土岐麻子 -Enoshima Sunset Live-|BLUE Enoshima

土岐麻子 -Enoshima Sunset Live-|BLUE Enoshima

2026年2月8日@BLUE Enoshima

はじめに

2026年1月に土岐麻子の「Billboard Live Tour 2026」をビルボードライブ横浜で見たが、続けて2月に江ノ島の入り口にあるBLUE Enoshimaで開催されることを2025年11月に知った。どうしようか最初は迷ったが、江ノ島をバックに日の入りを眺められるのは素敵かな、と思ったので、チケットを先行予約で申し込んだ。チケットは確保できたので、ライブの日を楽しみにしていた。

2026年2月8日は大雪かつ極寒

しかし、2026年2月7-8日は悪天候になってしまった。気温は急低下し、大雪が降っていた。ライブ会場であるBLUE Enoshimaに辿り着けるのかわからないので、主催者にメールで問い合わせたりしていた。ただ、大雪ではあるが、積もっていなかったし、鉄道も動いていたので、会場まで行ってみることにした。

横浜から行くのにはまず鎌倉に寄ってから江ノ島に行くのが妥当そうだったので、鎌倉に寄って、行きたかったカフェ「ヴィヴモン・ディモンシュ」でコーヒーを堪能してから、江ノ島に向かった。

江ノ島に行くのは20数年ぶりのことである。実家に住んでいた頃、よく自転車に乗って国道134号を走って江ノ島に行っていた。江ノ電も久しぶりに乗車し、情緒あふれる車外を眺めていた。漫画の「SLAM DUNK」で有名になってしまった鎌倉高校前の踏切を見て、「この悪天候の中、多くの人が聖地巡礼しているな」と思ってしまった。

江ノ島駅で下車して数分歩いたところにBLUE Enoshimaが入っている江ノ島ビュータワーがあった。江ノ島ビュータワーはかなり古い感じのビルである。7階にBLUE Enoshimaが入店していたが、2025年10月にオープンしたという割には古い感じがした。

開場待ちの間、iPhoneで調べてみると、BLUE Enoshimaが入る前は別のオーナーが別のライブハウスを経営していたのだという。別のオーナーが経営権を手放して今のオーナーが経営権を所有したとのことである。江ノ島ビュータワーは1974年にできたということなので、相当古いビルディングである。

開場時間になると観客もゾロゾロ集まってきた。整理番号順の入場だったが、席は自由席だった。僕の番が来て入場すると、先に入場した人はテーブルがある座席をすでに確保していたが、逆に最前列は空いていたので迷わず最前列を確保した。

ライブハウスなので1ドリンク制でドリンクを買う必要があった。寒いのでノンアルコールビールにして酔わないようにした。

ビルディングの7階なので眺めはいい。相模湾と江ノ島はよく見える。悪天候のため、どんよりした空だったのは残念である。

16:31にギターの高木大丈夫とバイオリンの西原史織がステージに上がってきた。程なく土岐麻子も登場し、ライブは始まった。

本編セットリスト

  1. Sentimental Journey
  2. ラムはお好き?
  3. Mr.Sandman
  4. cheek to cheek
  5. HOME
  6. ファンタジア
  7. ソルレム
  8. 都会
  9. 窓辺
  10. Lonely Ghost
  11. 夜凪

2025年に開催された「Sentimental Journey Tour」の番外編という位置付けなので、一曲目はジャズのナンバー「Sentimental Journey」だった。日曜日の夕方という時間にこの楽曲はよく合う。

「皆さん、こんにちは。土岐麻子です」と話ししてから、続けてカバー「ラムはお好き?」を歌った。吉田美奈子の楽曲をカバーしたそうである。初めて聞いた楽曲であるが、いい雰囲気だった。

続けてやはりジャズのカバーである「Mr.Sandman」を歌った。「Sentimental Journey」とこの楽曲は2025年のツアーの時にも聞いているが、しっとりした雰囲気で良かった。

MCが入る。「BLUE Enoshimaオーブンおめでとうございますというライブです。初めて来ました。ライブが決まった時から海が見えるのではしゃごうと思ったのですが、この天気で全然はしゃげず、車で来ようと思ったのですが、危ないので電車で来ました。皆さんも足元の悪い中、また寒い中、ありがとうございます。江ノ島に来たのは久々で、初めて来たのは高校生の時で、学校をサボって小田急線に乗って来ました。今回、小田急で来ようとした時に「片瀬江ノ島行き」というのがなくて、「藤沢行き」で乗り換えでした。これから夕方にかけて晴れていくのかな。2曲目で「ラムがお好き?」を歌ったのですが、Aメロの歌詞でBメロを歌おうとしてしまいました。このバンドメンバーで「Sentimental Journey」ツアーを去年、一昨年と行っていました。」など色々話が入り、バンドメンバーの高木大丈夫と西原史織を紹介した。

4曲目は「cheek to cheek」だった。土岐麻子と高木大丈夫のデュエットである。このデュエットが素晴らしかった。

MCが入る。「皆様は近くから来ていますか。藤沢って人は? 川崎市ぐらいまででは? 電車止まっていなかったですよね? このビルは築50年ということで同い年ですね。古き良きビルという感じで。ライブハウスはオープンしたばかりですが、その前もライブハウスで。日没前のライブなのでそれに合わせたセットリストを組んだのですが、日没が見えるかな?」という話をした。

