PREDATOR 2/プレデター2/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

PREDATOR 2

PREDATOR 2 DVDジャケット 邦題 プレデター2
レーベル 20th CENTURY FOX HOME ENTERTAINMENT
制作年度 1990年
上演時間 108分
監督 スティーヴン・ホプキンス
出演 ダニー・グローヴァー、ゲイリー・ビューシイ、ルーベン・ブラデス
画面 1.85:1/アナモルフィック
音声 DOLBY DIGITAL 5.1ch 英語
DOLBY DIGITAL 2.0ch スペイン語、フランス語
字幕 英語、スペイン語

あらすじ

 1997年のロサンゼルスは、コロンビアとジャマイカの麻薬組織が抗争を繰り広げられていた。ロサンゼルス警察のマイクは組織壊滅に意欲を燃やすが、DEAのキースに職を奪われ、独自に捜査を続けることになる。その中、異変が起こる。プレデターがロサンゼルスに出現し、麻薬組織、警察問わずにハントを開始したのである。次第に核心に迫っていくマイクは、姿を現したプレデターに恐れおののきも、真正面から対決をし、プレデターの抹殺を図ろうとする。

レビュー

 1987年の大ヒット作「プレデター」を受けて制作されたのがこの続編である「プレデター2」です。しかし、前作ほどの評価は得られず、観ていてもちょっとB級臭い感じのする作品になってしまっています。興行収入的にも全世界では制作費を回収していますが、北米だけでは回収できずという結果に終わっています。

 前作との大きな違いはプレデターの設定をより細かくしたところと、舞台をジャングルからロサンゼルスという都会に変えたところ、主人公が人気スターからそうでない人に変えたというところでしょうか。

 プレデターの設定を細かくしたというのは、物語冒頭からプレデターの主観映像を多めに入れてより地球人をハントするという話にしているところと、特殊部隊が1作目の話から10年経ってプレデターの性質をより細かく調査しているという点にあるかと思います。また、マイクがプレデターを追っかけるところがプレデターの弱点みたいなものを表しているように感じます。

 舞台はジャングルからロサンゼルスに変わっていますが、設定で暑い気候になっているというところでジャングルと変わりないような感じになっています。都会で暴れるプレデターが恐怖感を薄くしているような気がしますが、犯罪者や警官などが次々と殺されてしまい、狩りの収穫物として飾られるところは不気味さを表していると思います。

 今回の主役は「リーサル・ウェポン」シリーズでお馴染みのダニー・グローヴァーですが、さすがに1作目のシュワルツェネッガーと比べると知名度に劣る点はしょうがないかなと思います。彼が一人でプレデターに対峙するのはちょっと無理があるような気がします。しかもプレデターに勝ってしまい、ラスト多数出てくるプレデターに認められるというのは1作目のシュワルツェネッガーの立場がない感じがします。

 物語的にB級映画臭いと書きましたが、最初の麻薬ディーラーとの銃撃戦は結構派手で観ていて「これはいけるか」と思わせるものがあったのですが、その後の展開がやっぱり無理があるような気がします。プレデター自身が主役ということで姿を表しすぎのところがあり、それが暴れるところはなんか姿を表さないで人間狩りを行う狩猟宇宙人であるところのプレデターの良さを奪っている感じがします。

 それでも派手なシーンは多く、それなりに面白いのですが、やっぱり観ていてこれの出来はこの点数かなと思った通りの点数にimdbでもなっていて、ストーリーに無理がある気がします。

 画質は比較的良好ですが、暗いシーンが多く、意外と見づらいシーンが多いと思います。昼間のシーンは少し赤みがかかっていてフィルムの感じをよく出していますが、プレデター自身が夜や地下など暗い所での活動をしている場面が多く(多分特殊効果の関係でしょうが)、何が起こっているのか分かりづらい気がします。音響はDOLBY DIGITAL 5.1chでの再生ですが、かなりサラウンド感のある音響をしています。しかし、レンジ的には狭い感じも受けます。効果音としての音の作りがちょっと雑かなと思わせるところもあって、B級臭い感じを作り出してしまっています。

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