Mr.&Mrs.Smith
邦題 | Mr.&Mrs. スミス | |
レーベル | 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT | |
制作年度 | 2005年 | |
上演時間 | 120分 | |
監督 | ダグ・リーマン | |
出演 | ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー | |
画面 | 2.35:1/アナモルフィック | |
音声 | DTS 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語 DOLBY DIGITAL 2.0ch スペイン語、フランス語 |
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字幕 | 英語、スペイン語 |
あらすじ
ジョンとジェーンの夫妻は、少々倦怠期気味の結婚生活を送っていた。お互いがプロの殺し屋であったが、それは内緒の話であった。しかし、ある標的を二人同時に狙った結果失敗してしまい、お互いの存在に気づいてしまう。そうして、互いに殺し合いの事態へと発展していくのだが…。
レビュー
スターであるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーを主役に添えたアクションコメディー映画がこの「Mr.&Mrs. スミス」です。実生活と同様にこの二人が夫婦を演じていることで、話題になった作品です。
物語は、最初セラピストにかかっている二人の様子から始まります。仲はいいのですが、夫婦生活がマンネリになっている様子がうかがえるシーンから物語は始まります。そして、彼らが出会った6年前の南米の事件を描き出していきます。
物語は、徐々に二人の裏の顔を描き出していきます。二人はお互いに裏の生活を隠して生活していきますが、それが発覚するのが、とある標的の抹殺を命じられた二人が互いにその行動を邪魔するシーンであります。
お互いが殺し屋であることを知った二人は互いが互いを抹殺しようと、戦い合いますが、まるでこれは夫婦喧嘩のように見えます。確かに表面的に見れば、殺し屋同士の死闘ということになるのでしょうが、元々が倦怠期にある夫婦だけあって、この夫婦喧嘩はお互いが生き生きとしているようにも見えます。
物語が進むにつれ、殺し屋の組織がこの二人を抹殺すべく動き出すにつれて、二人の夫婦喧嘩は収まり、互いに協力して組織の殺し屋と戦い合いますが、ここでは息のあった戦いを見せてくれます。
物語最後では、再びセラピストにかかっている二人の様子を描いていますが、ここで夫婦仲が元に戻ったということを示唆して物語は終了します。こうしてみると、二人の生活が殺し屋であるということを除けば、普通の夫婦生活の危機と、それを乗り越えた二人の物語であるということが見て取れます。
物語途中でそれを示唆するものは色々ありまして、彼らの住処が殺し屋達によって爆破されてしまうシーンなどは、幸せの象徴である家を失ってしまったというように見て取れるでしょう。また、食事の約束をするシーンも、何となくおざなりで、これは夫婦仲が倦怠期にあるということを示唆しているように見て取れます。
一応それでもアクション映画ですから、カーチェイスシーンなどは、派手な破壊シーンなどもあって、飽きることがありません。アクション映画としても一級品でありますが、基本は、倦怠期を乗り越えた夫婦の物語であるというところを抑えておく必要があるでしょう。
画質は、大変きれいです。フィルム調で美しい色調を出しています。音響は、DTS 5.1ch を 2ch ステレオで鑑賞しましたが、派手なシーンが多く、立体感が堪能できる音響設計になっています。
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