シャッター アイランド(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 SHUTTER ISLAND
レーベル PARAMOUNT PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2010年
上演時間 138分
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー
画面 2.40:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
字幕 日本語

あらすじ

 1954年、連邦保安官のテディとチャックは、ボストンの沖にある閉ざされた島にある精神科病院に赴いていた。精神科病院に収容されているレイチェルという女性が、突然姿を消したため、その捜索に当たることになったのである。精神科病院は3つの棟に分かれていて、A棟は男性精神病患者、B棟は女性精神病患者、C棟は凶悪な事件を起こした精神病患者を収容していた。レイチェルは自分の子供を殺害して精神に異常をきたし、C棟に収容されていたのであるが、いつの間にか姿が見えなくなっていたのである。テディとチャックは早速病院の医師や看護師に情報の提供を求めるが、どうも親身には扱われていない様子だった。テディとチャックはレイチェルの行方を探すが、折から天気が悪天候になり、二人は島から出ることが不可能になる。レイチェルの残したメモを手掛かりに病院の真実を暴こうとする二人だったが、テディはかつて妻をレディスという男が火事を起こしたために殺されており、レディスに復讐するために島に渡る決意をしたという経緯もあった。テディはレディスの行方を負うが、次第にレイチェルの失踪の原因と、レディスの行方が意外な真実で明らかになる。

レビュー

 レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシがタッグを組み、デニス・ルヘインの同名小説を元に映画化したスリラー映画が、この「シャッター アイランド」です。製作費に80百万ドルを費やしていますが、北米の興行収入は128百万ドルを稼ぎ出し、大ヒットを記録しています。Rotten Tomatoesの批評家評価は68%、観客評価は77%と決して高い評価ではありませんが、IMDbでファンが選ぶトップ250では154位に位置するという高い評価を得ています。

 物語は、スリラーですので、物語自体が謎解きの展開になっています。ストーリーは、ボストンの沖にある閉鎖精神科病棟で、自分の子供を殺して精神に異常をきたしたレイチェルという女性が、病棟から姿を消し、その行方を追って連邦保安官のテディとチャックが島で数々の謎に迫るという物です。しかし、テディの目的はレイチェルを探すことではなく、自分の妻を殺したレディスという男がこの精神科病棟に匿われていると確信して、彼の行方を追うという真の目的があります。つまり、最初から物語は二重の追跡劇になっているわけです。

 テディは妻が死んだという真実から逃げることができず、罪の意識に苛まれていますが、それをレディス追跡に転嫁して行動しているところがあり、絶えず妻の幻影につきまとわれています。また、テディは第二次世界大戦でドイツの収容兵たちを殺害したという過去も持ち合わせており、それも彼を苦しめる幻影になって、たびたび登場します。

 映像的表現で言えば、何かが舞い散る様子が度々登場し、映像の印象を強くしています。それは紙だったり、雨だったりするのですが、物語上、テディとチャックが島からボストン市街に帰れなくなるように嵐が来るという展開は、物語を陰鬱な雰囲気を出すのに成功していると思います。何かが舞い散る様子も、物語の精神的圧迫感を感じさせるものになっていて、インパクトを与えます。

 物語はクライマックスで意外な展開になって、真相が明らかになるのですが、この展開は予想だにしなかった物で、かなり驚きます。テディの真の姿と、チャックの真の姿、テディの置かれている状況、チャックの立ち位置、テディの過去の幻影、精神科医の真実、それらが一気にネタバレし、大どんでん返しの展開にやられた、と思わせるところがあります。その真相が明らかになった後も、テディはテディのままであろうとし、その後の体験が容易に予想できるラストは、深い余韻を残すものになります。

 映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。マスターフォーマットは2Kで管理されていますので、アップスケール4Kでの収録になりますが、解像度はかなり精細であると言えます。もちろんネイティブ4Kのマスターに比べれば解像度は足りないのですが、色彩がDOLBY VISIONで管理されているため、高コントラストに多彩な色彩が画面いっぱいに映し出され、魅力的な映像を提供しています。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chサラウンドで収録されています。特に嵐のシーンは高さ方向にサウンドフィールドがないのを除けばかなり空間に音が広がるサラウンドになっていて、その迫力は見事なものであると言えます。

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