ランペイジ 巨獣大乱闘(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 RAMPAGE
レーベル WARNER BROS. HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2018年
上演時間 107分
監督 ブラッド・ペイトン
出演 ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、マリーン・アッカーマン
画面 2.39:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY ATMOS 英語
字幕 日本語

あらすじ

 鳥獣保護地域でデイビスはジョージという名の白いゴリラの世話をしていた。世話をするだけでなく、手話で会話を交わしたりもしていた。そんな鳥獣保護地域に宇宙ステーションの破片が落ちてくる。宇宙ステーションでは、エナジン社の遺伝子実験であるランペイジ計画を行なっており、それが失敗して宇宙ステーションは破壊され、脱出した研究者のシャトルも破壊されてランペイジ計画のサンプルだけが地上に落ちてきたのである。そのサンプルもケースが破損しており、ランペイジ計画の気体がジョージや他の生物に降りかかっていた。ランペイジ計画のサンプルの気体を浴びたジョージたちは、次第に巨大化していき、凶暴にもなっていた。エナジン社のクレアたちはジョージたちがランペイジ計画のサンプルを浴びたことを知り、ランペイジ計画を隠すため、シカゴの自社タワーから信号を送り出してジョージたちを集結させ、解毒剤で巨大化、凶暴化を解除しようとする。デイビスは、かつてランペイジ計画に加わっていたケイトという女性研究者と出会い、ジョージたちの凶暴化を止めようと奮戦する。

レビュー

 ハリウッドの映画業界で人気スターであるドウェイン・ジョンソンを主役に備え、巨大生物がシカゴの街中を破壊しまくるパニック映画が、この「ランペイジ 巨獣大乱闘」です。北米地域では101百万ドルの興行収入を稼ぎ、大ヒットの目安である100百万ドルを越しはしましたが、製作費が120百万ドルもかかっているために、北米だけでは失敗作とみなされています。また、Rotten Tomatoesの批評家評価も低く、52%と低評価に甘んじています。ただ、観客評価は73%と水準並みの評価には落ち着いています。原作は昔のテレビゲームであり、ゲームの設定を映画に活用しています。

 この「ランペイジ 巨獣大乱闘」は、一種のパニック映画ですが、メインは白いゴリラのジョージ、狼、ワニの3体のシカゴの街中を破壊しまくる様子が痛快かどうかにかかっています。そういう意味では、街が破壊されまくるのを見ているのは爽快ですが、ストーリー的には人間のエゴや愛情、友情が軽く描かれているので、ストーリーに深みがないといってもいいかと思います。

 主人公はドウェイン・ジョンソン扮するデイビスであり、彼は昔特殊工作員だったのですが、動物の密猟を防ぐ仕事をしていて白いゴリラのジョージと出会い、特殊部隊をやめて鳥獣保護地域で動物の世話をするという役柄を演じています。ただ、ドウェイン・ジョンソンが主役ということは、彼が死ぬことはあり得ず、必ず活躍をしてしまうところがあり、この映画でも凶暴化、巨大化したジョージを止めるために奮戦する様子が描かれ、デイビスならなんとかするだろう、という予想がついてしまいます。

 ジョージや狼、ワニが巨大化するのは、エナジン社の遺伝子研究であるランペイジ計画によるものであり、それも当初は宇宙ステーションで行っていたものが、宇宙ステーションで事故があり、実験体が巨大化、凶暴化した為に宇宙ステーションが破壊され、研究者が脱出したもののそれも破壊し、サンプルが地上に落ちたことによります。その辺はエナジン社の企みがあり、それがシカゴの街並みをジョージたちが破壊しまくる原因となってしまいます。エナジン社のクレアとブレッドはその辺悪巧みを考えているところがあり、彼らの対応が事態の悪化を招いていると言えます。

 ケイトという女性はエナジン社でランペイジ計画を推進していた科学者でありますが、罠に嵌められ犯罪の履歴がついている人物であります。そのケイトがデイビスと協力してジョージたちを押さえようと奮闘するのが、物語に色をつけていると言えます。それでも主人公であるデイビスに比べれば華はない感じがして、大きな存在感をもたらさない人物として描かれてしまっています。

 映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。マスターデータは2Kですので、アップスケール4Kなのですが、解像度として不満はないです。細部にわたり映像がみずみずしく描かれており、精彩感のある映像に引き込まれるところがあります。DOLBY VISIONの色彩は鮮やかな色を提供しており、目の覚めるような映像を発揮しています。音響はDOLBY ATMOSで収録されており、イマーシヴなサラウンド環境を提供していると言えます。特にシカゴでのジョージたちの暴れるシーンなどでは、音が自由自在に移動していて、効果を発揮しています。

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