ライフ(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 LIFE
レーベル SONY PICTURES HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2017年
上演時間 104分
監督 ダニエル・エスピノーサ
出演 ジェイク・ギレンホール、レベッカ・ファーガソン、ライアン・レイノルズ
画面 2.39:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY ATMOS 英語
字幕 日本語

あらすじ

 国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行者たちは、ピルグリム計画という火星からのサンプルを採取する研究を行っていた。サンプルを採取した探査艇は、帰還の途中で宇宙ごみに衝突し、軌道を変えて国際宇宙ステーションに衝突する軌道を取ってしまう。宇宙飛行士たちは、船外活動を行い、探査艇を無事キャッチする。火星からのサンプルを解析していたヒューは、その中に地球外の初の生命体を発見する。その生命体は世界の知るところとなり、子供たちによってカルビンと名付けられる。しかし、カルビンは次第に成長をしていき、ヒューの手を掴んで傷つけてしまう。ヒューを救おうとしたローリーは、そのカルビンのために命を落とす。そしてカルビンは国際宇宙ステーションの内部で成長をしていき、次第に宇宙飛行士の脅威となる。危機を感じた宇宙飛行士たちは、地球に連絡を取ろうとするが、通信装置が壊れていて連絡が取れなかった。キャットが通信装置を修理するために船外活動をするが、カルビンによって命を落とす。酸素を必要とするカルビンは再び船内に入り込み、生き残った宇宙飛行士たちの脅威となる。

レビュー

 いわゆる「エイリアン」ものの新しい作品として、有名俳優が共演する豪華SFホラー映画が、この「ライフ」です。残念ながらこの「ライフ」は製作費が58百万ドルもかかっていながら、北米での興行収入は32百万ドルしか稼ぐことはできず、興行収入的には失敗作として扱われています。Rotten Tomatoesの批評家評価は67%で、観客評価は54%と映画の評価も芳しくありません。

 映画はピルグリム計画という火星の土のサンプルを採取するという、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士たちの活動から始まります。そのピルグリム計画は、探査艇が宇宙ごみに衝突したために帰還軌道が変わり、国際宇宙ステーションに衝突するという軌道を取ってしまいます。それを回避するのが最初の緊迫したシーンになっています。

 そのピルグリム計画から火星の土を調査していた宇宙飛行士たちは、土の中に生命体がいることを発見し、歓喜にあふれた状態になります。そのニュースは世界中を駆け巡り、生命体にはカルビンという名がつけられます。カルビンは次第に成長していき、宇宙飛行士たちに取って生命の危機を感じる脅威になるところが、物語の主軸になります。

 「エイリアン」もののパターンとして、カルビンが次々に宇宙飛行士たちを血祭りに上げていきますが、他の映画では主役を張れるライアン・レイノルズ扮するローリーが、最初にカルビンの犠牲者になってしまうところに、意外性が感じられます。また、日本人宇宙飛行士として真田広之が「ショウ」という役で活躍していて、ショウもまたカルビンの犠牲になるところが、面白い展開であると言えます。

 カルビンはゼラチン状の生命体で、酸素を求めて、国際宇宙ステーション内を動き回り、宇宙飛行士たちを次々に抹殺していきますが、生き残った宇宙飛行士たちは、カルビンをなんとか始末しようと色々策を講じます。でも、それが全く役に立たず、カルビンの脅威が減らないところが、物語の王道をいっているかと思います。最終的にはカルビンを地球に入れまいとデヴィッドが自己犠牲の精神で救命艇でカルビンを宇宙の彼方に引き離す行為を取りますが、それが意外なラストにつながり、ちょっとその後がどうなるのかが気になる展開になっています。

 映像は4K UHD/DOLBY VISIONで収録されています。マスターデータは3.2Kで製作されていて、4K UHDの本作はアップスケールの4Kになっています。解像度で見ると、4Kではありますがアップスケールですので思ったほど精細感はない印象を受けます。また、DOLBY VISIONで収録されてはいますが、コントラストが思ったほど高い印象も受けません。ただ、色彩そのものは結構はっきりしていて、宇宙の静寂感をよく表していると言えます。音響はDOLBY ATMOSでミックスされています。音が周囲の四方八方から聞こえてきていて、三次元サラウンドが効果的に使われています。特にカルビンの移動感などは、その恩恵に預かっていると言えます。

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