TERMINATOR 2:JUDGEMENT DAY(4K UHD Blu-ray)/ターミネーター2/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

TERMINATOR 2:JUDGEMENT DAY(4K UHD Blu-ray)/ターミネーター2/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

ディスク仕様

TERMINATOR 2:JUDGEMENT DAY 4K UHD Blu-rayジャケット 邦題 ターミネーター2
レーベル LIONSGATE ENTERTAINMENT
制作年度 1991年
上映時間 137分
監督 ジェームズ・キャメロン
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、ロバート・パトリック
画面 2.40:1/HDR10
音声 dts-HD MA 5.1ch 英語、フランス語/dts-HD MA 7.1ch ドイツ語
字幕 英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語

あらすじ

1984年にサラ・コナーがターミネーターに襲われてから10年後、再びターミネーターと守護者が時空を超えてやってきた。1984年の時は、スカイネットと呼ばれるAIが人類を滅ぼしかけており、2029年の未来では生き残った人類とスカイネットが戦いを繰り広げていて、ジョン・コナーに率いられていた人類は勝利を収めかけていた。

スカイネットはタイムマシンを生み出し、人類のリーダー、ジョンが生まれる前のジョンの母であるサラを抹殺しようと、ターミネーターを送り込んだのだが、その作戦は失敗に終わっていた。

スカイネットは今度は子供時代のジョンを抹殺しようと再びターミネーターを送り込み、人類側も子供時代のジョンを保護すべく、守護者を送り込んだ。

ジョンは母であるサラが精神病院に入院していたので、里親のもと生きていたが、ジョンは里親の言うことを聞かず、悪事を繰り返していた。しかし、そのジョンの前にターミネーターが現れる。母の言っていたことが真実だと知り驚愕するジョンだったが、さらに驚く事にターミネーター自身がジョンの守護者だった。スカイネットはプロトタイプの液体金属であるT-1000と言うターミネーターを生み出しており、ターミネーターとT-1000はジョンを巡って壮絶な戦いを繰り広げる。戦いの結果、一旦はターミネーターがジョンを保護することに成功する。

ジョンはターミネーターからT-1000の話を聞き、里親がT-1000に抹殺されたことを知る。母であるサラの身を案じるジョンは、ターミネーターと共に精神病院に向かい、サラを救出しようとする。

その頃、サラはシルヴァーマン博士に自分をジョンに会わせるようお願いしていたが、シルヴァーマン博士はサラを信用しておらず、無碍に断る。そのため、サラはシルヴァーマン博士に暴力を振るおうとして拘束される。しかし、隙を見てサラは脱走を企ている。

精神病院でサラを巡ってジョン&ターミネーターとT-1000との壮絶な戦いが繰り広げられ、ターミネーターはサラの救出も成し遂げる。サラの指示により、ターミネーターは南下し、サラの昔の同士と再会する。そして、そこでスカイネットを生み出す元凶であるダイソンという男の存在を知り、サラはダイソン抹殺を企ている。ジョンはそれを阻止しようとして、ダイソンと共にスカイネットにまつわる開発を消滅させようとする。しかし、T-1000もターミネーターと同じ情報を共有していたため、ジョン&サラを追撃しようとする。

レビュー

ジェームズ・キャメロンとアーノルド・シュワルツェネッガーを一躍有名にした「ターミネーター」の直接の続編に当たる作品が、この「ターミネーター2」です。1991年に劇場公開され、斬新なCG技術と派手なアクションシーン、深いテーマ性を持ったドラマが評価され、制作費100百万ドルに対して全世界での興行収入は521百万ドルを稼ぎ出す大ヒットを記録しています。作品評価も高く、Rotten Tomatoesの批評家評価は91%、観客評価は95%と高評価を得ています。

この4K UHD Blu-rayディスクは2017年に3Dバージョンで劇場再公開された時のスーパー35mmフィルムから、デジタルトランファーを施した4Kマスターを元に作られています。4K UHD Blu-rayには3Dの規格がありませんので、2Dでのプレゼンテーションになっていますが、素材自体は3Dバージョン制作の元になっていますので、スタッフクレジットも3Dバージョン制作スタッフが表示されています。3Dバージョンは以前鑑賞していますが、3Dバージョンは劇場公開版しか製作されていませんので、この4K UHD Blu-rayも劇場公開版のみの収録です。

1991年制作の映画を2024年に振り返って見ますと、「ターミネーター2」の先駆的表現が今の時代に適合している部分が多々あり、そのビジョンに驚かされるところが多いです。ロシアとウクライナの戦争によるロシア側の核兵器による脅迫とか、女性が活躍するストーリー展開など、今の時代を象徴するかのような設定が、作品を古びさせないものになっています。

核による人類破滅の危機を救う主人公たちの姿は、核による人類滅亡の恐怖を描いた作品としてもっと評価されて然るべきものでありますし、サラが幻影で見る核による人類滅亡の描写は、そのリアリズムを圧倒的威力で訴えかけています。

また、サラがターミネーターの如くT-1000と戦う姿は、これまで抑圧されてきた女性の地位向上を象徴するかのような演出であり、現代の徐々に確立されてきている男女同権の意識がこの映画で先んじて現れています。

一方で、この映画は親子の物語であると見ることもできます。未来の人類のリーダーになるジョン・コナーが、精神病院に入院されられて会えないサラに対しての複雑な思いや、父がいないジョン・コナーの父の代わりになるターミネーターとの関係が、物語が進むにつれて深まっていき、ジョンとサラ、ジョンとターミネーターという関係性が強く描写されています。ターミネーターとサラの関係も一緒に強大な敵と戦った同士としての絆は結ばれていっていますが、この二人の関係は流石に男女関係ではないところが味噌です。

流石に、1991年のT-1000のモーフィングによるCGシーンは、今見ると解像度が甘く、実写映像から浮いている感があります。4K UHD Blu-rayでプレゼンテーションを行なっているため、特殊効果シーンの粗が多少なりとも見えてしまうのは残念でありますが、物語の面白さを減ずるものではないです。

映像は4K/HDR10で収録されています。マスターはスーパー35mmフィルムから3Dバージョンを制作するために、4Kスキャンしたネイティヴ4KのDIマスターがベースです。ただ、3Dバージョンを作るためにフィルムグレインを除去するためにノイズリダクションを多用してしまったせいか、映像の解像度は思ったほど高精細ではありません。どことなく映像がのっぺりしていて、立体感が減じられている感じを受けます。HDR10による色彩表現は鮮やかな光と影、色合いを表現していて魅力的です。

音響はdts-HD MA 5.1chで収録されています。AVアンプのdts Neural:Xモードで視聴しましたが、基本は5.1chサラウンドでオブジェクト・オーディオではありませんから、音の移動感という面では若干劣る場面もあります。ただ、サラウンドチャンネルを積極的に活用しているため、音に包み込まれる感覚は強く、上方からの音の出方が少ないのを除けば、魅力的なサラウンドになっています。シーンによってはdts Neural:Xでのデコードが効いて、上方からの音響が聞こえる部分もあります。

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