THE FAST AND THE FURIOUS:TOKYO DRIFT(Blu-ray)

THE FAST AND THE FURIOUS:TOKYO DRIFT Blu-rayジャケット 邦題 ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
レーベル UNIVERSAL PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2006年
上演時間 104分
監督 ジャスティン・リン
出演 ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、千葉真一
画面 2.35:1/アナモルフィック
音声 dts-HD MA 5.1ch 英語 / dts 5.1ch スペイン語、フランス語
字幕 英語、スペイン語、フランス語

あらすじ

 アメリカの高校生、ショーンはドライビングテクニックが優れていたが、その腕ゆえに暴走を繰り返し、各地を母と転々としていた。今回もスポーツ選手のクレイとレースを行い、警察沙汰となる。呆れた母は、ショーンを別れた父が住んでいる東京に転校させる。別れた父は、ショーンに「車に近寄らないよう」警告を発する。そして、ショーンは日本の高校に転校して通うことになる。クラスメイトのトゥインキーがショーンに近づき、ショーンを東京の駐車場で開催されている車のレースに誘い込む。そこでショーンは、DK(ドリフト・キング)ことタカシとレースをする羽目になる。しかし、慣れない駐車場でのドリフトを多用したレースに苦しみ、タカシに敗北してしまう。彼の素質を知ったタカシの仲間であるハンはショーンに近づき、ショーンをドリフトが使えるように鍛え上げる。そのためにハンはタカシの金を湯水のように使っていた。それがタカシの叔父であるカマタの耳に入り、タカシはショーンとハンを始末しようと都内でカーチェイスを繰り広げる。そして、都内は大惨事を迎えてしまう。

感想

 シリーズ第3作目に当たり、東京を舞台に車のドリフトを多用したレースを繰り広げるのが、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」です。映画自体は興行収入が悪く、シリーズ中最低の売り上げと低評価を得ていますが、ここで話が終わるかと思ったら、その後にまた続編が作られているという不思議な要素を持ったシリーズになっています。

 映画は、第1作目、第2作目の登場キャラはほぼ登場しません。ラストで意外なキャラが登場しますが、ストーリーには絡まず、基本的には今回だけのキャラで話が進んでいく展開になっています。なので、シリーズと見ていいのかどうか悩むところでもありますが、カーレースを舞台にした映画という意味では同じ土俵に乗っていますので、シリーズの一編であると取っていいと思います。

 今回、舞台が日本の東京、しかも新宿や渋谷が登場するということで、日本人の僕としては、「どう変な日本が描かれるのだろう?」と気になっていましたが、期待していたほど変な日本の描き方にはなっていなかったように思います。日本ではロケーションの許可が厳しいので、カーチェイスシーンなどできないだろうと思い、また、カーレースが駐車場でのドリフト走行のレースになっていることもあり、あまり期待していなかったのですが、特殊効果を駆使して、後半では渋谷のスクランブル交差点での激しいカーチェイスシーンを再現し、予想外の展開に驚いているところもあります。

 また、舞台が東京なので、登場キャラが日本語を喋るシーンが多く、通常の輸入盤Blu-rayでは苦労するセリフの聞き取りが、かなり楽だったのも事実です。もちろん、登場キャラを演じる俳優さんたち全てが日本人というわけでなく、アジア系俳優さんも多いので、日本語の発音に難ありのところもありますが、それでもかなりネイティブな発声だったと思うます。逆に日本人俳優さんも数多く登場し、なんと千葉真一が主人公ショーンのライバルになるタカシの叔父でヤクザのカマタ役で登場するのは、かなりの目玉だと思います。

 ストーリーは、ショーンの成長物語であると言えます。それが、通常ハリウッド映画だとアメリカ国内だったりするところが、日本というアジアを舞台にしているところが新鮮味を感じるところであります。ロケーションの効果のせいか、馴染み深い都市の風景が印象的で、逆にショーンが異邦人的な感触を与えるものになっています。そのショーンが仲間を作り、タカシにどう勝っていくかを描いたところに物語の面白さがあると思います。

 映像は2006年の映画なので、フィルム撮影で収録されています。しかし、解像度は十分にあり、色乗りも鮮明で鮮やかな色調をしていますので、東京と言う都市の美しさが現れていると思います。音響はdts-HD MA 5.1chですが、かなりサラウンドを積極的に使っていて、AVアンプのdts:Neural Xで視聴すると、かなりイマーシヴなサラウンド効果を感じられます。車のドリフトシーンなどで効果的にサラウンドを使っていると感じます。

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