続いてはオリジナル曲の「HOME」を歌った。しんみりと心に刺さる楽曲である。西原史織がバイオリンを弦でなく指で弾くなんて芸当を見せたので内心びっくりしていた。

続けては初期の楽曲である「ファンタジア」を歌った。ここに来てこの楽曲を歌ったので意外に思ったが、いい感じの演奏だった。

MCが入る。「日没って何時でしたっけ? 西の方が少しオレンジ色になっていますね。本当は晴れていれば富士山が見えるそうです。なんか窓が結露していますね。私たちの熱気が結露になったというか。次の曲は「ソルレム」という曲を歌います。「ソルレム」は韓国語で「ときめき」の意味なんです。」と話しした。

そして、MC通り「ソルレム」を歌った。「ソルレム」の意味が韓国語で「ときめき」というのは初めて知ったので、また知識がついてしまった。

続けてお馴染みのカバーナンバー「都会」を歌った。大貫妙子の楽曲をカバーしている。土岐麻子のライブではよく歌う楽曲なので、安心感がある。

MCが入る。「私は中高一貫校に行っていたのですが、この前30年以上ぶりの同窓会があって行って来ました。同窓会に行くとですね、タイムスリップして当時の感覚が蘇るのですね。70歳ぐらいの先生に「静かにしてください」と怒られたりして。大人になると怒られるということがなくなるので。数年経ったら席を譲られることになるし。大人になったけれどいい部分は変わっていないですし。あっという間に30年経ったわけですけれど、人生80年とするとまだ30年あるわけで、健康に気をつけて生きていこうと思います。時の流れを感じる年頃になりましたが、久々に会った人とか、もう会えない人とか色々いますが、生きているというのはどういうことなんだろうか、と友達とも話したりするのですが、死んでしまった人も心の中にいるというのは生きているのではないかと思ったりします。そんなことを考えながら作った曲を聴いてください。」と話しした。

そして、MCを受けて歌い出したのは「窓辺」だった。人と会えない、死んでしまった人のことを考えて歌った歌だと知ってからこの楽曲を聴くと、別の味わいがある。

続けて「Lonely Ghost」を歌った。今の所の最新曲だから外せない楽曲である。

「Lonely Ghost」のエンディングが続けての演奏で、「夜凪」をしっとりと歌った。この楽曲が本編最後の曲で、土岐麻子、高木大丈夫、西原史織はステージを去った。当然、観客はアンコールの手拍子を打った。

アンコールセットリスト

  1. In A Sentimental Mood
  2. ピンクシャドウ
  3. Valentine
  4. Sentimental Journey

アンコールの手拍子を受けて、土岐麻子と高木大丈夫がステージに戻ってきた。MCで「高木大丈夫君が楽屋に入りきらなくて。お知らせですが、グッズを売っていますので、見て行ってください。この3人で去年は初の中国公演に行きました。今年は韓国に行きます。4月16日です。ソウルから近いところです。昔の代官山に近いところです。明洞とか近いところです。ご旅行ついでに来てくれると嬉しいです。どんな人が来てくれるのか想像つかないです。ガラガラだったらどうしようとか思いますが。今年はこの編成で回りたいなと思います。お客様が近いところでライブをしたいなと思います。「Sentimental Journey Tour」ということでデュオで歌いたいと思います。」と話ししてアンコールの1曲目、「In A Sentimental Mood」を高木大丈夫と二人だけで歌った。

MCが入る。「史織ちゃん、再登場です。なんか室内冷えて来ましたね。背中から冷気がきますね。なんか椅子の背もたれに布かけてもらったら。ここでまたカバーをやりたいと思います。ブレッド&バターの「ピンクシャドウ」をやりたいと思います。私と同世代の方だと好きだと思います。」と話しして、西原史織が再登場して、ブレッド&バターの「ピンクシャドウ」のカバーを歌った。当然この楽曲はよく知っているので、乗れた。

MCが入る。「本当に最後の曲です。もう直ぐバレンタインが近づいていますが、私の曲にも「Valentine」という曲がありますので最後にお届けしたいと思います。この厳しい天気の中来ていただいて、ありがたさを感じています。1回1回が大事だなと感じています。」と話しした。

そして歌ったのは「Valentine」だった。バレンタインが近づいている中のこの選曲はぴったりだった。この楽曲の演奏が終わった後、また次の楽曲の演奏が続き、MCが入った。「一緒に音楽の旅を続けていきたい、そんな気分でした。どうもありがとう。」と話しして、本当に最後の楽曲である「Sentimental Journey」を再び歌った。

歌い終わるとバンドメンバーを紹介し、演奏が続く中、土岐麻子はステージを去った。そして演奏も終わってから高木大丈夫と西原史織もステージを去った。

悪天候の中、はるばる江ノ島までライブを見に来たのであるが、日没こそ見られなかったが、その分悪天候でのライブという強い印象を残すことはできた。途中からライブハウスの室温が下がって寒かったりもしたが、全体的には楽しめたライブだった。

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