i,ROBOT

i,ROBOT DVDジャケット 邦題 アイ,ロボット
レーベル 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2004年
上演時間 114分
監督 アレックス・プロヤス
出演 ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン
画面 2.35/アナモルフィック
音声 DTS 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
DOLBY DIGITAL 2.0ch スペイン語、フランス語
字幕 英語、スペイン語

あらすじ

 2035年のシカゴ、スプーナー刑事はドクター・ラニングの死亡事件の解決を図っていた。ロボット三原則を信用していないスプーナー刑事はドクター・ラニングの死亡は他殺によるものと考えていたが、他の誰もが自殺と考えていた。事件の調査をするうちに最新型のロボットNS5による襲撃を受けたスプーナー刑事はドクター・カルヴィンと共に事件の真相を追究していくことになる。

感想

 SF作家のアイザック・アシモフが提唱したロボット三原則を元にしたSF映画がこのアイ,ロボットです。

 ロボット三原則とは、

  1. ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
  2. ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
  3. ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

というものでこのプロトコルが組み込まれたロボットは人間に危害を加えない安全なものであるとされています。

 物語は最初、スプーナー刑事の夢から始まります。水中でのロボットの救助劇が彼を苦しめている夢で、後で、ロボット三原則と絡んでスプーナー刑事がロボットを信用していない理由ともなっています。起きたときに必ず拳銃を右手に持っているのも後で理由が一応分かるようになっています。

 ドクター・ラニングの死亡事件の捜査を開始したスプーナーは、その死亡状況から自殺とは考えずにロボットが殺人を犯したと考えるようになります。しかし、他の誰もそれを信用しようとはしません。

 しかしながらスプーナーが捜査を進めるにつれ、U.S.R.社の最新型ロボットNS5型に命を狙われるようになります。スプーナーはドクターラニングのパートナーであったドクター・カルヴィンと共に事件の真相を探り出すようになっていきます。

 ドクター・カルビィンも最初はスプーナーのいうことを信用していなかったのですが、一緒に捜査を進めるうちにU.S.R.社の代表であるロバートソンが真犯人ではないかと思うようになっていきます。

 実際のところ、U.S.R.社のコンピューターであるジジが真犯人であることが判明するのですが、その理由がロボットの進化を求めた結果、最新型ロボットNS5型が人間の言うことを聞かなくなり、反乱を起こすというものであります。意外なラストにあっと言わせる物があります。

 NS5型が旧タイプのロボットを廃棄処分するシーンも圧巻であります。ロボットの進化を求めた結果、旧タイプのロボットを否定するというものですから。

 スプーナーは以前に自動車事故で自分を助けたロボットがロボット三原則に乗っ取った結果、少女を事故から救うことが出来ずに死なせてしまったというトラウマがあり、これがロボットを信用していない要因となっています。またそのときの事故で左腕が機械と化してしまった為、彼は右腕で銃を握って寝ているのだと思います。

 ドクター・カルヴィンの元にいたNS5型ソニーもユニークな存在であります。ロボットなのに夢を見たりして、最新型の特徴である、日々アップデートすることが出来ます。彼の存在もまた、事件に大きく関わっていきます。クライマックスでドクター・カルヴィンがピンチに陥ったとき、ソニーは自分のロボット三原則に従うことなく、スプーナーの命令を聞き、ドクター・カルヴィンの救出に向かいます。これがスプーナーの悪夢と呼応していて、スプーナーのトラウマを克服する展開となっています。

 画質はCGが多いせいか、画面が少し明るさが浮いている感じがありますが、フィルム調の画質ではあります。大変美しい映像で観ていてその画質に引きずり込まれていきます。

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