THE JUNGLE BOOK(2016)(輸入盤Blu-ray 3D UK)

邦題:ジャングル・ブック

基本データ

THE JUNGLE BOOK Blu-rayジャケット
  • レーベル:WALT DISNEY STUDIOS HOME ENTERTAINMENT
  • 制作年度:2016年
  • 上演時間:106分
  • 監督:ジョン・ファヴロー
  • 出演:ビル・マーレイ、ベン・キングスレー、イドリス・エルバ
  • 画面:1.78:1/アナモルフィック
  • 音声:dts-HD MA 7.1ch 英語 / dts-HD HR 5.1ch フランス語 / dts 5.1ch スペイン語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch ポルトガル語
  • 字幕:英語、デンマーク語、ドイツ語、フィンランド語、ノルウェー語、ポルトガル語、スペイン語、スウェーデン語、フランス語

あらすじ

 子供であるモーグリは、ジャングルで狼たちによって育てられていた。ある乾季の時期、数少ない水飲み場で、モーグリは虎のシア・カーンによって生命の警告を受ける。シア・カーンは、人間がジャングルに入り込み、カーン言う所の赤い花、つまり炎によって傷つけられていた。シア・カーンはモーグリの親を殺していたのだった。その場は収まるが、モーグリは仲間たちに迷惑はかけられないと判断し、人間たちの元に戻る決意をする。一人、ジャングルを横断するモーグリだったが、影で黒豹のバギーラによって支えられていた。モーグリは途中で熊のバルーとも出会い、バギーラ、バルーとともに旅を続ける。

感想

 ラドヤード・キプリングの古典的小説を映画化した「ジャングル・ブック」は、過去にも多数ありますが、2016年に実写映画としてリメイクされたのが、今回視聴した作品です。ディズニーはかつてアニメ映画として制作したこともありますが、今回はCGを多用して、実写映画ならではの仕上がりになっています。制作費も巨額でありますが、興行収入はそれをはるかに上回る成績を残しており、映画として成功を収めています。

 前述のように、この映画の最大の特徴は、CGを多用したことによる動物たちの生き生きとした描き方、ジャングルの美しさを描写したことにあると思います。映画「アイアンマン」シリーズでおなじみのジョン・ファブローが監督しているので、この手の特殊効果を多用した映画は得意な描写になっていて、その効果は計り知れないと言えるかと思います。

 その一方で、唯一現実の人物であるモーグリが、少年であるニール・セティの好演によって映画に入り込む手助けをしていると思います。モーグリが何度もストーリーの中で危機に陥りますが、その辺のテンションの高さは、ニール・セティがCG映像との共演で違和感なく演じているところから生まれるものと思います。

 動物たちは全てCGで描かれていますが、その声の吹き替えをした俳優たちは、かなり豪華です。名優たちがCG映像に息を吹き込んでいるために、その違和感のなさは特筆に値すると思います。CGで描かれた動物たちも、あまりのリアリティ感にCGとはわからない印象を受けます。映画の成功、失敗はその辺の描写にあると思いますので、この映画では成功していると思います。

 ストーリーは、人間の子供であるモーグリが、育ての親である狼のラクシャに庇護されながらも成長をして、途中人間界に帰る判断をしながらも、最終的にはジャングルに戻ってくるという展開で、「ターザン」に通じるものがあると思います。「ターザン」が成人になったジャングルの王者であるのに対し、「ジャングル・ブック」は最後まで少年のままであるところが大きく違うと思います。

 映像は3Dで収録されています。明るいシーンでは、かなりの奥行き感と、高解像度を誇っていると言えますが、夜などの暗いシーンでは、その辺が少し曖昧な描写になってしまいます。暗部再生にきつい映像であると言えます。音響は劇場ではDOLBY ATMOS上映されたようですが、このBlu-rayではdts-HD MA 7.1chで収録されています。それでも、かなりのサラウンド感を構築していて、終始サラウンドが再生されるという状況になり、自分がジャングルにいるかのような感覚に陥ります。

 今回視聴したのは、イギリス版のBlu-rayです。3D映画はディズニーではかなり早い時期から売れないと見込んだのか、北米版では発売されないことから、イギリス版の購入、視聴をしています。また、音響もディズニーでは4K UHD Blu-rayにしかDOLBY ATMOSを収録しないので、残念なことにdts-HD MA 7.1chになっています。

2019年1月13日