バイオハザード(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 RESIDENT EVIL
レーベル SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2002年
上演時間 100分
監督 ポール・W.S.アンダーソン
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、エリック・メビウス
画面 1.85:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
字幕 日本語

あらすじ

 21世紀の初頭、アメリカの企業アンブレラ社は、会社の生産する製品がアメリカの家庭の90%に達するほど普及していた。しかし、アンブレラ社は家庭用製品だけを生産・研究していたのではなかった。極秘裏に軍需製品や、ウイルスの研究等も行なっていた。ある時、その研究を行なっていた遺伝子ウイルスが何者かに盗まれ、その挙句に一個の遺伝子ウイルスが研究所内にばら撒かれる。アンブレラ社員にウイルスが蔓延する。その頃、アリスは記憶を失った状態である屋敷で目覚める。そこに特殊部隊が到着する。特殊部隊はアリスの目覚めた屋敷から地下鉄を通じて、アンブレラ社のあるラクーン・シティの地下研究所に潜入し、防御コンピューターであるレッド・クイーンを止めようとしていた。少しずつ記憶を思い出すアリスだったが、レッド・クイーンの防御システムを止めた時、アンブレラ社の社員がゾンビになってアリスたちに襲いかかる。アリスたちは逃げようとするだが、特殊部隊の面々は次々に命を落としていく。

レビュー

 日本が開発した人気テレビゲーム、「バイオハザード」をミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化したのが、この「バイオハザード」です。映画制作費は33百万ドルかかっていますが、北米だけで40百ドルを稼ぎ出し、スマッシュヒットを放っていて、その後も続編が制作されるようになっています。ただ、Rotten Tomatoesの批評家の評価は低く、36%と低評価です。観客評価は67%と水準並みなので、観客は楽しんだが、批評家の見解は厳しい状態です。

 日本の人気テレビゲームが元になっていますが、僕自身はこのテレビゲームをプレイしていないので、どれだけゲームの世界観に忠実かはわかりません。ただ、見たところ、一種のゾンビ映画であるということは言えるかと思います。ゾンビ映画といってもこの映画の場合、原因がはっきりしていて、アンブレラ社という巨大企業が秘密裏に開発していたウイルスが研究室内に漏れたことから、そのウイルスによって研究所員がゾンビ化するという展開はわかりやすいかと思います。

 物語は記憶を失っているアリスという女性が、特殊部隊とアンブレラ社の研究所、ハイブに潜入し、防御システムを解除しようとする物語ですが、途中で特殊部隊の隊員たちが次々に殺される様は、結構えげつないシーンが多いかなと思います。そして、レッド・クイーンというコンピューターが放った防御システムを解除することで、ゾンビと化した研究所員に襲われるシーンは、パターンを踏襲しているといえます。

 物語が進むにつれ、アリスが過去の記憶を取り戻していく様は、物語の背景を少しずつ理解させるのに役立っていますが、アリスの名が物語で明かされることはなかったような気がします。その過去の記憶がアンブレラ社の秘密裏に研究していた遺伝子ウイルスを奪取するという目的であることが明らかになっています。そして、写真で一緒に写っている男の背景も徐々に見えてきます。

 映画はゾンビ物なのですが、ゾンビの恐怖感は薄いかなと思います。ゾンビ物は他にも多数制作されているので、その差別化が難しかったのではないかと思います。どちらかというと、アリスの過去から何が起きたのかをフラッシュバックで描いているところに、物語の中心があるようになっていて、ゾンビ物としての描き方は浅い部分があるのではないかと思います。ただ、ラストでウイルスが地上のラクーン・シティに散らばり、地上もゾンビの世界になってしまったところは、衝撃的かなと思います。

 映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。2002年制作の映画ということもあり、フィルムで撮影されているために4Kネイティヴでの収録になっていて、高精細の映像を堪能することができます。アンブレラ社の地下研究所が舞台ということもあり、暗いシーンが多いのですが、暗いシーンの描き分けがよくできていて、恐怖感を出すような演出をしています。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chサラウンドで収録されていますが、サラウンドチャンネルを積極的に活用して、終始音に包まれる感覚があります。擬似イマーシヴサウンドであるDOLBY SURROUNDで映画を鑑賞すると、三次元空間に音が広がる感覚が味わえ、魅力的です。

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