the social network(輸入盤Blu-ray)

邦題:ソーシャル・ネットワーク

基本データ

the social network Blu-rayジャケット
  • レーベル:SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT
  • 制作年度:2010年
  • 上演時間:120分
  • 監督:デヴィッド・フィンチャー
  • 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク
  • 画面:2.40:1/アナモルフィック
  • 音声:DTS-HD MA 5.1ch 英語、フランス語
  • 字幕:英語、フランス語、スペイン語

あらすじ

 ハーバード大学のマーク・ザッカーバーグは、エリカという女学生にフラれた腹いせで学校の女生徒の投票システムを作り上げ、異常なネットワークのトラフィックを引き起こす。そのことを知った、ウィンクルボスは彼にネットワークの話をし、ザッカーバーグは、学校内の交流をネットワーク上で行うことの出来る「FACEBOOK」を作り上げる。「FACEBOOK」はあっという間に学生の間に広まり、そのシステムの拡張のため、友人のサベリンから資金を借りて他の学校とも接続をし、次第にベンチャー企業の様相を呈してくる。しかし、ザッカーバーグはそのためにウィンクルボスや、サベリンから裁判を起こされる羽目になる。

感想

 2011年現在世界最大のソーシャル・コミュニティサイトとなっている「FACEBOOK」の誕生に焦点を当て、その創設者であるマーク・ザッカーバーグやその友人サベリン、ナップスターの創設者やコミュニティサイトの提案をしたウィンクルボスといった面々との人間模様を描いているのがこの「ソーシャル・ネットワーク」です。2010年度のアカデミー賞では、脚色賞と、編集賞で2冠を獲得しています。

 

 この作品が面白いところは、原作付きの映画であるということです。実在の人物を描いた話であることから、オリジナル脚本でもいいように思われますが、原作である「THE ACCIDENTAL BILLIONAIRES」という作品で多分「FACEBOOK」の誕生と成長、またそれに関わった人たちの人間模様をドキュメンタリータッチで描いていたのではないかと思います。

 

 主人公は、マーク・ザッカーバーグですが、彼はオタクで、コンピューターに詳しく、そして「FACEBOOK」が巨大化するにつれ、次第に友をも裏切る嫌なやつという印象を映画の中で表現しているように思います。大抵億万長者になるような成功者はどこか人間的に問題があるような気がしてならないのですが、今作でもそういったところを見せつけているような気がします。

 

 それは、物語冒頭のエリカという女学生にフラれた腹いせに学校内のコンピューターをハッキングして女学生コンテストのシステムを作り上げてしまったことからも性格が顕になるような気がします。これが実はエンディングでも効果を発揮していて、彼の孤独感を表しているような気がします。

 

 ザッカーバーグを取り巻く人物も「FACEBOOK」の成功と共に次第に変わってきていて、友達であったはずのサベリンを遠ざけるようになっていくなど、ザッカーバーグの交流関係の変更を示唆しているような気がします。

 

 この作品の特徴としては、異常に早い会話が挙げられると思います。輸入盤Blu-rayですから、英語字幕、英語音声で鑑賞したわけですが、会話のスピードの速さに追いついていけず、映像と音響のセンスのみで作品を楽しむのがやっとでした。どうもこのスピードの速さは意図したものであるらしく、情報処理の速さを意味しているようにも思います。

 

 特に会話が早いのは主人公のザッカーバーグで、彼の頭の回転の速さを表しているような気がします。もちろん他の人物の会話も早いのですが、ザッカーバーグの速さは異常だと思えるぐらいです。

 

 画質は、マスターがいいせいもあるのでしょうが、グレインノイズも見当たらず、大変きれいな画質をしています。Blu-rayの解像度としては、水準以上のクオリティを保っていると思います。音響は、システムの設定でDTS 5.1chで鑑賞致しました。クオリティが高く、結構低域まで出ているような感じです。また、サラウンドもドラマだからどうかなと思いましたが、劇中で流れるサウンドトラックがサラウンドを活用していて、物語のテンポの良さを助けていると思います。

 

2011年7月31日