土岐麻子 LIVE 2018 “SAFARI TOUR” イムズホール

土岐麻子 LIVE 2018 “SAFARI TOUR” イムズホール

2018年8月5日

 土岐麻子のライブは「POP UP PINK!」以来となる。そのライブの間に、ベスト盤をリリースし、ニューアルバム「SAFARI」をリリースしている。今回のライブは「SAFARI」のライブでの再現になるだろうということは容易に予想できた。プレイガイドを見ていたら、チケットぴあが先行予約を受け付けていたので、一般発売前にチケットを確保していた。

 会場となる天神のイムズホールは初めてである。前回は中洲のGate’s7だったので、会場としては、収納人員が多くなっていることになる。そんなに観客動員できるのかと思ったが、結構満席に近かった。チケットの整理番号がAではなくBだったので、後方を予想していたら、意外と前方だった。座席は自由席だったので、前から4列目を確保した。

 会場内を流れるBGMが消えたのは開演予定時刻の17:00を6分過ぎた17:06だった。一曲目のイントロがシーケンサーによって延々と続き、それからバンドのメンバーがぞろぞろとステージに上がってきて、最後に土岐麻子がステージ上に上がり、ライブが始まった。

本編

  1. Black Savanna
  2. Flame
  3. Blue Moon
  4. Fancy Time
  5. STRIPE
  6. FANTASY
  7. Cry For The Moon
  8. mellow yellow
  9. She Don’t Use Jelly(カバー)
  10. Beautiful Day
  11. SUNNY SIDE
  12. Peppermint Town
  13. CAN’T STOP(feat.玉木正太郎)
  14. PINK
  15. Rain Dancer
  16. SHADOW MONSTER

 バンドのメンバーは、ギター&キーボード:トオミヨウ、ドラムス:鈴木浩之、ベース:玉木正太郎の布陣である。今回のツアーは、アルバム「SAFARI」のプロデーサーでもあるトオミヨウが、バンドのメンバーとして参加していることが、大きな意味を持っている。アルバム「SAFARI」がライブで完結する、という意味合いである。ドラムとベースは、なんかSchroeder-Headzと変わらないな、という印象。キーボードが渡辺シュンスケだったら、まんまSchroeder-Headzである。

 一曲目から六曲目までは、MCも入らず、立て続けに演奏する。「SAFARI」からの曲中心だが、「PINK」からの曲も入り、バラエティに富んでいる。六曲目の「FANTASY」の後、ようやくMCが入る。「このライブを選んでくれてありがとう」という話と、「福岡は暑い」という話、「整理整頓ができない」という話から七曲目の「Cry For The Moon」が演奏される。自分で作詞して、自分に突き刺さっている曲だそうである。

 「mellow yellow」の後、MCが入る。「夏になると、2-3年に1度ぐらい歌いたくなる」、「この曲を歌うと、カウベルを叩きたくなる」というちょっと面白い話をして、カバー曲である「She Don’t Use Jelly」を歌い上げた。その後、アルバム「Bittersweet」から「Beatiful Day」を歌った。

 ドラムソロと、ベースソロ、キーボードソロが入ってから「SUNNY SIDE」を歌う。その後、MCが入り、「夏を意識した曲を選曲してきた」という話と、「1995年にお台場でアルバイトをした時の印象から曲の歌詞を作った」という話をして、「Peppermint Town」を歌った。続いて、「SAFARI」から「CAN’T STOP」を歌う。アルバムでは大橋トリオをフィーチャリングしていたが、このツアーでは玉木正太郎が大橋トリオの代わりに歌っていた。

 ライブも終盤に入り、「PINK」、「Rain Dancer」と立て続けに歌う。そして、MCで「最後の曲です」と言って、「SHADOW DANCER」を歌って、ライブ本編は終了した。

アンコール

  1. 名前
  2. きみだった

 アンコールで登場した土岐麻子は、ラフな服装だった。ツアーグッズの紹介をするのにTシャツやバッグを持ってステージに上がっていた。今回、ツアーグッズで初めてパンフレットを作ったそうである。僕もせっかくなのでツアーパンフは買った。そして、バンドメンバーとして、トオミヨウをステージに呼ぶ。トオミヨウとは、数年来の知り合いだそうで、プールで出会ったという。共通の友人、川口大輔を介して、仕事の依頼をしたとのこと。そして、歌詞が難しいのだが、これで歌いたいという土岐麻子の要望に対して、トオミヨウが応えたのが、「名前」だった。これは土岐麻子のボーカルと、トオミヨウのキーボードだけで歌われた。

 そして、鈴木浩之と玉木正太郎をステージに呼び、アンコール最後の曲を歌った。「Bittersweet」から「きみだった」をしっとりと歌う。これでライブは終了した。時刻を見ると、19:16。2時間10分のライブだった。終演後、アルバム「Safari」を買うか、ツアーグッズを5000円以上買うと握手会に参加できたのだが、すでに持っているCDをもう1枚買ってもな、とか、ツアーグッズ5000円以上も買わないよな、と思って、握手会には参加しなかった。まあ、それでも楽しいひと時を過ごせたと思う。

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