STAR WARS:THE LAST JEDI(4K UHD Blu-ray UK)

No Image 邦題 スター・ウォーズ:最後のジェダイ
レーベル BUENA VISTA HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2017年
上演時間 152分
監督 ライアン・ジョンソン
出演 マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライヴァー
画面 2.39:1/HDR10
音声 DOLBY ATMOS 英語 / DOLBY DIGITAL PLUS 7.1ch ドイツ語、イタリア語、フランス語
字幕 英語、フィンランド語、ドイツ語、イタリア語、ノルウェー語、スウェーデン語、フランス語

あらすじ

 ファースト・オーダーのスター・キラーを破壊し、勝利を得た反乱軍だったが、ファースト・オーダーは勢力をすぐに取り戻し、反乱軍の基地を襲撃する。反乱軍のポーは反乱軍の兵士を基地から脱出させるための囮の作戦を遂行するが、そのために反乱軍は多数の艦艇を失い、レイアがポーを非難していた。生き残った反乱軍はハイパースペースに入って逃走を図るが、ファースト・オーダーはハイパースペースにいる船を追跡できる装置を所有していて、反乱軍は追い詰められる。逃走の中、フィンと整備士のローズは、ファースト・オーダーが所有するハイパースペースにいる船を追跡できる装置の無力化を図るために、キーブレイカーと呼ばれる人物を探しに行く。その頃、伝説のジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーと出会ったレイは、ルークに反乱軍の戦いに参加するよう依頼をするが、ルークはそれに応じなかった。しかし、レイのフォースの力に驚いたルークは、レイを修行することにする。ルークは、過去にカイロ・レンの中にダークサイドを見出し、彼を抹殺しようとして失敗し、多くのジェダイの弟子たちを失っていたため、自分の立ち位置を失っていた。その一方でレイは次第にカイロ・レンとコミュニケートできるようになり、彼のもとに赴く。

感想

 2015年の「スター・ウォーズ:フォースの覚醒」の公開後、ファンの期待を一身に受けて2017年に公開されたシリーズ8作目が、この「スター・ウォーズ:最後のジェダイ」になります。映画評論家からは絶賛された今作ですが、肝心のファンからは非難轟々を浴びてしまい、評価が映画批評家とファンの間でかなり差のある作品になっています。今回、「スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け」の4K UHD Blu-rayのリリースとともに発売された「スター・ウォーズ:スカイウォーカー・サーガ」という9作品のボックスセットを入手し、それを鑑賞しています。

 今作「スター・ウォーズ:最後のジェダイ」がファンから非難轟々なのは、「スター・ウォーズ」の冠をつけていながら、スター・ウォーズの設定を壊すような展開が次々に起きて、ファンの望む出来になっていないことが要因として挙げられます。例えばレイアの乗る宇宙船のブリッジがレーザー砲で破壊され、レイアが宇宙に投げ出されるも、フォースの力で船の安全な場所に戻ってくる、というような描写は、フォースの力の拡大であるとファンから非難される一シーンであります。

 また、非難を受けたのが今作で登場し、フィンとともに行動をともにするアジア人女性、ローズの容姿があまり美しくないところにも批判が集まっています。スター・ウォーズではこれまでアジア人が登場していなかったので、アジア人の登場はアジア圏では受ける要素のはずでしたが、ローズの容姿が不細工であったために、これまた非難を受ける羽目になり、ローズ役の女優さんはSNSを閉鎖するところまで追い込まれています。

 そういう意味でファンの評価の低い「スター・ウォーズ:最後のジェダイ」ではありますが、僕個人としては、比較的高い評価を与えています。これまでの「スター・ウォーズ」の枠に囚われない自由な描き方に、面白みを感じたからですが、その一方でジェダイの騎士、ルークがどう動くのかとか、レイとカイロ・レンの関係とか、興味深い展開が待っていて、先が読めないところに面白みを感じています。

 ただ、先が読めない展開とは書きましたが、途中で色々なキャラを殺しすぎでどうエピソード9に繋げるのか、判断に困る展開も多々あります。そのせいもあるかと思いましたが、エピソード9のつじつま合わせ的展開は、「スター・ウォーズ:最後のジェダイ」で提起した謎が四方八方に広がり過ぎていて、まとめるだけで精一杯にならざるを得なかったのでは、と思っています。

 本作の欠点といえば、主役たちが絡んで活動することがほとんどなく、レイにしろ、フィンにしろ、ポーにしろ、単独で動いているところから、物語が発散してしまっているところがあるかなと思います。その結果、やはり伝説のジェダイ、ルークの存在感が強くなってしまい、彼の行動のみに焦点が当たっているかのように感じられるところもあるかと思います。

 映画は最後にレイアを演じたキャリー・フィッシャーの急逝に触れたクレジットになっています。キャリー・フィッシャーはこの映画でもレイアとして重要な役割を果たしていますが、この映画の完成前にこの世を去ってしまい、エピソード9での生きている姿を見ることは叶わなくなっています。これも予想外の出来事であり、エピソード9が話をまとめるのにどれだけ苦労したかが、察知できるところにあると思います。

 映像は4K/HDRで収録されています。マスター自体が4Kで保管されているため、4K UHD Blu-rayも4K Nativeでの収録になっており、高い解像度を誇っています。映像の隅々まで細かい絵が見て取れます。また、HDR10の効果による多彩な色の再現性は、特筆に値するところがあるといえます。音響はDOLBY ATMOS MIXです。音は縦横無尽に前後左右上下に移動し、映像に入り込んだかのような没入感サラウンドを提示しています。ただ、音量自体はかなり低く、ボリュームを上げないと効果が発揮されないというのは若干問題あるといえます。

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