江の島の夕暮れに響くピアノの旋律|渡辺シュンスケ -Enoshima Sunset Live-|BLUE Enoshima
2026年10月11日@BLUE Enoshima

はじめに
渡辺シュンスケのソロライブがBLUE Enoshimaで開催されるという情報を聞きつけたのは、7月18日のことだった。開催日は10月11日だという。10月10日にはBLUE Enoshimaで土岐麻子のライブも開催されるという情報を得ていたが、10月10日は家の事情があり、ライブに行けないので、土岐麻子のライブは断念していた。その翌日の10月11日だったらライブに行けるなと思い、イープラスの先行予約でチケットを確保した。
渡辺シュンスケのライブは、1月に開催された「新春シュンチャンショー」以来になる。9月に福岡の中洲で開催された「中洲ジャズ」に出演していて、YouTubeで生中継されていたのは知っているが、生で見るのは約10ヶ月ぶりである。
2月に土岐麻子のライブを見にBLUE Enoshimaに行った時、「ここに来ることはないだろうな」と思っていたのだが、予想外にも8ヶ月ぶりの訪問と相成った。
江ノ電はオーバーツーリズム
10月11日は13:30に家を出た。3連休の中日であり、混雑が予想されたので、京浜急行で逗子・葉山駅まで移動し、歩いてJR東日本の逗子駅に向かい、そこから鎌倉駅まで移動して、江ノ電で江ノ島まで行くことにしていた。
江ノ電の鎌倉駅に向かうと、ものすごい混雑だった。駅のアナウンスでは「列車に乗車できるまで15~30分かかります」と繰り返し案内していた。そんなに待たないと乗車できないの? と困惑しながら人混みをかき分けて乗車列の最後尾に着き、列車が来るのを待った。
混雑のため、江ノ電のダイヤは乱れていた。予定時刻を5分過ぎてからようやく列車が到着し、大勢の人混みの中、なんとか列車に乗車することができた。混雑度合いは通勤ラッシュ時と同じだった。
鎌倉駅を出てからも各駅で乗降客が多いので、混雑度合いはあまり変わらなかったし、駅の混雑のため、ダイヤの乱れはひどくなるばかりだった。それでもなんとか江ノ島駅までたどり着いた。乗客の大半は江ノ島駅で下車したようである。
BLUE Enoshimaのある江の島ビュータワーまで歩くのも、人混みの中で難儀したが、それでも開場前にはたどり着いた。チケットの整理番号は割と前半だったので、早めに入場できた。
BLUE Enoshimaは100人も入れば満席になるような会場である。座席も常設席ではなく、ライブの都度出し入れできる仕様になっている。最前列に座りたかったが、僕より前の整理番号の人が確保してしまっていたので、渡辺シュンスケの顔がよく見える2列目の席を確保し、入場時に支払ったドリンク代でビールを1杯もらった。
BLUE Enoshimaは江の島ビュータワーの7階にあるので、相模湾や江の島を高い位置から眺められ、景色は最高である。
セットリスト・曲名を見る
本編
- Petal
- 三寒四温
- コーヒー
- 背番号
- 東京に雨が降っている(佐野元春カバー)
- 夢の中の二人
- Baku-Note
- Swallow Song
- 暗夜行路
- Moon Lily
- Blue Period
- Cocoon
- 空飛び猫
- New Days
- ミラーボール
Petal
渡辺シュンスケがのそっと登場して、ピアノとDTMでSchroeder-Headzの「Petal」を演奏した。演奏者は渡辺シュンスケだけである。
「BLUE Enoshima、初めての会場ですけれど、素敵な景色で嬉しいです。若干高所恐怖症ですけれど。」なんてMCを話していた。
三寒四温
次の曲は新曲の「三寒四温」である。過去のライブでも何回か演奏している。
「”三寒四温”は次のアルバムに入れようと思っています。タイトルはフランス語っぽいタイトルをと考えて”三寒四温”にしました。」と話していた。
コーヒー
3曲目はソロアルバム「MUSIC」から「コーヒー」を歌った。
背番号
4曲目も「MUSIC」から「背番号」を歌った。
「”コーヒー”も”背番号”も結構昔に作った楽曲です。”背番号”は当時大リーグで活躍していた松井秀喜をイメージして作りました。松井秀喜と同じ歳なんですよ。」という話をしていた。
そして、「本当、晴れましたね。富士山も見えますよ。」と感動している様子だった。
