007/カジノ・ロワイヤル(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 CASINO ROYALE
レーベル MGM HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2006年
上演時間 145分
監督 マーティン・キャンベル
出演 ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、ジュディ・デンチ
画面 2.39:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
字幕 日本語

あらすじ

 イギリスの諜報局MI6で007の称号を得たジェームズ・ボンドは、テロリストの末端の人物を追いかけていて、テロリストの全容を掴もうとするが、できなかった。テロリストは、新しい航空会社の飛行機を標的に狙っていて、その飛行機が爆破されれば、テロリストに資金を調達しているル・シッフルに多額の資金が流れ込み、テロ組織にも資金が渡る計画だった。その計画をボンドが阻止したために、ル・シッフルは資金が枯渇し、ポーカーで資金調達をしようと企む。MI6もその情報を察知していて、ポーカーに強いボンドをゲームに参加させて、ル・シッフルの資金を枯渇させ、そこからテロリストを追跡するという計画に出た。ボンドには資金源としてヴェスパーという女性が付き、ボンドはポーカーの資金を得て、ゲームに参加する。しかし、ボンドは途中で資金を失い、ヴェスパーに追加の資金を調達依頼する。そして、最終ゲームでル・シッフルとの1対1の対決を迎える。

レビュー

 1960年代から延々と続く007シリーズで、主演のジェームズ・ボンド役をダニエル・クレイグが初めて演じた作品が、この「カジノ・ロワイヤル」です。イアン・フレミングの「007」シリーズの第1作目である小説を初めて映像化したもので、制作費が150百万ドルもかかっていますが、北米での興行収入は167.4百万ドルを稼ぎ出し、大ヒットを記録しています。また、Rotten Tomatoesの批評家評価は94%、観客評価は90%と高い評価を得ています。

 イアン・フレミングの「007」シリーズの第1作目を映像化したために、今回の話は「007」の称号を初めて得たジェームズ・ボンドの諜報員としての初の活躍を描いたものになっています。そのため、まだ初々しい諜報員であるボンドの姿が、ダニエル・クレイグの生き生きとした演技で描かれているのが特徴です。そして、物語の中心になるのが、テロリストへの資金を供給するル・シッフルとの資金調達のかけのために、ポーカーで勝負に出るボンドのギャンブル勝負になっているのも特徴です。

 とはいえ、すでに長いシリーズものになっている「007」シリーズであるがために、派手なアクションシーンは、物語冒頭と、クライマックスで見事に描かれ、そのアクションに溜飲が下がる思いを感じ取ることができます。物語がポーカー中心になっていることもあり、アクションシーンの派手さ加減というのも魅力に溢れた演出になっています。

 ボンドがポーカーに参加する際にMI6はヴェスパーという女性をお目付役に派遣し、彼女はボンドに資金を調達する役目を負いますが、物語が進むにつれ、ボンドとヴェスパーは愛し合う様になります。ボンドが登場する女性キャラと関係を持ってしまうのはお約束の話ではありますが、この回のヴェスパーとの恋愛は本気だった様で、ボンドは一時「007」の称号を返却するという行為までしてしまいます。ただ、その後、ヴェスパーの正体を知り、クライマックスになだれ込むのですが。

 今回の敵であるル・シッフルですが、彼と直接格闘シーンで戦うということはしないで、ポーカーでの勝負という点で、珍しい展開になっているかと思います。MI6が追いかけているのはテロ組織なのですが、その全容が掴めないため、資金源であるル・シッフルを追いかけるしかなく、結果的にアクションシーンではなく、ポーカーでの戦いになってしまうのは、やむを得ず、というところでしょうか。

 映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。スーパー35での収録になっていますが、デジタルでマスターデータを作ったときには2Kに落としていますので、アップスケール4Kになっています。ただ、解像度的に不満はなく、チェコでのロケーションの映像の精細さや、DOLBY VISIONによる色彩の豊富さなどで映像に引き込まれる魅力を放っています。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chサラウンドでの収録で、音の広がり感は素晴らしいものがあります。銃撃シーンや、クライマックスの建物が壊れていくシーンなどで、サラウンドが効果的に使われています。

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