TOY STORY THAT TIME FORGOT(Blu-ray)/トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド/輸入盤DVDで観た映画のレビュー

TOY STORY THAT TIME FORGOT(Blu-ray)

TOY STORY THAT TIME FORGOT Blu-rayジャケット 邦題 トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド
レーベル BUENA VISTA HOME ENTERTAINMENT
制作年度 2014年
上演時間 22分
監督 スティーヴ・パーセル
出演 トム・ハンクス、ティム・アレン、クリステン・シャール
画面 1.78:1/アナモルフィック
音声 dts-HD MA 7.1ch 英語 / dts-HD MA 5.1ch 英語 / DOLBY DIGITAL 5.1ch フランス語、スペイン語
字幕 英語、フランス語、スペイン語

あらすじ

 クリスマスが近づいている中、ボニーのおもちゃの一つであるトリケラトプスのトリキシィは、トナカイ扱いされていたが恐竜のおもちゃとして遊ばれていた。ボニーは母と一緒にメイソンの家を訪問することになり、ウッディやバズ・ライトイヤーらとともにトリキシィもメイソンの家に行く。しかし、メイソンはテレビゲームに熱中していて、数々のおもちゃは放置されていた。ボニーもテレビゲームに加わったため、ウッディたちはメイソンの遊ばれていないおもちゃの世界を探索する。その中には戦闘種族である恐竜たちもいた。彼らは一度もメイソンに遊ばれていないため、独自に戦闘種族としてコミュニティを形成していた。トリキシィは、恐竜の仲間として認められるが、恐竜ではないウッディたちは、抹殺の対象になってしまい、トリキシィはそれを助けるために、一匹で奮闘する。

レビュー

 2014年にテレビアニメとして製作、放映された「トイ・ストーリー」シリーズの最新作が、この「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」です。「トイ・ストーリー」自体は2019年に劇場新作の「トイ・ストーリー4」まで公開されていますが、今作はその1本手前の話になります。

 今回のエピソードは、他のシリーズでは主役であるウッディとバズは脇役に回り、新キャラである恐竜、トリケラトプスのトリキシィが物語の中心になります。ただ、それでも物語の主軸はブレていなくて、「おもちゃは子供に遊ばれることが幸せである」というテーマは、この作品でも維持されています。それを象徴するのがメイソンのプレゼントされたものの、放置されていて独自の世界を作り上げてしまった恐竜の王国で、戦闘種族である恐竜のほかは、存在を認めないという設定になっているのが、トリキシィとかとの対比になっています。

 本来脇役に過ぎないはずのトリキシィが、主役に転じ、恐竜王国に対して子供が遊ぶようになるべく奮闘する、という展開は、子供向けではありますが、それなりにハラハラさせられるストーリーにはなっています。そして、そのラストは「トイ・ストーリー」らしいものになっているかと思います。その分ウッディ達の存在は小さく、ちょっと物足りないところもあるかと思います。テレビ番組として製作されているので、意外とあっさりしているというのが、その感想です。

 映像はテレビ番組を意識しているので、1.78:1のフルスクリーンで収録されています。フルCGですので、色彩や解像度は申し分なく提供されています。CGの使い方もリアリティを増していて、以前の作品からより立体的に感じるところがあります。音響はdts-HD MA 5.1chで聴取しましたが、音が空間に広がる感覚は出来がいい分類に入るかと思います。音質も良く、聞いていて楽しさがあると言えます。

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