WONDER WOMAN(輸入盤Blu-ray 3D)

邦題:ワンダーウーマン

基本データ

WONDER WOMAN Blu-rayジャケット
  • レーベル:WARNER BROS. HOME ENTERTAINMENT
  • 制作年度:2017年
  • 上演時間:141分
  • 監督:パティ・ジェンキンス
  • 出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト
  • 画面:2.40:1/アナモルフィック
  • 音声:dts-HD MA 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、スペイン語
  • 字幕:英語、フランス語、スペイン語

あらすじ

 神であるゼウスの息子アレスの横暴に対抗するために、ゼウスが作り出したアマゾネス軍団。彼女たちは人から隠れた島で日々戦いの訓練に勤しんでいた。アマゾネス軍団のリーダーの娘であるダイアナは、ある日外界から彼女たちの住む島に不時着する飛行機を発見する。そこにはスティーブというアメリカ人が乗っていた。彼は、ドイツ軍の開発している毒ガス兵器の情報を掴んで、イギリスに情報をもたらすべく動くスパイであった。アマゾネス軍団の住む島にドイツ軍がやってきて、戦いが始まったことに対し、ダイアナは、この戦いを終わらせるにはドイツ軍を陰で操るアレスを倒さなければならない、と判断し、母の制止も聞かずに外界に出て行く。外界はダイアナにとっては不思議な世界であったが、戦争により多くの人々が傷ついているのを見て、アレスの野望を阻止しようとスティーブとその仲間とともに前線に足を向ける。その頃、ドイツ軍のルーデンドルフは、毒ガスで連合国を壊滅させようと、独裁を図っていた。

感想

 マーベル・コミックの実写化映画の成功に刺激され、DCコミックも実写化映画を開始していますが、2017年のサマーシーズンに劇場公開され、予想外の大ヒットを記録したのが、この「WONDER WOMAN/ワンダーウーマン」です。この手のアクション・ヒーロー映画にしては珍しく、主役が女性なだけでなく、監督も女性という布陣ですが、これが世間にアピールしたのか、DC映画の実写化映画としては最高のヒットを記録しています。

 ワンダーウーマン自身は、「バットマンvs.スーパーマン/ジャスティスの誕生」でDCコミックの映画化作品に先に登場していますが、今回の映画は、ワンダーウーマンが単独で活躍をし、どのようにワンダーウーマンが悪と戦うようになったかが描かれる、エピソード1的内容になっています。舞台も第一次世界大戦中の連合国とドイツ軍の戦いの中、人類を争いの中に引きずり込もうとする戦いの神、アレスをどうワンダーウーマンが見つけ出し、倒すかが焦点として描かれています。

 ヒーロー映画というと、どうしても女性キャラは添え物的存在になってしまうところがありますが、この「ワンダーウーマン」は、主役のダイアナが女性であり、監督のパティ・ジェンキンスも女性ということもあり、女性が男性に負けず劣らず世間で活躍できる、というところをアピールしている感はあるかと思います。ダイアナの戦いを見ていると、CGなどの効果もありますが、男性キャラより立っている雰囲気が強く、ダイアナと行動を共にするスティーブが逆に添え物的存在になっているところはあります。

 物語が第一次世界大戦を舞台にしているだけあって、敵がドイツというのはお決まりなのかなと思ったりします。ドイツの将軍ルーデンドルフが悪巧みを抱いていて、彼が最後の敵かなと思ったら、違った、というのは話的に面白いところであります。また、連合国側も、ダイアナの正体を知らないので、彼女が戦いを終わらせようと奮闘するのに対し、いい顔をしていないのは、当時の世間がいかに男性優位かを表すものとして、なかなか面白い展開であったと思います。

 物語の最初と最後は現代の映像で、ダイアナに荷物を届けるのがウェインズ・エンタープライズというのは世界観を共有している感じがします。過去から長らく生きているダイアナの存在意義を表すものとして、印象深いイントロ&アウトロであると思います。

 映像は3Dで観ましたが、3D効果はそこそこあるという感じがします。シネスコサイズなので、映像が制限されている感じはしますが、立体感や奥行き感は満足いくものであると思います。ただ、暗いシーンが多いので、多少見づらい感じを受けます。解像度、色合いはヨーロッパの冷たい感じをよく表していて、効果的であると言えます。音響は2DディスクですとDOLBY ATMOSなのですが3Dディスクはdts-HD MA 5.1chで収録されています。5.1chにダウンコンバートされていますが、サラウンド効果は抜群で、音の包囲網が素晴らしいところがあります。音響に包み込まれている感覚があり、極端な鳴り方はしていない部分が優れていると思います。

2017年12月10日