007 スカイフォール(4K UHD/iTunes Movies)

No Image 原題 SKYFALL
レーベル MGM HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2012年
上演時間 143分
監督 サム・メンデス
出演 ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、ハビエル・バルデム
画面 2.39:1/DOLBY VISION
音声 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
字幕 日本語

あらすじ

 MI6が管理していたテロ組織に潜入しているNATOの諜報員の名前を記したデータが入っているハードディスクが、何者かによって奪われた。Mはジェームズ・ボンドにその犯罪者を追うよう指示をし、ボンドは犯人を追い詰めるが、済んでのところで味方の撃った銃に当たり、死亡したものと思われていた。それから間も無く、犯罪者によってNATOの諜報員の名前5名分がインターネットに流出し、彼らは抹殺される。その事態を受けて、イギリス政府はMI6のあり方を疑問視する声が大きくなり、Mのの指示にも疑いの声が上がる。そして、MI6の本部が爆破され、MはMI6のオフィスを別の場所に設置せざるを得なくなる。死んだと思われていたボンドは実は生きていたが、職務復帰のテストで実は失格していたのにも関わらず、Mによって合格扱いで復帰させられる。ボンドは、ハードディスクを盗んだ犯人を探すうちに、かつてMの部下で働いていたミスター・シルヴァーという男にたどり着く。彼はMに裏切られ、それを恨んでいてMに復讐の機会を探っていたのである。ミスター・シルヴァーを追いかけるボンドだったが、ミスター・シルヴァーは一度は捕まるも脱出を図り、巧みにボンドの追跡を交わし、Mに復讐を図る。

レビュー

 ダニエル・クレイグが007/ジェームズ・ボンドを演じたシリーズの23作目が、「007 スカイフォール」になります。シリーズ初のアカデミー賞受賞監督であるサム・メンデスを起用して、新機軸の展開を見せる映画になっています。アカデミー賞では、音響賞と歌曲賞を受賞しています。興行収入も製作費を大きく上回る300百万ドルを北米で稼ぎ出し、Rotten Tomatoesの批評家評価で92%、観客評価で86%と高評価を得ています。

 この映画は、基本前作の「007/慰めの報酬」の続編のストーリーにはなっていません。今回のストーリーは、Mの過去に発する事件が元になっており、普段はボンドとやり取りするだけのMが今回大きくフィーチャーされているのが特徴です。そのMは、過去にミスター・シルヴァーという男を部下に持っていましたが、彼を見捨てて仕事を打ち切ったためにミスター・シルヴァーは生死を彷徨うピンチになり、そのためにMを恨んでいて、Mに復讐をしようというのが物語の展開になっています。

 Mをフィーチャーしたためか、物語の舞台はイギリス国内がメインで、ボンドがハードディスクを探している時に上海とマカオが登場する以外は、イギリス国内での話の展開になっています。世界を股にかけるジェームズ・ボンド映画としてはイギリス国内での話の展開は、珍しいのではないかと思います。特に、逃走するミスター・シルヴァーを追いかけるボンドが、地下鉄の路線を追跡の場所にしているところは、映像的に新鮮味があります。

 今作では、ボンドに秘密兵器を渡すQが大活躍をします。ボンドをフォローし、ミスター・シルヴァーの持っていたコンピューターの解析を行なったり、ミスター・シルヴァーを追いかけるボンドに対して、ロンドンの地下鉄のロケーションを伝えたり、インパクトあるシーンがいくつかあります。また、ボンド以外の人には使えない拳銃を作ったりするところも、Qらしいところかなと思います。

 映画は結構派手なアクションシーンが多く、映像を堪能できます。物語冒頭の奪われたハードディスクを追跡するボンドのバイクチェイスシーンは、まさかの建物の屋根を使った追跡劇を繰り広げ、その派手さに魅了されます。また、イギリス国内でのミスター・シルヴァー追跡劇での、地下鉄脱線シーンも、意表をつく展開で、度肝を抜かれます。クライマックスのスカイフォールでのボンド&Mとミスター・シルヴァーの戦いも、かなり迫力のあるアクションシーンだと思います。

 映像は4K/DOLBY VISIONで収録されています。映画はマスターフォーマットが4Kで記録されており、ネイティヴ4Kでの収録になっています。映像の解像度は4Kということもあり、文句のつけようのない美しい映像を提供しています。また、DOLBY VISIONでの色管理は、ロンドンの陰鬱な空とか、地下鉄の暗がり感、室内の光の加減等でしっかりと描写をしていて、コントラストの魅力が発揮されています。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chサラウンドですが、結構インパクトあるサラウンド効果を出しています。頭上方向の音の広がり感はないのですが、前後左右に広がる音の移動感は効果的で、映像に没入する感覚が味わえます。

がちゃんの部屋 TOP へ戻る」 「Apple TVで観た映画のレビュー INDEX に戻る