THE DAY AFTER TOMORROW(Blu-ray)

THE DAY AFTER TOMORROW Blu-rayジャケット 邦題 デイ・アフター・トゥモロー
レーベル 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2004年
上演時間 124分
監督 ローランド・エメリッヒ
出演 デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、イアン・ホルム
画面 2.35:1/アナモルフィック
音声 dts-HD MA 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch スペイン語、フランス語
字幕 英語、スペイン語、広東語、韓国語

あらすじ

 気象の研究家であるジャックは、地球の温暖化が進み、その反動で新たなる氷河期が訪れると警告を出していた。しかし、その気象の変動がすぐに来るとは誰も取らず、対策が遅れていた。その一方で、北半球を中心に、嵐が襲いかかり、北半球の都市は壊滅状態になっていく。ジャックは調査を進め、地球温暖化の進行が予想より早く、その反動による新たなる氷河期が数週間後にも訪れることをアメリカ大統領に進言する。ジャックの息子、サムは友達とともにニューヨークに来ていたが、ニューヨークは上昇した海面に襲われ、壊滅状態になる。図書館に逃げ込んだサムたちは、なんとか父であるジャックに連絡を取り、ジャックは息子の救出に向かうことになる。ニューヨークの図書館に逃げ込んだ人々は、海面が凍ったのを見て、新たなる北の極限であるメキシコに向かおうとするが、サムたちは、図書館に留まり続ける。しかし、それはサバイバルを意味していた。アメリカ全土で北の北限であるメキシコに脱出する人々で溢れていた。

感想

 「インデペンデンス・デイ」などのディザスター・ムービーを作ったら天下一品のローランド・エメリッヒ監督が2004年に作ったのが、この「デイ・アフター・トゥモロー」です。SFXを大々的に駆使し、2億ドル近い興行収入を稼ぎ出し、ヒットを記録している作品です。

 この作品は、テーマが一つは「地球温暖化」による自然破壊のシミュレーションであり、もう一つは気象研究家であるジャックと、その息子であるサムとの親子愛を描いたものになっていると思います。しかし、その2つとも、ちょっと描き方が中途半端になっている感触は否めません。

 地球温暖化による地球の気象が変わるという話は、2000年代からすでに語られていることですが、この映画では、それが急にアメリカを中心とした北半球に起こる、という設定にしています。嵐がアメリカなどを襲い、北半球にする人々を襲うという展開ですが、その話は物語前半でだいたい終わってしまい、クライマックスがなんともしょぼい感じを醸し出していると思います。物語前半で描かれる異常気象のシーンは、CGとサラウンドでものすごい迫力で観客を圧倒しますが、それが後半はバッタリと途絶えるので、物足りない雰囲気を保っています。

 その後半は、主人公であるジャックがニューヨークに友達と来ていて、異常気象で図書館に閉じ込められたサムを救助に向かうという話と、サムたちのサバイバル話にフォーカスが移っていきますが、それが物語前半で親子愛があまり深く描かれていないため、ちょっと説得力がなくなっていると思います。サムたちのサバイバル話は、いろいろな事件が起こり、それに対処するという話ではありますが、ちょっとご都合主義的話でもあり、意外性がないと言えます。

 ローランド・エメリッヒ監督の作品は、大風呂敷を広げときながら、最終的にはそれを畳まないで、放置という映画が多いですが、これもその1つに数えられるのではないかと思います。アメリカ中心の描き方をしているため、最終的にはアメリカがどうなったかしか描かれず、他の北半球の国はどうなのよ、と言いたくなるところでもあります。

 映像は、鮮明な映像を提供しています。フィルムの粒子はしばしば見えますが、それが臨場感を表していると思います。しかし、物語後半の氷河のシーンは、あまり寒さが伝わらず、少々訴えかけるものが弱い画調だと思います。音響はdts-HD MA 5.1chですが、これは物語冒頭からサラウンドをフルに活用していて、臨場感は抜群であります。サラウンドの良さが、作品の出来の弱さを少しカバーしていると思います。

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