THE GUILTY/ギルティ(DOLBY VISION/Netflix)

No Image 原題 THE GUILTY
レーベル Netflix
制作年度 2021年
上演時間 91分
監督 アントワーン・フークア
出演 ジェイク・ギレンホール、クリスティナ・ヴィダル、イーライ・ゴリー
画面 2.39:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY ATMOS 英語
字幕 日本語

あらすじ

 ある事件がきっかけで、ジョーという警官は911緊急通報の部署でオペレーターの仕事に回されていた。携帯電話の普及で、電話番号だけで通報者の名前や居場所がわかるようになり、担当の警官に仕事を回すというのがその職務だった。ある時、ジョーはエミリーという女性からの通報を受ける。エミリーは前科者であるヘンリーと一緒にいるらしく、白いバンで高速道路を移動していた。ヘンリーはエミリーに暴行を加えようとしているらしく、ジョーはエミリーを救うべく、通話を子供と話ししているかのような振りをするようエミリーに話す。それとともに、エミリーの子供がどうなっているかを確認すべく、警官にエミリーの家に行くよう指示する。しかし、山火事が発生していて、動ける警官も少なかった。エミリーを救うべく、勤務時間を過ぎても働き続けるジョーだったが、エミリーの子供の状態と、ジョーの犯した事件がフラッシュバックして行って、次第にジョーは追い詰められる。

レビュー

 Netflixオリジナル作品で、2018年の同名のデンマーク映画をハリウッドでリメイクした作品が、この「THE GUILTY/ギルティ」です。監督にアントワーン・フークアを、主演にジェイク・ギレンホールを迎えて制作されたサスペンス映画ではありますが、Netflixオリジナル映画なので劇場公開は一部劇場で公開されるという状況での配信になります。Rotten Tomatoesの批評家評価は72%、観客評価は46%と低い評価を得ている作品ではあります。

 この映画の特徴は何かと言われると、登場人物がかなり少ない、ということになります。また、舞台も警察の911緊急通報部署だけが映画の大半を占めていますので、セット費だとか制作コストは結構低いのではないかと思われます。登場人物が少ないということと、舞台が限られていることから、必然的に映画の緊迫感は増していくことになります。

 主人公はジョーという警察官で、彼はある事件を起こしたために911緊急通報部署に回され、翌日にその事件の裁判を受けるという状態でのオペレート作業をしている状態にいます。彼の犯した事件そのものは物語後半からラストにかけて明らかになっていくのですが、それまでは明確には明かされません。徐々にジョーが何を犯したかが見えてきます。

 そんなジョーが受け取った通報が、エミリーという女性からの助けを求めるコールであり、エミリーはどうも元夫であるヘンリーと一緒にいるらしいということ、ヘンリーは白いバンを運転しているということ、エミリーは子供に会いたがっているということ、などが物語前半で明らかになっていきます。そのコールを受けたジョーがエミリーを助けるべく、自分の持つコネクションを使って、エミリー救出に動いたり、エミリーの子供の様子を調べたりするのが、緊迫感ある展開になっています。

 そして、物語が進行するにつれ、エミリーの抱えている闇や、ヘンリーのとった行動、ジョーが自分の侵した罪をエミリーに話す場面など、隠されていた事実が明らかになっていき、物語のテンションは上がっていきます。それらが描き出すものは、人それぞれの抱える闇が深いというところにありますが、ジョーがエミリー救出のために動いたことにより、ジョー自身の心の闇を解放していく様は、ラストとしては救いがないなと思います。

 映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。マスターデータが4Kなので、ネイティブ4Kでの配信になっており、映像の高精細感は素晴らしいものがあります。色合いは、室内に限られた演出のため、あまり派手な色彩はしていないのですが、それでも暗闇の中の人の動きや、トイレの白色など、要所要所でしっかりした色合いを出しています。音響はDOLBY ATMOSで収録されていて、ジョーが受け取る電話の音声がサラウンドするという演出で、結構効果を発揮している様子が窺えます。911緊急通報部署の他のオペレーターの声も上方から聞こえる演出がなされています。

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