THE MEG(Blu-ray 3D)

THE MEG Blu-rayジャケット 邦題 MEG ザ・モンスター
レーベル WARNER BROS. HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2018年
上演時間 113分
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン
画面 2.40:1/アナモルフィック
音声 dts-HD MA 5.1ch 英語
DOLBY DIGITAL 5.1ch 日本語
字幕 日本語、英語

あらすじ

 原子力潜水艦が、何かの襲撃を受けて海溝に座礁する。そのクルーの救助に向かったジョナス・テイラーと仲間たちは、救助の途中、何かの再攻撃のために、クルーを全員救助できず、仲間も死亡する。それから5年後、中国の海洋200kmに作られた海底探査基地マナ・ワンで、海底と思われている底より更に深い海底を探査していた。探査艇が海底に到着し、今まで見たことのない生物を発見するが、何かが探査艇を攻撃し、探査艇は脱出できなくなる。基地では、タイで呑んだくれているジョナスを呼び出し、探査邸のクルーの救助に向かわせる。渋々救助に当たるジョナスと、探査クルーのスーインは、海底で太古の生物であるメガロドンというサメを確認し、メンバーをメガロドンから助け出す。しかし、その救助のためにメガロドンが海底から海上に浮上し、基地のクルー達に襲い掛かる。基地ではメガロドンを退治しようとするが、様々なトラブルが起こる。

感想

 スティーヴ・オルテンの同名小説を原作にして、ジェイソン・ステイサムと中国人俳優達を共演させて、太古の昔に絶滅したはずの巨大ザメ「メガロドン」が人々を襲う恐怖と、それを退治しようとする主人公達の活躍を描いたパニック・サスペンス映画がこの「MEG ザ・モンスター」です。映画としては、北米だけで制作費を越す興行収入を稼ぎ出し、大ヒットを記録していますが、作品の出来はあまりいいものとは言えません。

 この映画を見ていて印象に残るのは、とにかく中国という巨大映画市場に向けて、稼ごうと意図したと思われる俳優達の出演が目立つところにあると言えます。主人公のジョナス・テイラー役はジェイソン・ステイサムですが、彼と行動を共にするヒロイン、スーイン役がリー・ビンビンで、また彼女の父や娘も当然中国人というところで、ハリウッド映画らしくない印象を持ちます。

 そして、ジョナス自身も、映画の中で探査艇の操縦をしていてメガロドンの攻撃に会う女性ローリーとは結婚していたものの、離婚したという設定になっていて、映画の展開に合わせて復縁するのかと思いきや、スーインと関係を強めていくという、意外な展開になっているので、映画の定石を外していると思います。

 ジョナス達を襲う巨大ザメ、メガロドンが恐ければ、もう少し面白くなっていたと思うのですが、鑑賞していてもメガロドンの怖さが伝わって来ず、その恐怖感が希薄なため、物語のテンションが上がって来ないのは、致命的かなと思います。メガロドンが1匹かと思いきや、実は...という設定も、なんだ、この展開は?と理解に苦しむところがあると思います。

 物語のクライマックスも、海水浴場に現れたメガロドンと、ジョナス達の戦いになるのですが、海水浴場で遊んでいる人々のパニック感が散漫なため、盛り上がりに欠けているかと思います。ジェイソン・ステイサムが主人公だから、絶対彼は死なないとわかってしまうのも、物語の展開が弱い要素になっています。

 映像は、3Dで収録されていますが、あまり飛び出し感や奥行き感がない、立体感の少ない映像で、3Dの効果は薄いと言えるかと思います。解像度は十分で、色乗りも十分であると言えますが、メガロドンのシーンは海中のシーンが多いので、見づらいシーンが多くなっているかと思います。音響は2D Blu-rayはDOLBY ATMOS収録ですが、この3D Blu-rayはdts-HD MA 5.1chでの収録です。ただ、サラウンド感や低域の再現はかなり効果があり、パニック映画としての演出は十分達成していると言えます。

 なお、この3D Blu-rayは、ジャケットには記載はないですが、日本語設定のされているBlu-rayプレイヤーで再生すると、日本語字幕、日本語吹き替えで鑑賞することができます。なので、3D Blu-rayだけは鑑賞が非常に楽になっています。

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