ENTER THE DRAGON:SPECIAL EDITION(Blu-ray/CRITERION)

BRUCE LEE HIS GREATEST HITS Blu-rayジャケット 邦題 燃えよドラゴン ディレクターズ・カット
レーベル CRITERION COLLECTION
制作年度 1973年
上演時間 102分
監督 ロバート・クローズ
出演 ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー
画面 2.35:1/SDR
音声 LPCM 1.0ch 英語 / dts-HD MA 5.1ch 英語
字幕 -

あらすじ

 少林寺でカンフーの訓練をしているリーは、師匠からハンという門下生の裏切りにあったことを聞かされる。ブレイスウエイトというイギリスの諜報機関の職員の訪問を受けたリーは、ブレイスウエイトの要請に応じ、3年に一回開催されるハンのマーシャルアーツのトーナメントに参戦することにする。ハンが麻薬生産をしている疑惑があるが、証拠がないのでリーに証拠を押さえて欲しいという頼みを聞いたのである。前回のトーナメントは3年前で、その時にハンのボディガードであるオハラの手によって、リーの妹は自決を迫られる事態に陥っていた。それを知ったリーは2つの目的を持ってトーナメントに参加することになる。トーナメントには借金をしているローパーや、黒人空手使いであるウイリアムズといった面々も参加していた。リーは、トーナメントに参加しながら、ハンの麻薬生産の証拠を押さえようとするが、警備は厳しく、リーの行動を抑えられなかったハンの手下たちは、次々に処刑されていった。リー、ローパー、ウイリアムズたちはトーナメントで勝っていくが、その過程でハンの麻薬生産の秘密に触れていくことになる。そして、リーは宿敵オハラと対峙することになる。

レビュー

 全世界で大ヒットを記録したブルース・リーの代表作「燃えよドラゴン」。この映画は香港劇場公開版とその他の全世界公開版とで、内容に差があることは知られていますが、香港劇場公開版をオープニングクレジットだけ全世界版に直して公開されたものが、この「燃えよドラゴン ディレクターズ・カット」になります。香港劇場公開版では、監督としてロバート・クローズとともにブルース・リーもクレジットされており、こちらの作品の方がブルース・リーの意向を反映させたものになっています。

 クライテリオン・コレクションの「BRUCE LEE:HIS GREATEST HITS」に入っている「燃えよドラゴン ディレクターズ・カット」は、特典映像扱いで収録されています。しかし、音声トラックはモノラルの英語と5.1chの英語の2種類から選択できます。残念ながら目の不自由な人のための英語字幕はありませんので、視聴には若干ハードルが高くなっています。特典映像扱いなので、1973年の劇場公開版とはディスクが別で、特典映像ディスクの中に入っています。

 ブルース・リーの思想が強く出ている「燃えよドラゴン」の中でもこの「ディレクターズ・カット」は、さらに師匠とリーとの会話から戦うことに対する心の心境のありようとか、敵に対する心構えを強く描写しているシーンがあり、それがクライマックスで強調されるというストーリーになっています。そこからは、ブルース・リーのジー・クン・ドーに対する思想が表れているといってもいいでしょう。

 ブルース・リーの強さは、劇場公開版でもディレクターズ・カット版でも変わりませんが、やはり圧巻の強さを見せているところは、スターとしての魅力を兼ね備えているといえます。オハラとの戦いは、フィルムを高速で撮影し、スローモーションで再生しているのにもかかわらず、リーの動きが全く見えないところに、その凄さがあるといえます。

 リーの他にもローパーやウイリアムズが活躍しますが、やはりリーが光り輝くように見えてしまい、他の二人の影は若干薄めではあります。とはいえ、この二人の活躍も物語上結構重要で、ハンとの関わり合いが進行上必要になってきます。麻薬のアメリカでの売人の仕事をハンから依頼されたローパーがそれを拒否し、ボロと戦うハメになるシーンは、結構重要なシーンであるといえます。ここからがクライマックスになだれ込むきっかけになっています。

「BRUCE LEE:HIS GREATEST HITS」の「燃えよドラゴン ディレクターズ・カット」は、「燃えよドラゴン」と同じく2KマスターでのBlu-ray化がされています。映像の質は「燃えよドラゴン」の劇場公開版と同じで、どちらが優れているということもなく、こちらもフィルムの粒子が見え、色乗りが優れている状態です。音響はPCM 1.0ch 英語でのモノラル音声と、dts-HD MA 5.1ch 英語での提供になっています。5.1chの方で視聴しましたが、サラウンドは効果音の移動感は控えめです。元がモノラルなので、下手にいじって極端なサラウンドにするのを嫌ったのだと思います。その分、ラロ・シフリンの音楽はサラウンドする音の広がりを感じ取ることができます。

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