心地よかった。朝は6:30に起床。朝食は8:00からの提供と聞いていたので、食事ができるのを待っていた。朝食は民宿らしく、和食。ひじきやマグロの焼き物、卵焼きや海苔、サラダ、五穀米に味噌汁、デザートのプリンと、十分な量があった。

「小浜荘」の朝食
「小浜荘」の朝食

朝の竹富島

 9:00にチェックアウトし、荷物の一部を「小浜荘」に預け、朝の集落散策をすることにした。観光客もまだ少ない。最初に「喜宝院蒐集院」という博物館を見学。過去の遺物から現在の紙幣まで、様々な蒐集物が一堂に会していて、竹富島の歴史を実感できた。ただ、受付もいなくて、入場料300円は、受付のコーナーに置くだけ。ただで見ようと思えば見られそうであった。

喜宝院蒐集館は誰もいなかった
喜宝院蒐集館は誰もいなかった

 その後、再び「なごみの塔」近辺で写真撮影。人が少なくて、のんびりしているのが心地よかった。ただ、すでに水牛車観光は始まっており、早い到着をした観光客を乗せて歩いていた。喉が渇いたので、店に入り、マンゴージュースで喉を潤す。

朝早くから水牛車観光は始まっていた
朝早くから水牛車観光は始まっていた

石垣島に戻る

 10:20に「小浜荘」に戻る。預けていた荷物を受け取り、竹富港まで車で送迎してもらった。ここで初めて「小浜荘」の主人と会話を交わす。他愛のない会話であったが、「竹富島は観光客が去った後が本来の姿です」という言葉を実感していた。

 10:45発のフェリーに乗って帰る。11月23日は祝日のため、石垣島から来たフェリーは大勢の観光客を乗せていた。しかし、まだ朝は早いので竹富島から石垣島への帰りの乗船率は10名程度。空はどんより曇っていたが、波の荒れは思ったほどではない。11:00には石垣島に着いた。

「A&W」でハンバーガーを食べる

 石垣島に着いてから、早めの昼食を取る。朝から考えていたのは、「A&W」という沖縄だけでチェーン展開しているファストフード店で、ハンバーガーとルートビアを食べることだった。沖縄には何回も来ているが、ついつい沖縄郷土料理や大衆食堂で食事をしてしまい、「A&W」でハンバーガーを食べるチャンスがなかったのである。ハンバーガーはマクドナルドの「ビッグマック」を凌駕していて、ルートビアも美味しかった。

沖縄でしか食べられない「A&W」のハンバーガーとルートビア
沖縄でしか食べられない「A&W」のハンバーガーとルートビア

石垣島から福岡にバスと飛行機で帰宅

 ハンバーガーを食べた後、石垣島離島ターミナルから石垣空港にバスで戻った。行きのバスで往復乗車券を購入していたので、多少は安かった。通常540円の料金が500円になっていた。

 空港で搭乗時間までネットを見て時間を潰していた。福岡からの飛行機が到着が遅れ、そのため機体整備も遅れ、離陸が予定の14:00から5分遅れで出発した。流石に石垣島から福岡に連休初日に搭乗する人は少なく、ガラガラだった。福岡には16:00に到着し、無事旅行は終わった。

竹富島1泊2日の観光ビデオ