「9月はずっと雨だったじゃないですか。それで、雨の曲を演奏しようかなと思っていました。今、佐野元春 & THE COYOTE BANDのツアーが始まっているので、佐野さんの雨の歌をカバーしようと思います。でも、佐野さんって晴れ男なんですよね。僕は雨男なんですけれど。」という話をしてから、佐野元春のカバーを歌った。
東京に雨が降っている
佐野元春の雨の歌のカバーと言っていたので、「レインガール」かなと思っていたら、「東京に雨が降っている」をカバーしていた。この楽曲は佐野元春のライブでもあまり聴いた記憶がない。渡辺シュンスケがカバーするとジャズっぽい。アウトロでは口笛を吹いて演奏に花を添えた。
夢の中の二人
アルバム「MUSIC」から「夢の中の二人」を歌った。この曲はコロナ禍の時にできたそうである。コロナ禍ではライブなども軒並みなくなってしまったとのこと。「遠距離恋愛しているカップルはかわいそうだなと思いました。次の曲も夢の歌で”Baku-Note”と言いますが、最近夢は見なくなりましたね。子供の頃は見ていたのですが。夢を見る時はライブの夢が多いですね。ライブで失敗して慌てる夢。」という話から、渡辺シュンスケが自分の見た夢の事例を話して爆笑を誘っていた。
Baku-Note
MCの通りに「Baku-Note」を歌った。歌った後はMCで、「江の島は3回ぐらい行ったかな。エスカーとか。鍾乳洞とか。今日はこれからは無理かな。」と話した。
Swallow Song
「”Swallow Song”のMV見た人いますか。あれ撮るときに自転車にスマートフォンをセットして、イヤホンつけてメロディを聴きながら歌ったのを撮影したら、スタッフから”コンプライアンス違反です”と言われて、イヤホンを外して撮り直しました。」という話をしてから、Schroeder-Headzの8年ぶりのニューアルバムの話を始めた。コンセプトは「未明」なのだという。夜中から未明にかけて作った曲を集めたアルバムで、暗い雰囲気だという。
暗夜行路
ここからはSchroeder-Headzの新曲が続く。最初は「暗夜行路」だった。
Moon Lily
続けて新曲の「Moon Lily」を演奏した。
Blue Period
続けて新曲の「Blue Period」を演奏した。この楽曲は以前にもライブで披露している。「”Blue Period”はピカソの”青の時代”をイメージして作りました。」というMCを入れた。
Cocoon
新曲の「Cocoon」を演奏した。この楽曲も以前にライブで披露している。演奏後、MCで「富士山、登ってみたいのですけれど、登ったことなくて。この夕暮れ、このアルバムのコンセプトとも通じるのですけれど、光と影のグラデーションがあります。」と話した。
空飛び猫
再び渡辺シュンスケのボーカルソングに戻り、大貫妙子に提供した「空飛び猫」をセルフカバーした。
New Days
DTMでドラムの音を鳴らして、「New Days」を演奏した。最近はこの楽曲を演奏することが多い。MCで「気持ちよかったです。次のアルバム、”未明”がテーマなので深夜3時から5時ぐらいのライブを行うのはどうでしょう? 夏フェスは暑いですからね。」と笑いを誘う話をしていた。
ミラーボール
ライブ本編最後の曲は「ミラーボール」だった。最後に渡辺シュンスケはマイクを持ってピアノから離れ、観客に対して掛け声を掛け、観客もそれに呼応する掛け声を発するという珍しいシーンに遭遇した。
アンコール
- Blue Bird
Blue Bird
「アンコールでやっていないのは”Blue Bird”ぐらいです。来年3月のアルバム、楽しみに待っていてください。高いところ怖いという話をしましたが、この前松山に行きまして、デジカメで高島屋の屋上のスケルトンの観覧車に乗って撮ったら怖かったです。」
そして、アンコールは予告した通りに「Blue Bird」を演奏した。「Blue Bird」の演奏が終わった後、ライブは終了した。
ライブ終演後
ライブ終演後は、渡辺シュンスケが弾いたピアノを写真に撮る観客で溢れていた。
スタッフも気を使ったのか、セットリストが書かれた紙をピアノの上に見えるように置いてくれたので、観客はセットリストを確認することができ、写真に撮ることもできた。
まさか、2月の土岐麻子のライブから8ヶ月でBLUE Enoshimaに再び来て、渡辺シュンスケのライブを見ることになるとは思いもしなかったが、快晴に恵まれ、夕暮れの美しさをバックに良い演奏を聴くことができた。
来年3月にリリースが予定されているSchroeder-Headzの8年ぶりのニューアルバムも期待大である。

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