THE MARTIAN(Blu-ray 3D)/オデッセイ/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

THE MARTIAN(Blu-ray 3D)

THE MARTIAN Blu-rayジャケット 邦題 オデッセイ
レーベル 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2015年
上演時間 141分
監督 リドリー・スコット
出演 マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ
画面 2.40:1/アナモルフィック
音声 dts-HD MA 7.1ch 英語
DOLBY DIGITAL 5.1ch スペイン語、フランス語
字幕 英語、スペイン語、フランス語

あらすじ

 NASAは火星に人類を送り込み、火星の調査をしていた。しかし、砂嵐が彼らの元にやってきて、探査員たちは避難をする。その避難の最中、事故が起こり、ワトニーが一人行方不明になってしまう。行方不明のワトニーを残し、探査員たちは、地球への帰還コースを取るが、ワトニーは生きていた。火星に残った施設に戻ったワトニーは、自身の様々な知識を動員し、一人、不毛の火星で生き延びるための活動を開始する。その一方、地球のNASAではワトニーは死亡したものとして扱っていたが、ある日、火星の静止画写真をチェックしていた職員が、奇妙な影を見つけ、その調査の結果、ワトニーが生きていると認識した。ワトニーとNASAは次第に連絡を取り合うようになり、NASAはワトニー救出計画を立案する。しかし、その救出には気の長い時間がかかることも分かってきた。ワトニーがそこまで生き延びるかが、焦点となってくる。

レビュー

 アンディ・ウィアーの小説「火星の人」を原作にした映画が、この「オデッセイ」です。かなりハードなSF映画ではありますが、大ヒットを記録し、制作費も回収できるという出来の良さを示しています。北米だけで2億ドル以上の興行収入を稼いでいます。

 物語は、火星で調査活動をしていた探査員の一人、ワトニーが不慮の事故で火星に一人取り残され、そこからのサバイバルを繰り広げられる、というものですが、意外と明るい展開の映画に仕上がっていると思います。それは、主人公であるワトニーが、孤独の中でも決して諦めないという姿勢にあると思います。

 普通、こういうサバイバル映画では、不慮の事故やトラブルが起きると、主人公に絶望感が走るという展開が多いと思うのですが、この映画では稼いでのサバイバルの途中、様々なトラブルに見舞われていても、ワトニーが決して落ち込まないし、諦めもしない、という前向きな姿勢を取っています。その辺が他のサバイバル映画と違う点であり、この映画を独特の雰囲気を出す結果になっていると思います。

 また、NASAの職員も、ワトニーが生きていると知った後、彼を救出すべく様々な手段を講じていくところに、好感が持てます。その結果として物語の中盤以降、中国の手助けを受け入れるという、最近のハリウッドの中国市場を意識したような展開も待っていますが、彼らの諦めない姿勢がワトニー救出のプロジェクト推進に当たると思います。

 火星を調査していたエルメスのクルーたちも、最初ワトニーが死んだと認識していて、かなり重い雰囲気に包まれていますが、NASAからワトニーが生きているという情報をもらい、彼らが再びワトニー救出に向かうという展開は、物語の後半でかなり重要な意味合いを持っているかと思います。仲間意識の強い彼らが、火星でたった一人、サバイバルを繰り広げるワトニーを救出するための作成を実行する様は、クライマックスでかなりの比重を占めているかと思います。

 映像的にもロケーションを行ったせいか、火星をランドスケープ的に撮影するシーンが多くて、火星の広大さと、ワトニーの孤独感をよく表しているかと思います。また、Blu-rayの発色の良さは、火星の赤茶色っぽい色調を見事に再現していると思います。その他にも、以外と静止画的シーンが多くて、物語がスケールの大きな感じを出していると思います。

 映像は3Dですが、その臨場感や立体感、奥行き感はなかなか見事に再現されているかと思います。冒頭の砂嵐のシーンは、自身が砂嵐に取り囲まれているかのような感覚を覚えます。色彩の再現性とノイズのなさも特筆すべき点で、暗いシーンでも破綻していないと思います。音響は7.1chを5.1chにダウンコンバートして聴取しましたが、そのサラウンド感は素晴らしいものがあります。火星や宇宙船の移動感、方位感は素晴らしく、臨場感満点になっているかと思います。

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