THE BLUES BROTHERS(4K UHD Blu-ray)

THE BLUES BROTHERS 4K UHD Blu-rayジャケット 邦題 ブルース・ブラザース
レーベル UNIVERSAL PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 1980年
上演時間 148分(Extended Version)
監督 ジョン・ランディス
出演 ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャリー・フィッシャー
画面 1.85:1/HDR10
音声 dts:X 英語
字幕 英語、フランス語、スペイン語、デンマーク語、フィンランド語、ヒンディー語、ノルウェー語、スウェーデン語

あらすじ

 刑務所に入っていたジェイクは、ようやく出所できる。そのジェイクを待っていたのはエルウッドだった。二人は孤児院で兄弟同然に育っていた。ジェイクが出所後、孤児院を訪れるが、孤児院は税金$5000を支払えなくて、閉鎖されそうになっていた。その事実を知ったジェィクとエルウッドは、教会に行き、そこでの神の啓示により、バンド活動をして$5000を稼ぎ出そうと考えだす。しかし、ジェイクの刑務所暮らしの間に彼らと行動を共にしていたバンドは解散し、まともな職についていた。ジェイクとエルウッドはかつてのバンド仲間を口説きだし、バンド活動を再開しようとしていた。その間、エルウッドの免許証偽装から始まり、二人の行くところ行くところあちらこちらで騒動を巻き起こし、二人は命を狙われる羽目になる。さらに謎の女性がジェイクを殺そうと様々な攻撃を繰り広げる。それでも$5000を稼ぐためにバンドと共にライブを開催しようとする二人だったが、ライブ会場には警察やカントリーバンド、バーの店主など様々な敵が二人を待っていた。

感想

 アメリカの伝説的コメディテレビ番組、「サタデー・ナイト・ライブ」で、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドによって創作されたキャラクター「ブルース・ブラザース」を元に映画化した作品が、この「ブルース・ブラザース」です。映画評論家、観客から高い評価を得ており、また興行収入も製作費を大きく上回り、成功を収めている作品であります。今回の4K UHD Blu-rayには劇場公開版と長尺版の2種類収録されていますが、長尺版の方を鑑賞しています。

 この映画の特徴といえば、ミュージカル仕立てになっていることが挙げられます。しかもそのミュージカルに使っているのは主にブルース音楽というところにひねった面白さがあります。ブルース音楽のミュージカルということで、ブルース音楽の大御所であるレイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、ジェームズ・ブラウン、ジョン・リー・フッカーなど錚々たる面々が映画に出演し、ブルースを歌い上げているところに、この映画の最大の魅力があるといえます。

 また、ジェイクとエルウッドのバンドの面々も演奏に長けており、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの二人も歌い踊り、「ブルース・ブラザース・バンド」としてのバンドの活躍が見られるのも、この映画では魅力的です。バンドの面々は実のところミュージシャンであり、その技巧をフルに発揮していて、ブルース・ブラザースの二人をサポートする役目に徹しています。

 その一方でこの映画はコメディでもあるので、ジェイクとエルウッドの二人が行く先々でいろいろな騒動を起こしていくところは、爆笑ものであります。騒動を起こしながら、ジェイクとエルウッドの二人はそれに動じるところは全くなく、いつも沈着冷静に動き回っていますので、その対比が面白さを醸し出しています。そしてその騒動が二人にとって敵になり、後々まで追われる状況になるところは、クライマックスに向けて上手いストーリーだと思います。

 さらにジェイクを狙う謎の女性役で、「スター・ウォーズ」で一躍有名になったキャリー・フィッシャーが登場しているのも、この映画の特徴の一つでしょう。「スター・ウォーズ」のレイア姫とは全く正反対の性格を持つ謎の女性役を楽しんで演じているキャリー・フィッシャーを見ていると、彼女の演技の幅を見ることができ、意外な設定も面白く感じるところがあるといえます。

 クライマックスは$5000の税金を支払うためにシカゴに向かうジェイクとエルウッドの二人と、それを追いかける警察、ナチの残党、カントリーバンドなどの面々との壮絶なカーアクションが待っていて、それだけでもこの映画の魅力を伝えるものになっています。特に警察のパトカーが次々にクラッシュしていく様を描いたところは、カーアクションの名場面の一つに挙げてもいいのではないかと思います。

 映像は4K UHDでHDR10での収録になります。さすがに40年前の映画ということもあってか、シーンによっては解像度の甘いシーンも散見されますが、クライマックスに行くに従って、映像が安定していく様子が窺えます。色乗りは十分にありますが、フィルムグレインが物語前半でかなり多めに出ていて、それが映像の解像度をスポイルしているところがあります。音響はdts:Xのイマーシヴ・オーディオでの収録です。音楽の演奏シーンの多い映画ではありますが、音が三次元的に広がる様子が窺え、ミュージカル映画としての魅力を伝えるものになっています。また、Blu-ray時代には単なるdtsサウンドトラック収録であったものが、今回dts:Xにアップグレードされたことで、音質にも相当貢献していて、音楽演奏シーンが音質豊かになっているところも聞きどころの一つであります。

 なお、今回視聴した超尺版は、レーザーディスク末期にUNIVERSALからリリースされた「Signature Collection」でビデオグラムとして初登場しています。「Signature Collection」は長尺版本編の他にメイキング・ドキュメンタリーが収録されたもので、それでいて他のレーザーディスクと同じく$40という低価格でリリースされていました。その後、DVD、Blu-ray、今回視聴した4K UHD Blu-rayと劇場公開版と長尺版の2種類を同時収録するようになっています。

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