CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR(輸入盤Blu-ray 3D)

邦題:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

基本データ

CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR Blu-rayジャケット
  • レーベル:BUENA VISTA HOME ENTERTAINMENT
  • 制作年度:2016年
  • 上演時間:147分
  • 監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
  • 出演:クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソン
  • 画面:2.40:1/1.78:1(IMAXシーケンス)
  • 音声:dts-HD MA 7.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、スペイン語
  • 字幕:英語、フランス語、スペイン語

あらすじ

 アベンジャーズの面々はテロとの戦いを繰り広げていたが、ラゴスでの戦いにおいて、一般市民に大きな犠牲を出してしまい、非難が集中していた。国連もアベンジャーズが世界を守っているのはわかっていたが、犠牲者が多く出ることに苦慮し、ソコヴィア協定を作成する。それはアベンジャーズの活動を国連が認めた時だけに限定するというものである。ソコビィアでのウルトロンとの戦いにおいて大きな犠牲が出ていることに心痛めていたトニー・スタークはソコヴィア協定に賛成するが、スティーヴ・ロジャースはその協定に批判的だった。ソコヴィア協定の決議を国連が行おうとした時、テロが起こり国連の出席者が多く負傷する。その中にはワカンダの国王、ティ・チャカも含まれていた。テロの首謀者がロジャースの友であり、テロリストになっていたバッキーことウィンター・ソルジャーであると判断され、バッキー逮捕に警察が動き出す。ロジャースはバッキーが犯人ではないと考え、彼を救出しようとするが、スタークはそれに対し、独自の戦いを始める。そしてその戦いはアベンジャーズを二分する内紛へと発展していく。一方、父であるティ・チャカを失ったティ・チャラはブラックパンサーになってバッキーを追い詰める。

感想

 世界観が広がり続けるマーベル・コミック原作の「キャプテン・アメリカ」シリーズの第三弾がこの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」です。ストーリーとしては前作「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」の続編になってはいますが、実際のところ「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の続編にもなっていて、アベンジャーズの面々がソーとハルク以外はほぼ登場していることから、「アベンジャーズ2.5」という捉えられ方をしている作品でもあります。

 ストーリーは昨今のヒーローものの特徴になっている「ヒーローが本当に必要か?」というテーマを中心に捉えた作品になっています。「キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ」でヒーローたちが世界の平和を守るために戦いをしていますが、それが一般市民にとっては犠牲を強いられている、という設定はリアリティをもって描かれていると言えます。そして、それを受けて国連が「ソコヴィア協定」というアベンジャーズの活動を規制するという法案を制定し、アベンジャーズたちにそれを受け入れるよう迫るという内容は、展開として面白いと言えます。

 その「ソコヴィア協定」をめぐってアベンジャーズの面々が内紛を起こし、メンバーが二分されるという展開は、ヒーローものの話として意外に飛んでいると言えます。特に後半のキャプテン・アメリカ側とアイアンマン側に分かれての戦いは、敵との戦いではなく、自らの意思による戦いとして、緊迫感を持って描かれていると言えます。

 その分、アベンジャーズの内紛を狙った敵の描き方はあまり大きくなく、強大でもないので物語的に複雑度を増していると言えます。敵がソコヴィアでのアベンジャーズの戦いの犠牲者というのも、話を続きものとして成立させている要因になっていると言えます。

 この作品では、新キャラクターが登場します。一人はアフリカの小国、ワカンダの王子、ティ・チャラ扮するブラックパンサーと、ピーター・パーカー扮するスパイダーマンです。この映画の制作当時にはこの二人のキャラを主人公にした映画は制作されていませんでしたが、その後、スパイダーマンとブラックパンサーは単独映画として劇場公開されています。特にブラックパンサーはマーベル・コミックの映画化としては異常なくらいの大ヒットを記録しており、その評価は高いと言えます。

 アイアンマンことトニー・スタークの両親の死の真実もこの映画では明らかにされますが、それがハイドラの策略であったことや、キャプテン・アメリカことスティーヴ・ロジャースが真相を知っていたことなどは、アベンジャーズの解体を印象付ける名シーンになっていて、ラストのアイアンマン対キャプテン・アメリカ&バッキーの死闘が怖いぐらいのテンションをもって描かれているのも印象的です。これはスタークの怒りを表しているとも言えます。それに対し、友であるバッキーを信じるロジャースの立ち位置もよくわかる展開であると言えます。

 映像は後半のアベンジャーズ同士の死闘のシーンではIMAXのフルサイズの画面になり、テレビでは1.78:1のアスペクト比になるので、迫力が増していると言えます。3D映像ではありますが、そこそこ奥行き感が溢れている映画になっていると言えます。色乗りや解像度は不満のないレベルで、見ていて映像に引き込まれるところがあります。音響はdts-HD MA 7.1chですが、音圧は低いレベルになっています。サラウンドは3D映像に寄り添うように配置され、臨場感はありますが、音圧が低いので重低音が鳴り渡る感じではないです。

2018年3月4日