『ターミネーター2 3D』Blu-ray 3D(UK輸入盤)レビュー|26年ぶりに蘇った3D化リマスター版【dts-HD MA 5.1ch】

『ターミネーター2 3D』Blu-ray 3D(UK輸入盤)レビュー|26年ぶりに蘇った3D化リマスター版【dts-HD MA 5.1ch】

1991年公開の傑作SFアクションが、2017年にジェームズ・キャメロン監督自らの監修で3D化&4Kデジタルリマスターされ劇場再上映された『ターミネーター2 3D』。本作はそのUK盤Blu-ray 3D版で、立体視による新たな没入感と、最新技術で磨き直された映像を家庭で楽しめる貴重なソフトです。

『ターミネーター2 3D』UK輸入盤 Blu-ray 基本仕様

TERMINATOR 2 3D Blu-rayジャケット 邦題 ターミネーター2 3D
レーベルStudioCanal Limited
制作年度 1991 / 2017年(劇場公開版)
上映時間 137分(劇場公開版)
監督ジェームズ・キャメロン
出演アーノルド・シュワルツェネッガー, リンダ・ハミルトン, ロバート・パトリック
画面2.40:1 / Anamorphic
音声dts-HD MA 5.1ch 英語, フランス語 / dts-HD MA 7.1ch ドイツ語
字幕英語, フランス語, ドイツ語
リージョンBlu-ray=リージョンB固定
パッケージBD 3D 1枚(本編), BD 1枚(本編+特典映像)

あらすじ(簡略)

未来の戦争を左右する少年ジョン・コナーを守るため、かつて敵だったT-800型ターミネーターが再び過去へ。新型T-1000との死闘、母サラとの再会、そして未来を変えるための戦いが描かれる。

3Dリマスター版の特徴

  • 劇場公開から26年ぶりの3D化: 1年をかけたデジタル修復でフィルムを4Kスキャンし、立体映像用に最適化。
  • 自然な奥行き感: 飛び出し効果よりも奥行き演出を重視。製鉄所やカーチェイスのシーンでは空間の広がりが鮮明。
  • 発色と輝度の改善: 過去のBlu-rayやDVDに比べ、画面の明るさ・色彩が向上。暗部も沈み込みすぎず視認性が高い。

映像クオリティ

35mmフィルムからの4Kデジタルリマスターがベース。オリジナルの質感を活かしつつも、彩度とコントラストが強化され、1991年作とは思えない鮮明さ。3D上映を前提とした調整のため、明部がやや明るめで立体感を損なわない設計。

音響レビュー【dts-HD MA 5.1ch】

オリジナル音源を再調整した5.1chミックスは、立体映像と好相性。環境音や効果音の定位が明確で、包囲感が増し、T-1000の金属音や爆発音が映像とシンクロして迫力を発揮。ドイツ語音声は7.1ch収録。

ソフト仕様と注意点

  • 本UK盤はBlu-rayリージョンB固定のため、日本国内の一般的な再生機では再生不可。
  • リージョンフリー対応、またはリージョン切替可能なプレイヤーが必須。
  • 北米版では3D版のリリースはなく、4K版・2D版のみ。
  • 3D版の収録は劇場公開版のみで、特別編や拡張特別編は未収録。特典映像として2D版で特別編や拡張特別編を収録。

『ターミネーター2』4K UHD版と3D版(UK盤)比較

項目4K UHD(輸入盤)3D Blu-ray(UK盤)
映像マスタースーパー35mmフィルムを4Kスキャンしたネイティヴ4K DIマスター(3D版制作時のNR処理あり)同じ4Kリマスターをベースに3D化。立体視用の輝度調整&奥行き演出を追加
解像度・規格2160p / HDR10(2.40:1)1080p / アナモルフィック(2.40:1) ※3D視聴対応
HDRHDR10対応、明暗・色彩の幅が広いHDR非対応、3D表示時に適した明るめのグレーディング
音響dts-HD MA 5.1ch 英語 / 7.1ch ドイツ語 / 他dts-HD MA 5.1ch 英語・フランス語 / 7.1ch ドイツ語
収録バージョン劇場公開版(4Kリマスター)+ 2Dのみ劇場公開版(4Kリマスター)+ 3D立体視
特別編の扱い収録なし(特典ディスクで視聴可能)収録なし(特典ディスクで視聴可能)
再生環境UHDリージョンフリーBlu-rayリージョンB固定(リージョンフリー機必須)
特徴4K HDRの高解像度・色域表現が魅力3D立体視の奥行き感・空間表現が魅力

総評

『ターミネーター2』を既に何度も観た人でも、新鮮な没入感を味わえる3Dリマスター版。立体映像による空間表現、明るく鮮やかな映像、安定したサラウンド音響が融合し、ファンならぜひ体験したい一本。再生環境の制限はあるものの、コレクション価値は高い。

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