TM NETWORK 「How Do You Crash It? one」 PIA LIVE STREAM

2021年10月9日

 TM NETWORKが2015年の「QUIT30」ツアーの最終公演を最後に沈黙してから早6年、2021年10月1日に突如再起動の発表があった。それも、無観客ライブ配信を10月、12月、2月と3回にわたって配信するという。ライブのタイトルは、「How Do You Crash It?」。「Everyone makes mistakes,「How Do You Crash It?」(誰もが間違いを犯す。どうやってそれを壊していく?)をテーマに、ライブを行うという。10月の開催日は、2021年10月9日の21時から。ストリーミング配信なので、チケットの売り切れの心配はない。それで、幾つかあるプラットフォームの中から、ぴあの「PIA LIVE STREAM」で視聴することにして、チケットを買った。

 当日は、21時に備え、先に用事を済ませておき、20時半からPIA LIVE STREAMの配信URLを叩いて、ライブが始まるのを待った。配信サイトはチャットも機能していたが、チャットには参加しなかった。待ち時間の途中、時々ストリーミングの様子がおかしくなり、キャッシュを溜める状態になっていて、不安になったが、その度にリロードして乗り切った。

 配信時間の21時を1分過ぎた頃、配信が始まった。オープニングは少女がキーボードに囲まれた中にいて、「TM NETWORK」と書かれた黒いバトンがモニターに映し出されるという演出があった。それからまさかのイントロが始まり、演奏が開始された。

セットリスト

  1. ELECTRIC PROPHET
  2. I am
  3. How Crash?
  4. ACTION
  5. 1/2の助走
  6. GREEN DAYS
  7. GET WILD
  8. WE LOVE THE EARTH
  9. SEVEN DAYS WAR

 1曲目はなんと、大体のライブで最後の演奏曲になっていた「ELECTRIC PROPHET」だった。それもイントロがものすごく長く、単なるインスト曲としての演出かと思わせていながら、実は歌も入るという心憎い演出だった。ステージはなく、どこかのスタジオでTMの三人が演奏し、歌を歌うという構成で、天井から三角の物体にライトが付けられたオブジェクトが降りたり登ったり、光ったり消えたりを繰り返していて、なんか幻想的な演出だと思った。

 2曲目は、「I am」。イントロだけではなんの曲かわからなかった。そして、3曲目に新曲「How Crash?」が披露された。3曲目が終わると、木根尚登のパフォーマンスがあり、そこで様々な映像が披露された。4曲目にはアルバム「SPEEDWAY」から「ACTION」が演奏される。

 5曲目が珍しい選曲で、「1/2の助走」。ここまで来て、結構ライブの定番曲が入らず、地味な曲が多いのに気付かされる。そして、6曲目はなんの曲かわからなかったのでしばらく聴いていたら、サビで分かった「GREEN DAYS」だった。この曲は確か円盤化されていない曲のはずである。なので、聞く機会が滅多にない。この曲の選曲に、ライブのテーマが隠されているように感じた。

 7曲目は定番の「GET WILD」。イントロの「ゲッゲッゲッ」からしばらく小室哲哉の暴走ぶりを楽しむことができる。8曲目はイントロではなんの曲かわからなかったが、「WE LOVE THE EARTH」だった。イントロと歌のメロディが乖離しているので、進化したこの曲を聴くことができた。そして、ラストの曲は、「SEVEN DAYS WAR」で、この曲を歌い終えると、ライブは終了した。

ライブ終了後、再び少女が空を眺めている映像が入り、その少女に小室哲哉が手を差し出すという演出があった。そして、「まだ続く」というタイトルと、セットリスト、メンバー紹介の字幕が入り、ストリーミング配信は終わった。

 6年ぶりのTM NETWORK再起動は、大変喜ばしいものだったが、映像でライブを見ると、選曲の関係やメンバーの老け具合、MCなし、といったところから、妙に静かなライブだなと感じた。「How Do You Crash It?」というテーマに沿った選曲なのだろうが、メジャーどころの曲はあまり演奏されず、ライブでは珍しい曲が選曲されているところは、興味深いところである。12月、2月のライブでどう選曲してくるか、関心を集めるところである。小室哲哉も何年か前に引退宣言していたが、それを撤回して音楽活動しているので、アイデアはあるのだろうと思う。

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