STAR WARS:ATTACK OF THE CLONES(4K UHD Blu-ray UK)

No Image 邦題 スター・ウォーズ:クローンの攻撃
レーベル BUENA VISTA HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2002年
上演時間 142分
監督 ジョージ・ルーカス
出演 ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン
画面 2.39:1/HDR10
音声 DOLBY ATMOS 英語 / DOLBY DIGITAL PLUS 7.1ch ドイツ語、フランス語 / dts 5.1ch イタリア語
字幕 英語、フィンランド語、ドイツ語、イタリア語、ノルウェー語、スウェーデン語、フランス語

あらすじ

 共和国は存亡の危機に瀕していた。かつてジェダイの騎士だったドゥークー伯爵が率いる分離主義が共和国にはびこり、共和国を離れる星系が増大していたのである。その危機に対し、ナブーのアミダラ女王は女王の座を降り、政治家として共和国の維持に努めようとしていた。アミダラは議会に出席するためにコルサントを訪れるが、彼女を抹殺しようとする暗殺者に狙われる。そのアミダラの護衛の座に着いたのがジェダイのオビ=ワン・ケノービと、パダワンのアナキンだった。オビ=ワンとアナキンは暗殺者を追い詰めるが、暗殺者は何者かによって殺害される。アミダラの命を守るため、ヨーダはアミダラをナブーに帰し、その護衛をアナキンに任せる。オビ=ワンは暗殺者を殺害した毒薬から惑星カミーノの存在を知る。しかし、その惑星はジェダイのライブラリーからは消されていた。オビ=ワンはカミーノに行き、そこでクローンの兵隊が生産されていることを知る。そのクローンの元になったのが賞金稼ぎのジャンゴ・フェットだった。そうして、オビ=ワンは次第に事件の真相に近づく。一方アミダラとアナキンはナブーに到着し、次第に二人の間に愛が生まれてくる。しかし、アナキンは母の夢を見てしまい、動揺をしていた。そして、それがアナキンをダークサイドに近づける第一歩だった。

感想

 1999年の「スター・ウォーズ:ファントム・メナス」に続く「スター・ウォーズ」のプリクエル三部作の第二作に位置し、ジェダイのパダワンになったアナキン・スカイウォーカーとジェダイマスター、オビ=ワン・ケノービの活躍を描き、バックグラウンドだけ語られていた「クローン大戦」の発端となる出来事を描いたのが、「スター・ウォーズ:クローンの攻撃」です。今回、「スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け」の4K UHD Blu-rayのリリースとともに発売された「スター・ウォーズ:スカイウォーカー・サーガ」という9作品のボックスセットを入手し、それを鑑賞しています。

 映画は「スター・ウォーズ:ファントム・メナス」の時代から10年後の世界を描いています。栄華を誇った共和国が次第に壊れていく様が、冒頭の字幕で説明されています。その世界で、ジェダイのパダワンとなっているアナキン・スカイウォーカーと、彼の師匠であるオビ=ワン・ケノービが、壊れていく共和国を守ろうと奮闘するアミダラを暗殺しようとする、何者かを追って事件の真相に迫る様が、描かれています。

 アナキンは優れたフォースの使い手ではありますが、決して優秀なパダワンというわけでもありません。結構師匠であるオビ=ワンの言うことを聞かずに行動し、自身の心に忠実に動こうとします。それが故にジェダイの騎士で禁じられている「人を愛する」と言うことをアミダラに向けて発信し、アミダラと相思相愛の関係になってしまうところが、ジェダイらしくないところであると言えます。また、母のことに対しても執着し、母の死に対し、憎しみの心を持ってしまうところなど、人間的とは言えますが、ジェダイの騎士の道を踏み外していく様子が描かれています。

 オビ=ワンは単独でアミダラを暗殺しようとした黒幕を探し始めますが、その過程でオリジナル三部作で人気のあるキャラクター、ボバ・フェットの父親に当たる賞金稼ぎ、ジャンゴ・フェットと、彼をベースにしたクローン兵士の存在を知ることになります。クローン兵士はオリジナル三部作ではストーム・トゥルーパーの前身に当たる存在ですが、ストーム・トゥルーパーよりは優秀な兵士として描かれているのが特徴で、クローンも世代交代する度に劣化していくのかなと、想像を逞しくしてしまいます。

 今回出てくる新キャラクターの一人に、ドゥークー伯爵がいます。共和国を離れる分離主義の星系のリーダー格なのですが、彼もかつてはジェダイの騎士であったものが、次第にダークサイドに足を踏み入れた人物として描かれています。ダークサイドのフォースを使っているところもあり、かなり強大な力を奮ってアナキンやオビ=ワンの前に立ち塞がります。クライマックスのヨーダとドゥークー伯爵の戦いは、この映画のボルテージが上がる一場面であり、見どころの一つであると言えます。

 今作ではクライマックスでジェダイの騎士たちが集結し、ピンチに陥っていたオビ=ワンとアナキン、アミダラを救出するシーンは結構燃えます。特にメイス・ウィンドゥとジャンゴ・フェットの戦いは、名シーンではないかと思います。このシーンに限らず、ジェダイの騎士たちがそれぞれ活躍する様は、栄華を誇ったジェダイの騎士による共和国安定の世界を実感させるところであり、これまで描かれなかったジェダイの本質が見えてくるものではないかと思います。

 映像は4K UHD/HDR10で収録されています。劇場公開時には一部劇場で今では当たり前のDLPによる映写を行ったことと、撮影自体がデジタルカメラで行われたことが有名で、フィルムを使わない映画の製作を予感させる仕上がりになっています。当時のデジタルカメラでは解像度が低いのではないかと思いましたが、この4K UHD Blu-rayでは高コントラストの映像が効いているのか、解像度に不満を感じさせるところはありませんでした。色彩はものすごくカラフルな映像に仕上がっていて、HDR10の性能をよく表していると思います。音響はDOLBY ATMOS MIXで、シーンごとに三次元サラウンドが充満する様子が感じ取れます。特に物語前半の暗殺者とのチェイスシーンでのスピーダーの移動感、中盤のオビ=ワンとジャンゴ・フェットの戦い、後半のジェダイの騎士の活躍するシーンでのライトセーバーの音など、映像に寄り添う音響効果を発揮しています。

がちゃんの部屋 TOP へ戻る」 「輸入盤DVDで観た映画のレビュー INDEX に戻る