オール・ユー・ニード・イズ・キル(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 LIVE.DIE.REPEAT./EDGE OF TOMORROW
レーベル WARNER BROS. HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2014年
上演時間 113分
監督 ダグ・リーマン
出演 トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン
画面 2.40:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
字幕 日本語

あらすじ

 宇宙から侵略者、ギタイが地球を襲ってくる。特にヨーロッパの被害は深刻であったが、人類もパワードスーツを開発し、ギタイに対抗する。戦いは5年を経過し、生き残った人類もギタイの強さに諦め感が漂っていた。地球の統一軍はフランスでギタイを退治すべく、作戦を練っていた。そして、広報担当のケイジ少佐を呼び、戦闘の様子を報道するようにと指示する。しかし、ケイジはそれを断るが少佐の階級を剥奪され、最前線の部隊に強引に配属され、フランスの戦闘に参加させられる。広報担当のために戦闘スキルのないケイジは、戦闘の最中あっという間に戦死する。しかし、死んだと思ったらまた最前線の部隊に配属される瞬間に戻り、同じことを繰り返す時間ループのトラップにハマってしまう。戦いの最中、ケイジはリタという勇敢な女性兵士の存在を知り、彼女に接触する。リタは、ケイジがタイムループにはまっているのは、ギタイの親玉アルファを殺した時に浴びた血が原因で、アルファが死ぬとギタイの中心にいるオメガが時間ループを発動されるためと知る。ケイジとリタはギタイのオメガを始末すべく、何度も死んだり生き返ったりを繰り返すが、成果が上がらない。そのうちにケイジの戦闘スキルも上昇し、次第にギタイのオメガ攻略を絞っていく。

感想

 桜坂洋の同名ライトノベルを原作に、ハリウッドで実写映画化した作品が、この「オール・ユー・ニード・イズ・キル」です。この映画化に対して原題が2つあり、劇場公開時のタイトルが「EDGE OF TOMORROW」、ビデオ化された時のタイトルが「LIVE.DIE.REPEAT.」とややこしいことになっています。これに対して日本劇場公開時は原作通りの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」ですので、わかりやすいタイトルになっています。制作費がかかりすぎのため、興行収入は全米で1億ドルを越しながら、実際は赤字になっている作品ではありますが、批評家、観客からの評価はかなり高く、好意的な評価を得ている作品であります。

 主人公ケイジを演じるのがトム・クルーズであるために、トム・クルーズの一人目立ちたがり映画と取られそうではありますが、ケイジが戦闘スキルゼロで何回も死ぬため、あまり目立った印象を受けず、ケイジと途中から行動を共にするリタ演じるエミリー・ブラントと同等の扱いを受けている印象を受けます。また、ケイジが配属される小隊のキャラクターも面白い人たちばかりで、彼らもいい味出しています。

 地球は宇宙からの侵略者、ギタイの攻撃を受け続け、壊滅状態にあるというのも人類の絶望感を表しているようで、なかなか面白い設定になっています。そのギタイには種類がいくつかあり、戦闘ギタイとその親玉アルファ、中枢にいるオメガと様々な能力を持っています。ケイジはアルファの死に対してアルファの血を浴びてしまったために、アルファが死ぬとオメガがタイムループを発動させるという指示に巻き込まれ、ケイジが何度死んでもまた生き返るというリピート感が味わえます。

タイムループに巻き込まれたケイジですが、次第に学習をしていき、かつてタイムループに巻き込まれていたリタという女性の英雄兵士と出逢います。彼女もタイムループを繰り返していましたが、戦闘で負傷したために輸血を行なってしまったために、タイムループができなくなっています。そのリタの教育のもと、ケイジはしだいに戦闘スキルを上げていき、ギタイを倒すための作戦をも獲得していくことになります。

 後半は何度も死んで生き返っているがために膨大な知識を持っているケイジが、ギタイを倒すために周囲を味方につけ、オメガ打倒の作戦を立てて遂行する様が見られますが、その過程は面白い展開になっていると言えます。ケイジ以外の人間は初めての状況であるにも関わらず、ケイジの知識によって次第に彼の作戦に乗って行ってしまうところが、ユニークであると言えます。

 映像は4KでHDR10およびDOLBY VISIONで収録されています。マスターフォーマットは2Kの映像なので、アップスケールの4K映像になっており、解像度という点では思ったほど高精細ではないと言えます。HDRの効果も映像がモノクロっぽい映像を提供しているため、カラフルな映像を提供するわけでもなく、明暗の差が効果的になっているだけになっています。音響効果はDOLBY DIGITAL 5.1chですが、音響は前後左右に移動し、空間オーディオの様をよく表していると言えます。ただ、重低音の響きはあまりないので、そこが物足りない部分であります。ただ、4K UHD Blu-rayのリリースがないため、4Kソースで作品を見るには、このiTunes Moviesが最適になります。

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