ALIEN:COVENANT(輸入盤Blu-ray)

邦題:エイリアン:コヴェナント

基本データ

ALIEN:COVENANT Blu-rayジャケット
  • レーベル:20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT
  • 制作年度:2017年
  • 上演時間:122分
  • 監督:リドリー・スコット
  • 出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ビリー・クラダップ
  • 画面:2.40:1/アナモルフィック
  • 音声:dts-HD MA 7.1ch英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch スペイン語、フランス語
  • 字幕:英語、スペイン語、フランス語

あらすじ

 あなたな植民星を目指していた宇宙船「コヴェナント」は、ある惑星近くの嵐の影響により被害を受け、冷凍冬眠をしていた一部クルーが目覚めることになる。クルーの一人、ダニエルズは船長である夫を事故で失い、悲しみに打ちひしがれる。目覚めたクルー達は、近くの惑星から、何らかの信号を発信していることを確認し、その惑星に調査に出かけることになる。しかし、その惑星には生命体が存在していなかった。調査を続けるクルーの一部が、謎の卵の粒子を体に取り込んだ結果、エイリアンが体の中で生み出され、クルー達に襲いかかる。それを救ったのは、デヴィッドというアンドロイドだった。10年前に他のクルーとともにこの惑星に降り立ったデヴィッドは、エイリアンにより全滅していて、彼が一人その惑星にとどまっていた。そして、デヴィッドは、生命の起源について検討し、エイリアンを生み出す仕組みを作り上げていた。エイリアンの襲撃によりコヴェナントに帰れなくなったダニエルズ達は、なんとかコヴェナントに帰る手段を考え出すが、エイリアンの襲撃が彼らを危機に陥れる。

感想

 「ALIEN/エイリアン」の生みの親であり、「PROMETHEUS/プロメテウス」に引き続き、エイリアンシリーズの監督をすることになったリドリー・スコットの最新作が、この「ALIEN:COVENANT/エイリアン:コヴェナント」です。「PROMETHEUS/プロメテウス」の直接の続編にあたり、「ALIEN/エイリアン」の前日談になっている作品ですが、「PROMETHEUS/プロメテウス」同様に作品の評価は高くなく、興行収入的にも制作費を大幅に下回る結果になっています。

 「エイリアン」シリーズといえば、凶暴なエイリアンと人類がどう戦うかが見所の一つになっていますが、ストーリーがパターン化されてしまうので、この「ALIEN:COVENANT/エイリアン:コヴェナント」は、エイリアンの恐怖についてはあまり真に迫ってくる感じはしません。もちろん、人に取り付き、人の体から生まれ出てくる際の血糊がどぱっと出てくるシーンは、見ごたえがあります。しかし、そのシーンだけが見ごたえがあり、その他のシーンはちょっと哲学的内容に展開が偏っているような気がします。

 「プロメテウス」でも登場したアンドロイドのデヴィッドが今作でも登場しますが、「コヴェナント」に搭乗していたアンドロイド、ウォルターとは、だいぶ思考的な部分で違いがあります。そこでのデヴィッドとウォルターの人に対する見解の違いがこの作品の中心をなしているように感じます。人に仕えるべき存在であるウォルターと、人を利用してでも生命の起源を探り、エイリアンを新しく生み出したデヴィッドでは、その立ち位置が全く違います。それでいて、外観上は同じですので、途中からデヴィッドとウォルターの境界線が意図的に曖昧にさせているように思います。

 物語は、「コヴェナント」の事故で夫でもある船長を失ったダニエルズのエイリアンとの遭遇と、その退治がメインになっていますが、ダニエルズの悲しみが物語を終始貫いているため、彼女のインパクトが強い女性ではなく、弱い女性であるかのような印象を受けます。その彼女が生命を守るため、どうエイリアンと戦うかが、クライマックスの見所であると言えます。

 ラストシーンは、意外な展開で終わりますが、そのあたりはパターン化している「エイリアン」シリーズの中では、ちょっと面白い展開だと言えます。デヴィッドとウォルターの容姿が同じであるという設定から、助かったはずのダニエルズに対して実は最後...という展開まで、ラストだけは意表をついていて、印象に残るシーンであると言えます。

 画質は、比較的暗いシーンが多いのと、ちょっと青に傾いたような冷たい画質が印象的な映像を提供しています。暗いシーンは多いものの、解像度は高く、また光の使い方はさすがリドリー・スコットらしく、明瞭に見えるシーンが多いです。色乗りも十分に感じますし、映像が結構立体感を感じる映像になっています。音響はサラウンドが効果的に鳴っていて、臨場感が抜群であります。広大なサラウンドフィールドを形成していて、映像の臨場感を保管する役割を十分に果たしています。

 今回購入したBlu-rayは、アメリカの小売店「Target」の特別仕様のBlu-rayです。ディスクの映像内容には通常版と違いはないようですが、パッケージには、ブックレットが付属していて、エイリアンのイラストなどが収録されています。

2017年9月3日