台湾台北・九份ツアー2012年3日目/市内観光フリー

台湾台北・九份ツアー2012年3日目/市内観光フリー

2012年8月29日

総統府

 既に2日目である程度目的は達成してしまったので、3日目の観光はあまり欲張らないでいた。まずは朝9時の開館時間を狙って、昨日車窓でのみ見た「総統府」の1階を見学に行った。ここは平日の午前中だけ、パスポートを持っていると見学可のなのである。元々は1919年の日本統治下に政府の建物として建築されたが、戦争で破壊され、また再建されたという曰くつきの建物である。自由に見学できるのかなと思ったら、ちゃんと日本語のガイド付きの見学になった。台湾の歴史から政治の話まで興味は尽きない。個々の建物は日本であることを示すべく、上から見ると「日」という形になっているそうである。そして既に1919年の間から喫煙室がつけられていたとか、面白い話でいっぱいだった。

 次にどこ行こうと思って、台湾の秋葉原と呼ばれる光華市場に行ってみた。MRTの忠孝新生駅から徒歩5分ぐらいのところである。当然のことながら今のPCなどのIT機器は台湾製が多くて、それらのパーツ類が沢山売っていて、なかなかに面白いところだった。実は九份観光したので、九份を舞台にした映画「悲情城市」のDVDがBlu-rayでも売っていないかなと探したら、DVDはあった。がしかし中国語しか音声も字幕も入っていない。英語があればなんとかなるのだが、これでは対応できないと思い、結局買わなかった。でも見ていると日本のテレビドラマのDVDが結構多くて、人気高いのだなと思った。

 次は「行天宮」まで行ってみようと思った。MRTの「行天宮」駅で降りて、まず昼飯と思い、路地にある中国語しか通じない店に試しに入ってみる。羊の肉入りのチャーハンを頼んだ。頼んだといっても自分で注文票に印をつけて無言で店のおばちゃんに渡しただけなので、言葉は通じなくてもなんとかなる。しかしこの店、飲み物が一切ないのは困った。薬が飲めないので近くのセブンイレブンで飲み物買って薬を飲んでいた。

行天宮

 「行天宮」は三国志で有名な関羽を祀っている廟である。関羽の劉備に対する信義の厚さから、信用の神、つまり商売の神として信仰が厚いという。僕もお参りをし、何か老婆が祓いをしている様子のところに行ってお祓いをしてもらった。何のお祓いかはよく分かっていない。多分信用のお祓いなのだと思う。多くの人がいて、列をなしていた。

 「行天宮」前の交差点の地下道には占い横丁がある。何店かが占いの店を構えているのである。普段星占いぐらいしか見ない僕ではあるが、たまには手相とか生年月日から占ってもらうのもいいかと思い、やってもらった。性格から恋愛運、金運までいろいろ入って1000元。どうも今の占いはモバイルデバイスで算出するらしい。この辺のギャップが面白い。占いは当たっていることとちょっと違うなというところがあり、まあ面白かった。どうも大器晩年型らしい。結婚も出来るとのこと。本当かよと思うけれど。あと健康のために水をたくさん飲めとか言われた。

 疲れたので、昨日に引き続きマッサージを受けに行く。朝から腰が痛くてしょうがなかったのと、台湾来たら耳かきをしてもらおうと思って、耳かきの出来るマッサージ店を探していたのであるが、ツアーのパンフレットにその店があったので、マッサージと耳かきをしてもらった。「ダイナスティ理容名店」というところで、林森北路にある。ここは要は夜の街である。クラブとかある一帯の中にある。マッサージは美人のお姉さんがしてくれたが、体こわばり過ぎでマッサージが気持ちいいを通りすぎて、痛いぐらいだった。途中から待望の耳かき。この間お姉さんは足を軽くマッサージしていた。耳かきはおじいさんが職人の腕で施術。心地よくて最高と思った。1週間我慢して耳かきしなかったためか、結構とれた。

 マッサージが終わった後、どこ行こうか考えた。夜は「士林観光夜市」に行く予定だが、まだ時間がある。考えた末に「新光三越百貨」で暇をつぶすことにした。百貨店だから高級な店が多い。でも上の階に行くと、なぜか東急ハンズがあったりして庶民的だなと思うところもある。

士林美食広場

 5時になったので、MRTで「士林観光夜市」へ。日がまだ高いが、人手はたくさんある。ここでちょっと早いが美食広場という地下で夕食を食べた。いろいろな屋台が軒を列ねているところで、活気がある。最初の店で臭豆腐という発酵した豆腐を揚げたものを食べた。台湾では有名な食べ物で、興味があったのだが、揚げ豆腐と同じでタレがかかっているところが違うかなと思った。味は悪くない。ようやく台湾での庶民の味に触れたと感じた。言葉が通じないながら何とか台湾ビールも頼んで、ご機嫌になる。その店を出てからぷらぷら歩き、ソーセージを売っている店を見つけたので買い食いをする。ただのソーセージではない。焼いたもち米の間にソーセージと野菜を挟み込んだものなのである。熱々でこれもまたうまい。そして極めつけはステーキである。牛肉と卵などをたれで焼いたもので、食べごたえがあった。さすがにこれを食べたらお腹いっぱいになり、あとは何も食べられなくなった。食後市場を散策していると、果物屋の試食があり、マンゴーを食べると、とてもうまい。お腹いっぱいなので買うことは出来なかったが、前日のオプションのマンゴーの比じゃないと思った。

 夜が深まるごとに人出は多くなってくるが、僕は早めに帰投。最終日の飛行機が早いので、早めに切り上げた。

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