THE HUNTSMAN WINTER’S WAR(Blu-ray)/スノーホワイト/氷の王国/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

THE HUNTSMAN WINTER’S WAR(Blu-ray)

THE HUNTSMAN WINTER'S WAR Blu-rayジャケット 邦題 スノーホワイト/氷の王国
レーベル UNIVERSAL PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2016年
上演時間 120分(エクステンデッド版)
監督 セドリック・ニコラス=トロイアン
出演 クリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、エミリー・ブラント
画面 2.40:1/アナモルフィック
音声 dts:X 英語 / dts 5.1ch スペイン語、フランス語
字幕 英語、スペイン語、フランス語

あらすじ

 白雪姫がラヴェンナと戦う前の話。ラヴェンナの妹のフレヤは恋をして子供を宿す。しかし、赤ん坊の父である男は、赤ん坊を殺してしまい、悲しみにくれたフレヤは全てを凍り付かせ、北の地方に住居を求め、その地方の親から子供を引き離し、子供を自分の戦士として鍛え上げる。その子供のうちエリックとサラは優秀な能力を発揮するが、二人は恋に落ちてしまった。それを知ったフレヤは二人を引き離す。時は流れ、白雪姫が女王になったのだが、ラヴェンナの心の拠り所だった鏡が彼女を苦しめていたので、鏡を遠くに引き離そうとしていた。しかし、鏡は何者かによって奪われてしまう。小人たちはエリックに助けを求め、エリックも鏡を探し始める。

レビュー

 グリム童話の「白雪姫」を大胆なアレンジで解釈した「スノーホワイト」の続編にあたり、今回は「スノーホワイト」で白雪姫を助けた狩人を主人公にして、悪の女王ラヴェンナの妹であるフレヤとの戦いを描いたファンタジー映画が、この「スノーホワイト/氷の王国」です。残念ながら出来はそんなによくなく、興行収入も制作費を大きく下回る結果になっていて、失敗作とみなされています。

 「スノーホワイト」の続編として製作された今作、「スノーホワイト/氷の王国」ですが、主人公が前作で白雪姫を助ける狩人、エリックになっていることで、作品の出来が大きく変わってきています。前作からの登場人物で今作にも関係するのは、エリックとラヴェンナ、小人たちという構成になっていて、白雪姫は後ろ姿しか出てこないという大胆な割り切りをしています。一説によると白雪姫を演じていたクリステン・スチュワートとのトラブルが続編に出演させない結果になっているという話もあります。その代わりに、ジェシカ・チャステイン扮するサラという戦士を登場させ、狩人エリックとの愛情を描くという設定に変わっています。

 前作で悪の女王ラヴェンナは死んだはずですが、今作でも登場します。その登場シーンは意外な設定で驚くのですが、ラヴェンナとフレヤとの関係が、物語に大きく関与してきます。しかし、フレヤの存在感があまり強くないので、ラヴェンナが目立つようになり、クライマックスもどうラヴェンナを倒すのかというところに物語の焦点が当たり、フレヤの立ち位置が微妙になっています。フレヤも自分の王国を作り、子供たちを集めて自分の配下の兵士に仕立て上げるのですが、そこの経緯があまり意外性がなく、物語に深く入っていけない要素になっています。

 エリックとサラの愛情と憎しみ、小人たちの関係が物語の中心ですが、エリックとサラがどう愛情を育て、どう愛情を忘れさせ、また復活されるかというところに映画の基本があると言えます。ただ、その辺の描き方は浅く、二人の愛の育み方が今ひとつなため、出来のあまり良くない映画に仕上がっているかと言えます。また、彼らを取り巻く兵士たちとの絆の描き方も唐突で、物語が浅いなという感想を持たざるを得ません。

 映像はCGを多用しているので、ラヴェンナやフレヤの魔法を使う様はなかなか面白いところがありますが、それでも意外性はなく、こんなものかなという感想しか出てきません。ファンタジーなので、色々細かい描き方はしていますが、それが本編に深く関与してこないところがあります。

 映像は解像度は十分にあり、色乗りもそこそこ乗っているかと思います。暗いシーンでは見づらいところもありますが、光の当たっているシーンではカラフルな色調をしていて、魅力はあります。音響はdts:Xのイマーシヴ・オーディオなのですが、思ったほどイマーシヴにはなっていないのが欠点かなと思います。シーンによっては自分を囲い込むようなサラウンド効果を発揮しているのですが、シーンによっては効果がないところもあり、結果的に残念なところがあります。

コメント

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